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駿河湾産桜えびと最高級・用宗港水揚げしらすを地元メニューで堪能。地酒と野菜もたっぷりあるだよ。 『しずぉ〜かの桜えび&しらす祭り〜静岡の幸を味わい尽くせ! 』ライブレポート(17.11/13開催)

2018年01月09日

4.静岡の缶詰事情

トークショーのトリを務めるは 缶詰博士・黒川勇人さん「しずぉ~かの缶詰事情」と題して、静岡がなぜ缶詰王国と呼ばれるようになったのか、また数多ある静岡県内の缶詰メーカーの中から非常に特色のある缶詰作りを行っている会社としてホテイフーズを紹介してくれました。

 

缶詰博士・黒川勇人さんによる缶詰トーク
缶詰トーク

 

缶詰のことは缶詰博士に聞け
缶詰博士による缶詰トーク

 

マグロの水揚げで有名な清水港、焼津港がある静岡県はツナ缶に始まった”超” 缶詰王国。1928年に静岡県水産試験場の村上芳雄技師が日本で初めてマグロ油漬缶詰の試作を行い、以後、そこで培われた製造技術を基礎に県内に多数のツナ缶メーカーが現れました。

 

高瀬さんの名刺にデザインされているのは
1928年に試作された
国産ツナ缶第1号のラベル
高瀬さんの名刺を見ると…

 

黒川さん
「実に日本のツナ缶の99%が静岡県で作られています。最も有名なのがはごろもフーズ!そう、シーチキンでございます!」

 

ツナ缶の横綱・はごろもシーチキン
ツナ缶の99%は静岡産

 

黒川さん
「いやいや、ツナ缶ははごろもフーズだけじゃないぞ! 静岡県に本社のあるツナ缶メーカーの ”ほんの一部” をお見せいたします!」

 

静岡発ツナ缶いろいろ(ほんの一部だそうです)
静岡のツナ缶いろいろ

 

各メーカーがそれぞれに ”こだわりのツナ缶” を製造していますが、そのこだわりは中身だけでなくパッケージにも及びます。

黒川さん
「例えば、伊藤食品のツナ缶。 製缶会社に『ガンダムの百式のゴールドにしたい!』とリクエストして出来上がったと聞いてます。」

 

まさに ”百式”  なツナ缶
伊藤食品のゴールド缶

 

■ ツナ缶のおいしい食べ方

缶詰博士・黒川さんが 「何度食べても飽きず、歓談で美味しい」というツナ缶の食べ方を紹介してくれました。

黒川さん
「お米2合に対して、ちょっと大きめのツナ缶を用意して油ごと入れます。そこにお醤油を100mlぐらい加えて炊くと、ツナの旨味と醤油の味がお米にしみて、とてもおいしいツナの炊き込みの出来上がり! 実は今日のお昼にも食べてきました! 飽きないです!」

 

簡単&おいしいツナの炊き込みご飯
ツナ缶のおいしい食べ方

 

■ 日本に缶詰文化を広めたのも静岡

ツナ缶の製造が始まった当初は、ほぼ輸出向けのみで、国内では殆ど販売されていませんでした。

黒川さん
「主にアメリカに輸出されたのですが、日本のツナ缶はクオリティが高く、当時は円も安かったので、非常によく売れたんですね。」

しかし、昭和40年代に入ると為替の変動相場制など社会情勢の変化もあり、輸出に陰りが見え始めます。

黒川さん
「危機感を覚えた各ツナ缶メーカーは、日本国内にもツナ缶を売っていかなければならないと考え始めました。しかし、当時の日本にはまだ缶詰の文化があまりなかったんです。そこで、ツナ缶以外にも色々なものを缶詰にして、日本に缶詰文化を広め、定着させようとしました。」

■ ホテイのやきとり

黒川さん
「中でも独自の路線を歩んだのが ホテイフーズ!」

ホテイフーズといえば…

 

「やきとり」ですね!
ホテイフーズといえば

 

ホテイフーズは「やきとり」 を缶詰にして売り出すことを思いつき、 本当に炭火で焼いた ホテイのやきとり”  を誕生させました。

 

ホテイの「やきとり」は本当に炭火で焼いている
本当に炭火で焼いている

 

黒川さん
「最初は排煙設備もない中、七輪を並べて社員総出で焼いていたのですが、あまりにも大量の黒煙がモクモクと出たため、消防署に相当怒られたと聞いています。それを受けて、地元の機械メーカーや鉄鋼メーカーと共同で排煙設備のしっかりしたコンベア式の焙焼炉を開発したそうです。」

機械化されたから 「あとはお任せ!」「自動で大量生産」 というわけではなく、この焙焼炉には、火の具合や焼き加減を厳しく管理する炭火焼き職人が付きっきりになって、炭火焼きならではの香ばしさや、豊かな風味にこだわった ”やきとり” が作られているとのことでした。

黒川さん
「焼くときは1つ1つきちんと皮を下にします。それはジューシーな肉汁(旨味)を逃さずに閉じ込めるため。それでも溢れ滴り落ちた肉汁は炭火に触れ、立ち昇った煙は燻蒸香となってお肉にまとわりつく。 どうだい君たち? 僕がハマっている食べ方を教えてあげよう!」

■ 「ホテイやきとり」を使った鳥スープ

…というわけで、最後に缶詰博士おススメの「ホテイのやきとり」の味わい方を紹介。

黒川さん
「 『ホテイやきとり』 の塩味を丸ごと湯煎します。缶をパカッと開けると中のゼラチンが全部溶けているので、それをそばちょこに移し(お肉は置いておく)、熱湯で割る。ネギとゴマを浮かべればおいしい 鳥スープ の出来来上がり!」

 

早速試してみたくなる
ホテイやきとりで作る激ウマ鳥スープ

缶詰博士のオススメは?

 

静岡の水産業とは切っても切り離せないのが静岡の缶詰業界。ここに全ては書ききれませんが、興味深い話が盛り沢山で楽しい缶詰トークでした。

 


 

【 まとめ 】

 

カルカル初開催の静岡イベント『しずぉ〜かの桜えび&しらす祭り』は大盛況のうちに幕を閉じました。

駿河湾の朝獲れしらす・桜えびをお腹いっぱいに食べられるという至極の贅沢。主催者がその手で運んで来てくれたからこそ味わえるものでした。この日、来場された方お客さんは ”勝ち組” と言って良いでしょう。また、静岡には歴史のある酒蔵が沢山あること、バラエティーに富んだお酒が多数作られていることを知ることができ、今後、静岡に旅行に行く際の楽しみも増えました。観光開発の進む用宗にも近々行ってみたいと思います。

そうそう、入場時に配布されたアンケートに答えた人には、なんと豪華なお土産もありました。 最後にそれも紹介しておきます。

 

ライター・GAMA

 

桜えび粉(桜えびの髭を粉にしたもの)
桜えびの髭の粉

 

 

センハダカの佃煮
センハダカの佃煮

 

釜揚げしらすもドッサリ
釜揚げしらす

 

トークショーで客席をどよめかせた 「ホテイフーズのやきとり」缶詰(2種類)もお土産に配布されました。

・ホテイやきとり(柚子こしょう味)
「ホテイのやきとり・塩味」 をベースに九州特産の「柚子こしょう」で爽やか、かつスパイシーに仕上げたもの。

・やきとりたまご
国産鶏肉を炭火で香ばしく焼いたやきとりと、まるごと1個の鶏の卵が入った、1缶で 2度美味しい親子缶詰。

 

ホテイフーズ提供のお土産
ホテイフーズの焼き鳥缶詰