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早くも第2弾!【大人の好奇心イベント】ミュージアムめぐりナイト2~博物館めぐりの魅力を語る夕べ~レポート(by クロスケ)

2009年03月24日

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左から、テリー植田さん、盛田さん、津村さん、熊野さん

大好評だった第1回に引き続き『ミュージアムめぐりナイト』第2弾が、3月21日に開催されました。出演者も前回同様、博物月報主宰の盛田さん、建築家である津村さん、博物月報レポーターの熊野さんによる博物館に見せられた大人達による博物館の魅力を語る夕べ!

前半の盛田さんは「博物館の作り手側の意図」にテーマを置いたトークで、作る側の「あこがれ」を紐解いていくことで、博物館を訪れたときの【なぜだろう?なぜなんだ?】と言う疑問が解決できて、より楽しい博物館訪問になると言うことでした。

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博物館の意図を熱く語る盛田さん

博物館のトークですが、始めはわかりやすい例として、水族館を題材に「アプローチと展示」に秘められた、意図を解読し博物館の形その物が語る「モチベーション」を紹介していきます。

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大画面に映し出された大水槽、ここまでのアプローチに『作り手側の秘密』が隠されている!

変り種博物館の筆頭「目黒寄生虫館」も、当初から寄生虫の展示をする目的ではなく、安全な野菜を確保する為の研究がミュージアム作りのモチベーションになり、北九州の「いのものたび博物館」では、小学生が手にした1つの小さな化石から機運が高まり巨大な博物館建設へとつながったようです。

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安全な野菜「清浄野菜」への研究者の「あこがれ」が博物館と言う形に!

博物館に行ったら、展示品だけを見るのではなく「ミュージアムそのものを見る!」博物館はすでにそこにあること自体が、展示でありその場所で何を訴えているのかを読み取ることからすべてが見えてくるということでした。

続いて、前回「りかちゃんキャッスル」と言う、レアな博物館を「男一人で訪問したレポート」を紹介してくれた「熊野さん」による摩訶不思議な博物館紹介「第2弾」
今回は、非常に興味をそそるトークで、その内容とは「ディズニーランドになれなかった楽園」という、ミュージアム要素をふんだんに持つテーマパークの話です。

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独自の視点で、ミュージアム魂を探求していく熊野さん(左から2番目)

その楽園とは「よみうりランド」一見すると、郊外にある普通の遊園地だが、実は「よみうりランド」には他の遊園地には無い物があると言う・・・

その物とは・・・「パゴタ」

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遊園地内にあるパゴタの画像に会場内も騒然?

完全に仏教施設である「パゴタ」がなぜ遊園地に?ここには「お釈迦様の髪」が奉納されており、この髪の毛を奉納する模様はテレビでドキュメンタリーとして放送されたというからスゴイ。

でも、コレのどこが「ディズニーランドなのか?」

実は、よみうりランド建設に当たり創設者である「正力松太郎氏」の【あこがれ】は、海を越えたディズニーに向けられていて、アメリカへ視察を送り、当時思いも寄らない企画を持ち帰ったということでした。
その企画とは「イルカショー」「水中バレイ」と言ったもの。今でこそメジャーな展示ですが、1960年代当時は想像もしなかったことらしいです。

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武者小路実篤・円谷英二と、昭和を代表する著名人が並ぶ

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そんな、彼らの大きなあこがれは「ディズニーに来てもらいたい」だった。
これが実現していればディズニーランドは東京にあったはず!?

しかし、結果的にこの話はボツになったのだが、めげない視察団はユニバーサルスタジオにも声をかけたらしく、当初の建設予定図には、西部開拓時代のスタジオがお目見えする予定だったとか?
されど、視察当初から話は微妙な変化を数回重ね、イルカショーはアシカショーに変わり、貴重なアメリカ産のエンターテイメントは、世界の貴重な展示物に姿を変えながら現在の遊園地へと進化を遂げていった。

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「インカ帝国の国宝?」が展示されている不思議な遊園地、ミュージアム要素は抜群!

結果的に、現在のよみうりランドには遊園地の要素の中に、ミュージアム魂が見え隠れする存在へと進化した。運が良ければ、パゴタの前で巨人軍の選手がトレーニングをする貴重な光景も見ることができるらしい。

後半は「建築家の津村さん(博物月報レポーター)」による【お屋敷系ミュージアム】の紹介
お屋敷系ミュージアムとは、戦前の上流階級の邸宅を一般公開している展示で、下々の庶民が「セレブの世界」に足を踏み入れることができるチャンス

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スクリーンに映し出された「おやしき」の解説。会場も一緒に声をそろえての読み上げは傑作でした。

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建築家ならではの「町の財産展示」を語る津村さん(真ん中)

大正時代から昭和初期にかけて造られたお屋敷は「アールデコ調」や「ルネサンス様式」と「日本家屋との調和や融合」が、見られる貴重な資料であり「建物その物が博物」と言う体験型ミュージアム。また、セレブな生活をプチ体験できる貴重な時間でもある。

後半の終わりには、質疑応答となり、今回はアンケートの質問が採用された方々に、プレゼントも有りました。

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会場からも質問!パネラーがその場でお答えします。

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アンケートが採用された方には、ステキなプレゼントも!

最後に、博物館は街の歴史を語る上で重要な存在であり、博物館を造る側のモチベーションを読み取ることが、博物館に携わった人々の「あこがれ」を共有できる重要な秘訣であることが実感できました。

また、今回から「カルカル」では、【1000円打ち上げ。】と言う2次会企画も誕生!

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ステージから降りた出演者の方々と交流できるお楽しみ企画です。

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みんな一緒にカンパ~~イ!

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さっきまで、ステージ上にいた出演者が、今度は同じテーブルでトーク「セカンド・ステージ」

1000円で【ビール・お茶・ソフトドリンクが飲み放題で、おつまみ付き】です。
まだ話し足りないパネラーと、聞き足りないお客さんが、肩を並べた身近な交流の機会。
是非お楽しみください。

(クロスケ。/ライター)