ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

祝・初開催! 『はなまるうどん祭り2017 〜今年の夏はうどん県のそうめん!〜 』ライブレポート(17.06/19開催)

2017年07月07日

【トークショー】

 

三橋厚志さん(商品開発担当)
三橋さん

 

三橋厚志さんは、はなまるうどんで商品開発を担当。「はなまる健康宣言」を掲げ、美味しさだけでなく、美容と健康にも配慮したメニューの開発にも力を注いでいます。あの大ヒット商品 「食べる美容8品目入りサラダ麺」 も三橋さんが企画したものだそうです。

 

そうめん研究家・ソーメン二郎さん
ソーメン二郎さん

 

ソーメン二郎さんの ”なかのひと” は東京カルチャーカルチャーのテリー植田・プロデューサー。実家は三輪そうめんの製麺所ということもあり、そうめんに精通。全国各地のそうめんを研究し、そうめんの新しい食べ方を提案するなど、今、熱い盛り上がりをみせる ”そうめんブーム” を牽引しています。そうめんを特集したメディア記事やテレビ・ラジオ番組にも出演登場多数。誰でも手軽にそうめんのアレンジを楽しめるレシピ本をこの6月に出版。(絶賛発売中!)

 

ソーメン二郎監修
『簡単! 極旨! そうめんレシピ (扶桑社ムック) 』
ソーメン二郎監修のそうめんレシピ本

 

1.「うどう県のそうめん」開発秘話

そもそも、今回、はなまるうどんが「うどん県のそうめん」を発売するに至ったのには、どのような経緯があったのでしょうか?

三橋さん
「はなまるでは、美容と健康にも良いメニューを開発していて、特に糖質というキーワードから様々な検討を行っています。そんな中で 『そうめん』 にはヘルシーなイメージがあったので、色々と調査をしていました。まぁ、結果的には、そうめんの糖質は決して低くはなかったんですけど…(苦笑)」

ソーメン二郎さん
「まぁ、原材料が小麦粉と食塩で、植物油も使ってますからね…。でも、その辺りは気持ち次第で!(笑)」

三橋さん
「そうなんです! その調査の過程で、そうめんの美味しさに僕は気づいてしまったんです! また、社長からも、そうめんの市場規模などについてのリサーチを指示されまして、結構苦労しましたが ”そうめんはイケるぞ!” と判断しました。」

冒頭に述べたように香川県は讃岐うどんだけでなく「そうめん」 も名産品で、はなまるがそうめんを提供する意義も十分ありました。…となれば、あとは 「どのように提供したらお客さんに美味く食べもらえるか?」 です。 三橋さんが試行錯誤の末に辿り着いたのはシンプルで昔ながらのそうめん。大盛り用のどんぶりにそうめんが冷水とともに入っていて、鮮やかな三色のトッピング「蒸し鶏ほぐしの練り梅添え」「錦糸卵」「オクラの鯛味噌ゴマ和え」 を添えます。それを、こだわりの ”めんつゆ”で食べておう…と。

三橋さん
「食べて美味しいのはもちろんですが、見た目も美味しく魅せたかった。どのように盛りつけたらそうめんが美味しく見えるか一生懸命考えました。トッピングも60種類ぐらいの候補の中から彩りも考慮しつつ、そうめんに合うものを選びました。」

 

うどん県のそうめん、開発秘話を語る…
うどん県のそうめんの開発秘話とは

 

2.『そうめんあれやこれ』

ここからは そうめん研究家・ソーメン二郎さんによる「そうめん基礎講座」ともいえる そうめんトーク! そうめんのことを知ると、そうめんをより楽しめるようになります。

2.1 そうめんの歴史

そうめんには1200年もの歴史があるそうです。

ソーメン二郎さん
「中国は唐の時代。鑑真が遣唐使船で中国から運んできた策餅(さくべい)と呼ばれる小麦粉と米の粉を練って縄のように細長くねじったお菓子がそうめんの原型と言われています。」

その後、石臼や小麦を挽く技術が伝わって、「さくべい」は「さくめん」に、「さくめん」は「そうめん」へと変化していきました。万葉の時代からそうめんは宮廷や幕府に献上されており、昔は庶民にはなかなか手の届かない高級料理だったそうです。江戸時代に醤油の文化が生まれたことで現在のつけ麺のスタイルが広がり、そうめんも一般に広く普及し、今日に至ります。

2.2 なぜ夏にそうめんを食べるの?

ソーメン二郎さん
「先ほどお話した唐代の中国において、帝のお子さんが7月7日に幼くして亡くなったんですね。そして、その直後から中国では疫病が蔓延し、国が乱れました。その時にその子供が好きだった索餅をお供えしたところ、ピタリと熱病が治まったとの言い伝えがあります。」

そして、日本に索餅が伝わった時に、その言い伝えも一緒に伝わって、平安時代は宇多天皇の時に、七夕にそうめんを食べて無病息災を願う風習が始まったそうです。暑い夏には冷たいさっぱりしたそうめんがピッタリ! 実はそれだけではなく、深い歴史的な背景もあったのです。

2.3 三大そうめんとは?

日本各地には色々なそうめんがありますが、三輪そうめん揖保乃糸小豆島そうめん の3つを日本三大そうめんと呼ぶそうです。この他にも有名なものとしては、半田そうめん(徳島)、五色そうめん(愛媛)、島原そうめん(長崎)、神埼そうめん(佐賀)…等々、その地域ごとに特色の異なるそうめんが作られています。

ところで、有名なそうめんの産地は西日本に多いことに気づきます。

ソーメン二郎さん
「江戸時代にお伊勢参りが盛んになり、(三輪そうめん発祥の地である)奈良県桜井市は西日本から来た人達が立ち寄る宿場町として栄えたんですね。そこで、皆、三輪そうめんを食べて、その美味しさを伝えたんですね! あのおいしい麺を食べたか? あれは『そうめん』というものらしいぞ?…と。」

これが350年ほど前に起こった ”歴史上ただ一回だけのそうめんブーム” なのだとか。ソーメン二郎さんは「そうめんブームを現代に起こしたい!」「そうめんの美味しさに気づいてほしい!」 と、現日々活動を展開しているワケですが、その中で特に力を入れているのが 、レシピ本の出版に代表される 新しいそうめんの食べ方アレンジの提案だそうです。

2.4 アレンジで広がるそうめんの世界

そうめんは麺自体が非常にさっぱりしているので、実は様々なアレンジが可能。先ほど紹介したソーメン二郎さんのレシピ本にはそんなアイデアがギッシリ詰まっています。「いきなりレシピ本を買うのはちょっと…」と思われる方には、とても簡単にそうめん本来味わいを体験できるオススメの食べ方があるそうなので 「まず、それを試してほしい」 とのこと。それが ”オリーブオイル × 塩”

ソーメン二郎さん
「そうめんにオリーブオイルをたっぷりかけて、そこに天然塩をパラパラとふって食べてみてください。それだけで驚くほど小麦本来の味わいを実感できます!」

それと、もう一つ。きざみパクチーのちょい足しもオススメだそうです。私もこの機会に試してみました。これは間違いない! 本当に美味しい!

今回の ”はなまるうどん祭り” では、たくさんのトッピングや薬味が並びました。それらを自由に使って、自分なりのアレンジや工夫を施した ”マイそうめん” を作って食べるのも そうめんの楽しみ方の一つです。