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『水族館プロデューサー・中村元 presents 中村元の超水族館ナイト2017春 〜日本の世界観を誇れ!〜(vol.26)』 ライブレポート(17.02/05開催)/ カルカルで「ビハインド・ザ・コーヴ」上映会決定!

2017年03月14日

カルカル屈指の超人気イベント 『中村元の超水族館ナイト』 が渋谷で初開催されました。いや、実は昨年12月にカルカルの渋谷移転を記念して 【増館号】 と題した特別バージョンの超水族館ナイトが行われていたのですが、中村さん曰く 「あれはあくまで臨時のお祝いや! 」 とのことで、今回が正に渋谷での ”本編(年3回の定期開催)” の始まりです。

中村さんは 「超水族館ナイトを50回はやりたい! 」 と宣言していますが、お台場では8年間で25回開催され、奇しくもちょうど折り返し地点。水族館の生き物や水族館の在り方を切り口に、楽しくて 深くて 人生を豊かにするヒントが満載で、この地球さえも救ってしまうかもしれない(!?)と話題沸騰の中村さんのぶっちゃけトークが、これからまた渋谷で回を重ねていくことになります。

 

超水族館ナイト ”本編” もいよいよ渋谷上陸!
超水族館ナイト(本編)がいよいよ渋谷に!

 

さて、その記念すべき渋谷一発目の ”中村元砲” !

テーマは ”日本の世界観を誇れ!”

「日本の水族館は自然科学の情報を展示するだけではなく、日本人の世界観や価値観を発信する展示を行うべきだ」 と力説する中村さん。過去の超水族館ナイトにおいても日本の世界観の話は何度も出てきました。それを敢えて今回のトークテーマとして掲げたのには特別な理由がありました。そう! 第二部のゲストが、あの映画 『ビハインド・ザ・コーヴ』 の監督・八木景子さんなんです!

日本の捕鯨とイルカ漁に激しく抗議した映画 『ザ・コーヴ』 をご存知でしょうか? 2010年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品ですが、その内容はジャーナリズムとはかけ離れた、あまりにも一方的な視点・思想のみで作られたプロパガンダ映画でした。八木監督はそんな独善的な映画に一人立ち上がり、それに反証する映画を自費制作した方です。ただ感情的に言い返すのではなく、科学的な根拠や日本人の文化・精神性・世界観を以って客観的に論を展開しています。元々アメリカ大好き人間だったという八木監督が映画制作の過程で気づかされたという日本の誇れる世界観とは…!?

水族館から、捕鯨問題から、今一度見つめ直す日本の世界観。さて、どんなトークが飛び出したのか? 通算26回目の 『超水族館ナイト』 をレポートします。

※本レポート記事の最後に、カルカルで行われる 『ビハインド・ザ・コーヴ』 の上映会&トークショーの告知があります。『ビハインド・ザ・コーヴ』をまだ見ていない方、もう一度見たい方、八木監督、中村さんのトークを聞きたい方…、ぜひ上映会へ!

 

恒例の乾杯でイベントスタート
恒例の乾杯でイベントスタート

 

中村さん(挨拶)
「超水族館ナイトはおかげさまでお台場で25回続きました。これから渋谷で、とりあえず25回! 皆様とお会いできること祈念申し上げまして…カンパイ! !」

 

カンパーイ!
乾杯!

 

渋谷でも相変わらずの超満員です。

 


 

出演者紹介

■ 中村元
(水族館プロデューサー)

鳥羽水族館入社後、アシカトレーナー、企画室長を経て新しい鳥羽水族館をプロデュース。副館長を務める。2002年に日本で唯一人の水族館プロデューサーとして独立し、新江ノ島水族館、サンシャイン水族館、おんねゆ北の大地の水族館(山の水族館)の展示プロデュースを手掛け、いずれも大成功に導いた。現在も全国各地で中村元プロジェクトが着々と進行中。日本バリアフリー観光推進機構の理事長をも務め。まちづくり・地域づくりのアドバイザーとして全国を飛び回っている。

 

中村元さん
中村元さん

 

■ テリー植田
 (東京カルチャーカルチャープロデューサー)

2008年に 『水族館ナイト』 を提案・企画し、中村さんとともに 『超水族館ナイト』 として進化させ続けてきた。奈良県桜井市出身で実家は三輪そうめんの製麺所。夏になると そうめん研究家・ソーメン二郎 としても大活躍。奈良県桜井市といえば、三輪山をご神体とする大神神社が有名ですが、今回のトークにもその辺りの話がチラリと出てきます。

 

テリー植田プロデューサー(以下 テリーP)
テリー植田P

 

※八木景子監督の紹介は後ほど。

 


 

第一部 より…

前半は中村さんのテーマトーク。中村さんがいきなり語り始めたのは 「3匹の子ブタ追放運動」!?  思いがけない展開にカルカル騒然!

1-1.中村さんが大嫌いな童話があるらしい

中村さん
「俺さ、すっげぇ嫌いな物語があるって話したことあるよね? 」

客席
「??? 」

中村さん
「あれ? 客席この話、一度もしたことなかったっけ? 」

中村さん
「俺は 『3匹の子ブタ』 という話が大っっ嫌いなんです! だから3匹の子ブタ追放運動をやってます! 」

テリーP
「また、いらんところに敵を作りますよ…(苦笑)」

客席 : (笑)

テリーP
「でも、なんでそんなに嫌いなんですか? 」

『3匹の子ブタ』 と言えば誰もが知っている童話です(世代によって子ブタが食べられたり、オオカミが食べられたりといったシーンがソフトな内容へと差替えらるなど多少の違いはあるようですが…)。

簡単におさらいすると…

中村さん
「母ちゃんブタが男の子ブタ3兄弟に 『もう大きくなったんだから独立しなさい』 と言いました。独立というのはブタの世界では自分のお家を作って住むことらしいんです。一番上のお兄ちゃんはとても怠け者だったのでワラでお家を作りました。真ん中のお兄ちゃんは少し怠け者だったので木でお家を作りました。一番下の子は頑張り屋さんだったのでレンガでお家を作りました。レンガは重いので大変です。作るのに1週間ぐらいがかかりました。お兄ちゃんブタたちはその様子を 『いつまでもなにしとんねん』 と馬鹿にしていたんです。」

中村さん
「さて、それぞれの家が完成して住み始めると、案の定、オオカミがやってきます。ワラの家も、木の家もオオカミの鼻息で吹き飛ばされてしまいました。しかし、さすがのオオカミもレンガの家にはなかなか入れません…(以下略)」

中村さん
「この話、おかしいと思いませんか? 」

テリーP
「えっと…、どこの辺りがですか? 」

中村さん
「お兄ちゃん二人は怠け者なんです。その理由がワラや木で家を作ったからなんです。でも、そうだとすると、俺たち日本人は全員が怠け者ということになってしいます。それっておかしいやん! 」

言われてみれば、確かに…。