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30種類の日本酒が飲み放題!若手蔵元が一挙大集合!日本酒ナイトライブレポート!(09.7/25開催)

2009年08月16日

日本人のソウルドリンク「日本酒」。

日本の風土が育んだその深い味わいは日本人の心を魅了してきました。そして現在では国内のみならず海外でも大人気で一大ブームとなっています。

そんな日本酒の魅力を心ゆくまで味わえるイベント「日本酒ナイト」がカルカルにて開催!全国の蔵元150蔵を取材した酔っぱライター江口まゆみさんと今とっても元気な全国各地の若手蔵元の皆さんが魅惑の日本酒の世界へと誘います。なんと厳選された30種類の日本酒が飲み放題!

さあ皆さん、今宵はたっぷり飲んでいただきますよ~。もちろん私もトコトン飲ませていただきます!

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全国各地より人気の日本酒が一堂に集結!

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酔っぱライター江口まゆみさんが今とっても元気な若手蔵元の皆さんを紹介いたします。

「酔っぱライター」として全国各地の蔵元を取材されている江口まゆみさん。今までに訪問した蔵元は150蔵以上で、数多くの酒エッセイ本なども書かれています。
さて今回は江口さんが厳選した日本酒30種類を紹介。今回紹介した日本酒を造っているのは、実はみな新世代の若手蔵元の皆さん。受け継がれてきた伝統の技に若さ溢れるアイデアとパワーが加わり、高いクオリティの日本酒を造り上げています。

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岩手「南部美人」久慈浩介さん。

岩手を代表する銘酒「南部美人」の五代目久慈浩介さん。「南部美人 純米大吟醸」はなんとJAL国際線のファーストクラスで提供されている逸品中の逸品。世界のVIPが飲んでいるのと同じ酒が飲めるとは~~っ!もう二度と口にできる機会は無いかもしれないので、じっくり味あわせていただきました!う~ん、まろやか~。その他にも久慈さんのアイデアで生まれた新しい日本酒「All Koji」は、その名の通り100パーセント麹米を仕込んで作った日本酒で、深い甘さのある味わいが特徴。イチゴを入れて飲んでみるのがオススメだそうです。
また新技術も積極的に取り入れて、新しく取り入れた「冷却装置」は火入れ(お酒を殺菌のために60度前後の高温に加熱すること)したお酒を1秒で10度以下の温度まで下げるスゴイ機械。これによって酒を腐敗させる細菌の発生を防ぎ、さらに高品質の酒造りができるようになったそうです。

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福島「奈良萬」東海林伸夫さん。

会津喜多方の蔵元「夢心酒造」の東海林伸夫さん。地元会津の米と水にこだわって高品質の日本酒を作り上げています。夢心酒造では代々「夢心」というお酒を受けついできましたが、「奈良萬」は東海林さんが十年程前に新しく開発した銘柄でそのしっかりとした味わいが評判となり、今や「夢心」と並ぶ銘柄にまで成長いたしました。現在は海外にも進出して、アメリカの寿司バーでも大人気だそうですよ。
今回東海林さんがオススメしてくれたのはにごり酒の「純米生酒 奈良萬 おりがらみ」。にごり酒ならではの米の風味が残る甘い味わいと酵母が生きている生酒のシュワッとした口当たりが最高です。

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栃木「松の壽」松井宣貴さんご夫妻。

今回ご夫婦で参加していただいた栃木の蔵元「松井酒造」の松井宣貴さんご夫妻。山の湧き水をそのまま水槽まで引き入れて造ったお酒は清涼感あふれる爽やかな味わいです。地元ならではの川の幸である川魚料理にもよく合い、今の季節なら鮎と合わせると最高とのことですよ!
最近はお酒を作る職人である「杜氏」も高齢化が進んで後継者不足が問題となっているようですが、松井さんは自ら「蔵元杜氏」としてお酒を仕込まれており、新しい杜氏集団である「下野杜氏」の第一号として認定されました。栃木の次世代を担う若手蔵元、杜氏のリーダー的存在であります。そして松井さんを支えているのは奥様の内助の功。20代前半で結婚して突然蔵元の女将となり、最初はとまどいと苦労の毎日だったそうですが、ずっと一緒に頑張ってきてよかったと笑顔で語られていました。素敵ですね。

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愛知「蓬莱泉」関谷健さん。

奥三河・鳳来寺山の麓にある蔵元「関谷醸造」の関谷建さん。江口さんが近くの温泉宿に泊まった時に、晩酌用に飲んだお酒がこちらの蓬莱泉で「育ちがいい、スジがいい」お酒としてすっかり惚れ込んだそうです。純米酒「可(べし)」は香り豊かな逸品。
江戸時代から続く伝統ある蔵元ですが、新技術も積極的に取り入れて高品質な酒造りを目指しており、最新の機械により徹底した品質管理と温度管理が行われ、瓶の検査もキズがないかコンピューターで入念にチェックしています。その造り方こそ現代的な姿になりましたが、しっかりとした酒造りを目指す信念は今も変わらず受け継がれています。

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滋賀「七本鎗」冨田泰伸さん。

豊臣秀吉と柴田勝家の「賤ヶ岳の戦い」で有名な賤ヶ岳の麓にある蔵元「冨田酒造」の冨田泰伸さん。小規模な蔵元ですが戦国時代より450年続く伝統の技による腕は確かなもの。もちろん名前の由来は「賤ヶ岳の七本槍」から。カッコイイです。
なんといっても特徴は飲みごたえのある独特の口当たり。とにかく濃い!濃いです!冨田さん曰く「軽くて爽やかと正反対を目指しています」。この時代にあえて戦いを挑む心意気はまさに古の武士のようです。アテはやはり鮒寿司が最高とのことですよ。

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島根「李白」田中裕一郎さん。

酒聖と呼ばれた中国の詩人「李白」の名を冠した松江の蔵元「李白酒造」の田中裕一郎さん。今回参加の若手蔵元の中でも最年少の28歳!実は李白酒造は松江を舞台にしたNHKの朝ドラ「だんだん」に出てきた蔵元のモデルにもなったそうですよ。(ちなみにドラマの中で出てきたお酒の名前は「杜甫」だったそうです)
現在李白酒造では田中さんをはじめ30歳前後の若いスタッフにて酒造りが行われており、若い感性を生かした新しいお酒を次々に開発しています。その代表作がピンクのラベルの「李白 華路」。注がれたお酒の色を見てビックリ!まるでワインを思わせるロゼカラーの日本酒です!香りもとてもよくて、口当たりも爽やか。この色と香りの秘密は黒米と花酵母とのこと。まさに日本酒のニューウェーブです。

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試飲ブースでは厳選された30種類の日本酒が飲み放題!日本酒の魅力を若手蔵元が楽しく指南。

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グラスを片手に会場は大盛り上がり。美味しいお酒は人を笑顔にします!

今回は若手蔵元6名に酒造りのエピソードや自信作のお酒の数々を紹介していただきました。日本酒の味はもちろん最高ですが、蔵元の皆さんも本当に熱い方たちばかりでした。伝統の技の継承とともに、新たな商品の開発、次世代の後継者の育成、そして世界への進出など日々大活躍されています。今後も進化を続ける日本酒から目が離せませんね!

(ライター H.S.)