ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

えっ?!フレンチフライってベルギーなの?!魅惑のベルギーナイト・ライブレポート!

2009年08月10日

カルカルでは過去にも「チェコナイト」「ロシアンナイト」など世界の国々のカルチャーを紹介するイベントを開催してきましたが、今回は「ベルギーナイト」です。さてベルギーといえば、ベルギーワッフルやベルギーチョコ、最近ではベルギービールも人気ですね。う~ん、あとは何があったかなあ・・・・・。えぇっ!?あの食べ物も実はベルギー生まれだって!?今回は知ってるようで知らない、ベルギーの魅力を大紹介いたします

Belgium3

ベルギー観光局ワロン・ブリュッセル日本支局局長ダミアン・ドームさんに流暢な日本語でベルギーの魅力を語っていただきました。

Belgium2

本日の限定メニュー「ベルギー風フリッツ」。フライドポテトの発祥の地は実はベルギーなんです!

今回はベルギー観光局ワロン・ブリュッセル日本支局局長ダミアン・ドームさんにベルギーの魅力や面白エピソードなどを語っていただきました。
まずはダミアンさんから語られたベルギーの意外な真実の数々にビックリ。日本でもおなじみのフライドポテトの発祥の地はなんとベルギーなんだそうです。「フレンチポテト」の名前で呼ばれているのでずっとフランスのものだと思っていましたが、実は「ベルギーポテト」だったんですね。ベルギーでは「フリッツ」と呼んで、マヨネーズをつけて食べるのが一番美味しいそうですよ。そして日本でもおなじみのベルギーのフランダース地方を舞台にした童話「フランダースの犬」、これはイギリス人作家が書いたものであってベルギーでは全然知られていないそうです。これも意外です。
ベルギーで人気があるのは「小便小僧」のお話。昔フランス軍がベルギーに攻めてきた時、仕掛けられた爆弾の導火線を一人の子供が小便で消し止め、その姿を銅像にして称えたそうです。ベルギーは小便小僧の発祥の地でもあるんですね。

Belgium5

今年6月にブリュッセルにオープンしたマグリット美術館。マグリットもベルギー出身。

ベルギーは文化や芸術も盛んな国です。首都ブリュッセルには沢山の美術館や劇場などがありますが、今年6月にはシュルレアリスムの巨匠マグリットの美術館もオープンし、さらに世界中の注目を集めています。またまた意外なのが、日本でもおなじみの漫画「タンタン」も実はベルギー生まれ。こちらも作者のエルジェの美術館が同じく今年6月にブリュッセル郊外にオープン。どちらもファン必見の美術館ですね。

Belgium4

歴史と自然豊かな国ベルギー。世界遺産もたくさんあります。

ベルギーの世界遺産はベルギー市庁舎のある美しい広場「グラン=プラス」をはじめ、歴史や文化的に価値の高い教会や修道院、鐘楼など見どころがいっぱいです。とくにユニークなのは運河に設置された船用のエレベーター。高低差のある二つの川を結ぶために、なんと船を丸ごと巨大なタンクに入れて運搬することができます。
またベルギー南部のワロン地方には中世に築かれた数多くの名城が残り、中にはシャトーホテルとして泊まることができるお城もあるそうですよ。

Belgium6

楽しいお祭りや伝統行事も盛りだくさん。町が熱気につつまれます。

四季を通じてベルギー各地で開催されるお祭りや伝統行事。こちらも無形文化遺産に指定されたものがたくさんあります。「巨人祭り」は4メートルの巨人像が町を練り歩きます。これは旧約聖書の巨人ゴリアテを少年ダビデが石で打ち倒した伝説に由来するお祭りで、ダビデとして選ばれた少年が巨人の腹に開いた穴の中に見事石を投げ入れると一年幸運な年になるそうです。ユニークなお祭りですね。

Belgium7

森と水に囲まれた大自然の中での素敵なバカンス。

ダミアンさんの一番のオススメは郊外の豊かな大自然の中での滞在。ワロン地方には山々に囲まれて小さな村が点在し、なんだか日本にもよく似た懐かしい田園風景が広がります。スパという町には温泉もあり、この町の名前が英語のスパの語源となったそうです。オーナーが温かくもてなしてくれるオーベルジュもたくさんあり、都会の喧騒を忘れて「心の旅」を楽しんでほしいとのことです。我々日本人は海外旅行に行くと、あれも見なくてはこれも食べなくてはと忙しない旅行になりがちですが、こうしたゆったりとした時間を過ごすのも素敵ですね。「心のエコ」それがダミアンさんのベルギーの旅のテーマです。

Belgium8

ベルギー映画の巨匠ダルデンヌ兄弟監督作品「ロルナの祈り」を紹介。

ベルギー映画を日本に配給しているビターズエンドとベルギーに住んでいたことのあるライター濱野千尋さんによるベルギー映画の紹介。ベルギーの映画は年間制作数は10本ほどと数こそは少ないですが、世界的に評価の高い作品を制作しています。とくに知られているのは「ダルデンヌ兄弟」による監督作品で、カンヌ国際映画祭で最高の栄誉であるパルムドールを二回も受賞した実力。実話を元にしたストーリーで、ベルギーのリアルな現代社会で頑張って生き抜いていく人々を描き、「生きるメッセージ」を伝えています。
また「メグレ警部」シリーズで知られているベルギーの作家シムノンの原作を元にした映画「倫敦から来た男」もハンガリーで制作され、こちらも現在話題だそうです。

Belgium9

チェコセンター所長ペトル・ホリーさんを交えての「ビール談義」。チェコはピルスナー発祥の地。

後半はゲストにカルカルの「チェコナイト」でもおなじみのチェコセンター所長ペトル・ホリーさんを交えて、ベルギー&チェコの楽しい「ビール談義」が行われました。ベルギーもチェコもどちらも世界に知られたビール大国で、日本とも縁の深い国です。やはりお酒の話は万国共通。今回は会場でも本日の限定ドリンクとしてベルギービールが提供され、同じくビール好きであるテリーPも加わったビール党三名による美味しいトークでおおいに盛り上がりました。
先攻はチェコのホリーさんから。チェコは日本でのビールの主流である黄金色のビール「ピルスナー」の発祥の地であり、良質なホップの生産地でもあり、一人あたりのビール消費量世界一を誇っています。伝統的な郷土料理もビールを使ったものが多く、煮込みにビール、ソースにビールと、まさにビール尽くし。とってもビールに合うそうです。これは美味しそう~。もうビール好きにはたまりませんね。

Belgium10_2

ベルギービールはなんと800種類!個性豊かな味わいが魅力です。

後攻はベルギーのダミアンさん。ベルギービールの特徴といえば、そのテイストのバリエーションの豊かさ。ベルギーでは各村々で独自のテイストの「地ビール」を作っており、イチゴ、サクランボ、コリアンダーなどを入れたフルーティなビールもあります。なんとその数800種類!さらにその数だけ、それぞれのビールに合わせたグラスや注ぎ口があるそうです。まさにこだわりの逸品ですね。日本でも造られるようになった地ビールの手本として、日本人も多くベルギーに技術を学びに行っているそうです。
一口にビールといっても、各国々でいろいろな歴史や文化があって本当に面白いですね。ところで気になるお二人の日本のビールの評価ですが、お二人とも日本のビールはお気に入りとのことですよ。

Belgium1

ベルギービール(右)&チェコビール。う~ん、どちらもとっても魅力的!

というわけで今回のベルギーナイトは、知られざるベルギーの魅力にたっぷりとひたる素敵な夜となりました。実は私もベルギーというとビールやお菓子くらいしかあまりイメージがなかったのですが、フライドポテトもマグリットもタンタンもみんなベルギー生まれだと知ってビックリでした。そして美味しいビールが結ぶ国際交流。知れば知るほど世界はより面白くなりますね!
今後もカルカルでは世界の国々のカルチャーを紹介し、世界と日本を結ぶイベントを開催していく予定です。
次回は8月30日に「雑貨ナイト」を開催!チェコとドイツとハンガリーの面白雑貨を紹介いたします!

(まんじまる/ライター)