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フワフワと人気急上昇!旬の劇団「ヨーロッパ企画」のトークイベント詳細ライブレポ!(2009.3.20開催)

2009年03月26日

京都を拠点として活動する
「ヨーロッパ企画」という劇団があります。
演劇フリークの間では「今、一番勢いがある!」と
言われているとかいないとか。

その「ヨーロッパ企画」が、
今度の全国公演を前にしたキャンペーンイベントを、
お台場で開催しました。

しかし蓋を開けてみると、
そのイベントの内容は公演の内容に殆ど関係の無い、
前知識がなくても、とっても楽しめるものばかり。

一体どんなイベントだったのか、詳細をお届けします。


フワフワな空気に包まれたカルカルで、何かが起きる!?

「ヨーロッパ企画」と聞いてもピンとこない人もいるかもしれませんが、
2005年に公開された映画「サマータイムマシーン・ブルース」を
覚えている方は多いんじゃないでしょうか。

「踊る大捜査線」シリーズの監督をやった本広監督が
メガホンを取ったあの作品です。

この映画のベースとなる作品を作り上げたのが、
「ヨーロッパ企画」なのです。

ちなみに、今回のイベントとは関係ない話ですが。
「ヨーロッパ企画&本広監督」のタッグで、
2009年冬に「曲がれ!スプーン」という映画も公開されるので、
要チェックです。

(元となった作品「冬のユリゲラー」を観劇した自分としては、超お薦めです!)

開場時間になると、
多くのヨーロッパ企画ファンがカルカルの前に集まりだしました。
お台場でお芝居をやるハコって無いので、
皆さん慣れない場所に若干所在無さげな感じ。
で、そんなフワフワした開場を待つお客さんを前に、
お店の入り口に出されていた今日の看板がこちら。

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「人気急上昇中!もっとも注目を集める劇団!」というフワフワした説明。
横山店長曰く、「ヨーロッパ企画を知らない人が書くとこうなる」

お客さんからお店まで、全体的にフワフワした感じになってます。
さぁ、あとは今日のメインであるヨーロッパ企画のメンバーが
フワフワしているかどうかです。

開演時間になり登場したのは、
ヨーロッパ企画の本多さん、土佐さん、中川さん、
山脇さん、上田さんの5名でした。

この5人の組み合わせで何かやるのが
ヨーロッパ企画でも珍しいらしく、
楽屋でも物凄く大人しかったそうです。

話したこととして「年収の話とか……」というあたりからも
フワフワしている感じが伺えます。
そんなフワフワ感の中、本多さんの(何回も練習した)
前口上が終わり、とりあえずメンバー&お客さん全員で
乾杯してからイベントをスタートさせることに。

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全員でカンパ~イ!
(乾杯の発声は唯一ノンアルコールの土佐さんが担当。)

会場が一体となった乾杯で盛り上がったところで、イベント本編がスタートです。

主催者が自ら語る、ショーとショートムービーフェス傾向と対策

今日は、メンバーが持ち込んだ企画を
見たりやったりしてみよう、という感じで進むようです。
そして、まず最初の企画がコチラ。

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「第6回SSMFへの傾向と対策」(@中川さん持込)

ヨーロッパ企画が開催している
「ショートショートムービーフェスティバル(SSMF)」という
映像イベントがあります。

その第5回がついこの前開催されていたのですが、
その予選で落ちてしまったメンバー(本多さん、土佐さん、上田さん)の
映像を観て何が悪かったのかを反省し、
本選に進出したメンバー(山脇さん)の作品を観て
次回への傾向を考えよう、という企画です。

映像ネタの企画だったので、
ここにムービーを載せられないのが残念なのですが、
落選した作品のワンショットを撮影したので載せてみます。

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土佐さんの作品のワンシーン

作品のあらすじを軽く書くと。

「昔好きだった人に好きだったことを伝えに
 京都から福岡まで青春18きっぷで行く土佐さん。
 その子はドラゴンボールが好きだったから、
 孫悟空のコスプレで行くことに。
 十数時間かけて行っていざ会ってみたら、
 その子が好きだったのはトランクスだったことが発覚。」

……といったところでしょうか。

上映後は「悟空はアフロじゃないだろ」とか
「で、その後はどうなったの?」とかいじられまくった土佐さん。
何も無い、と必死に否定していましたが、さぁ、真実は!?

ちなみに、
本選に進出した山脇さんの作品を観て出たポイントが

1:方言を使う。
2:曲を使う。
3:ラスト30秒の使い方(M-1の島田紳助理論)

というものでした。

これが活かされるかどうか、
興味がある方は次回のSSMFへ行ってみることをお薦めします!

続いての企画はコチラ。

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「どこにも出せない写真集」(@土佐さん持込)

ヨーロッパ企画の作品を作・演出している上田さんに、
他のメンバーのことをもっと知ってもらって、
作品とか演出とかに活かしてもらおう、という趣旨のイベントでした。

どんな写真が集まっているのか、
被写体となっているメンバー自身も知らないらしく、
ワクワクしながらも不安になっていました。

で、そんな期待と不安が入り混じった中、
会場の空気を全部持っていったのが以下の3枚の写真でした。

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中川さん、20歳くらいの写真

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中川さん、14歳くらいの写真。

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中川さん、14歳くらいの写真。

全部、ヨーロッパ企画の永野さんが提供した写真だそうで、
中川さんが「何であいつはこんなに持ってるの?」と驚いていました。

まぁ、自分の与り知らないところでこうなってりゃ、そりゃそうですよね。

ちなみに、メンバーが突っ込んでいたポイントは
「全ての写真で髪型・髪質が違う」というポイント。

確かに、この3枚の写真と今日の中川さんの髪型を見比べても、
何もかもが違いすぎる。

ハイレベルな“気持ち悪さ”を満喫「ゲームの鬼」!

休憩挟んで、後半はコチラの企画からスタートしました。

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「ゲームの鬼」(@上田さん持込)

上田さんによって、「お馴染みのMSXです」と言う
紹介から企画がスタートしました。

このMSXというものは上田さんが、
中学・高校の時に(一人で)ハマっていた遊び道具(8bitパソコン)で、
音楽とかゲームをプログラミング出来るんですが。

で、これを使って上田さんが中学1年で作った
「ゲームの鬼」というゲームがあるそうで、
これをメンバーにやってもらおうという企画だそうです。

ちなみに、これをやってもらう理由は、

「中学のときは、友達もやってくれないし、
 やっても1分くらいもやってくれなかった。
 なので、再評価してもらうために、今日はやってもらいます。」
 (by上田さん)

……だそうです。

つまり、上田さんの意地、ということですね、わかります。

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(お馴染み)MSX本体

まずはメンバーを代表して中川さんが挑戦するも、
1プレイ目では5秒も持たずに即死。

「これじゃ、1分も持たないよ!」と文句を言うメンバーに
攻略法を熱心に教え始める上田さん。

しかし、そのあまりにも熱心な姿が
「普段の演出よりも本気で気持ち悪い!」とのことで
メンバーには不評でした。

最後には上田さん自身がプレイして見せるものの、
あまりにも上手(作成者本人です)なので、
再度メンバーからは気持ち悪がられる始末でした。

この次に「ゲームの鬼2」という続編をメンバーに
プレイしてもらうものの、難易度が高すぎることから
こちらも不評でした。

ただ、その難易度が高いものも、

「難なくクリアする上田さん(=作成者本人)」
「それを(三度)気持ち悪がるメンバー。」

このコントラストが最高でした。

「これらを、いつかはケータイゲームに移植したい」という
上田さんの野望が叶う良いですねー(棒読み)。

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「ゲームの鬼2」をプレイ中

最後の持込企画で、奇跡が舞い降りた!!

そして本日最後の持込企画は、コチラでした。

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「ボス・イン・ザ・卒アル」(@山脇さん持込)

やっと、今度の公演「ボス・イン・ザ・スカイ」に
ちなんだ(ような)企画の登場です。

「そういえば、キャンペーンイベントだったんだよな、今日は。」と、
ようやく思い出すことが出来た感じです。

小学校とか中学校の頃に存在していた
「クラス内のボスを中心としたヒエラルキー制度」を当てるゲームです。

何のこっちゃ?とお思いの方もいるでしょうから、
山脇さんが作成したこのゲームのルールを簡単に解説すると、

・出題者は、自分の卒業アルバムの中で同級生のランク付けをする。
・22人クラスだったら、ボスがレベル22。
 あとは、ヒエラルキーが下に下がるにつれ、レベルが1ずつ下がる。
 一番存在感が薄かった子がレベル1です。
・ブラックジャックの要素を取り入れ、回答者は「合計でレベル21」目指します。

とまぁ、こんな感じのルールでした。

本多さんと山脇さんが出題側、
土佐さん、中川さん、上田さんが回答側に分かれて
ゲームがスタートしたのですが。
まさか、2ゲームとも別々の意味で奇跡が起こるとは、
開始時点では誰も分からなかったわけです。

第一ゲームは「本多編」として、
本多さんの小学校のクラス(22名)を利用してのゲームとなったのですが。

1人目の回答者・土佐さんが1ターン目でレベル21の子を選んで、
あっという間に決着がついてしまいました。
選んだ本人も驚いていましたが、こういう奇跡もあるよね、ということに。

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小学校時代の本多さん

第二ゲームは「山脇編」として、山脇さんの中学校のクラス(36名)を
利用してのゲームとなったのですが。

最終的な結果としては、土佐さんと中川さんがドボンとなって、
残っていた上田さんが勝者となったゲームでした。

過程とか結果は、この第二ゲームにおいてはオマケのようなものです。

このゲームでの奇跡は何と言っても、
上田さんが掘り起こした「過去の山脇さん」だと思います。

卒業アルバムの隅っこに書いてあった寄せ書きの中から、
山脇さんが「暴走人生悔いは無し」という名言を残していたことを
上田さんが見つけ出したのです。

山脇さん自身もその寄せ書きのことを忘れていたようで、
他のメンバーと一緒になって爆笑モードに突入しました。

いやぁ、卒業アルバムって怖いものですね、ホント。

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自分のことながら笑ってしまう山脇さん

そんなこんなで持ち込み企画は全て終了し、
最後に上田さんから今度の公演「ボス・イン・ザ・スカイ」の告知があって
イベントは無事に終了しました。

今回は、ファンタジーをテーマにした作品だそうですが、
「ヨーロッパ企画らしい」ファンタジーになりそうとのことです。

土佐さんが悟空コスプレしたり、中川さんがおぼっちゃまっぽくなったり、
山脇さんが暴走したりするのかは不明ですが、期待していようと思います。

東京公演は青山円形劇場で6/17(水)~6/28です。
もう少しするとチケットが発売されたりするようですので、
気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

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終演後のメンバーの方々。お疲れ様でした!
稽古、頑張って下さい!

(うさげん/mixiカルカルコミュ管理人