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大山顕の“ヤバい景観的・東京88景”ライブレポート(byクロスケ)

2009年08月30日

【大山顕と石川初】最強タッグ・リアルイベント開催

団地、工場、ジャンクション、高架下建築などでおなじみの大山顕が総決算!
郊外の巨大ショッピングセンター、バイパス沿いの野立て看板、工業地域のプラント群、
立体駐車場、打ちっ放しゴルフ練習場…大山顕の「『悪い景観』と揶揄されても
ぼくはこういう風景にグッときちゃうんだよ!」という、「ヤバい景観」をプレゼン。
それを石川初が斬る!

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トークとしては、17:00~20:30までの3時間半!
異例のロングイベントの開始となりました。

会場には「大山さんってどんな人?」と言う方も数人いらっしゃり、
先ずは大山さんの自己紹介から始まりました

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団地の説明に情熱を注ぐ大山さん

 
しかし・・・この大山さんの自己紹介が面白く、盛りだくさん。
団地から始まり「こんなのも好き」と、分野が次々に紹介され・・・
工場、ジャンクション、高架下、野立看板、立体駐車場、打ちっ放し・・・
などなど、なんと大山さんの自己紹介だけで、なんと45分を回ってしまう
前代未聞?の自己紹介となりました。

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怒涛の自己紹介?と言うか・・・すでに、ボリューム満点のイベント

次に石川さんの自己紹介、すでにイベント終盤のような雰囲気ですがまだまだ序盤!

石川さんはGPSを使った巨大なイラストを街に描くスペシャリストであり、
建築を始め各分野で活躍をされています。

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石川さんとGPSの出会いは、とあるアメリカのサイトで、GPSで
緯度経度00ポイントの現地写真を投稿すると言うサイトから。

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GPSを持つきっかけになったサイト、石川さんが見たとき日本には
まだ
2箇所しか登録が無く、それも外人が登録した物だった。

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GPSの軌跡を衛星画像に落とした物。この軌跡は屋形船の物だそうです
(一部軌跡が途切れている部分は、カラオケの順番が回ってきたとか?)

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GPSと衛星画像を連動すると、あたかも自分が衛星画像に参加した気分に
なれるそうです。

GPSの記録をしているとドンドン楽しくなってきて、
そのうち軌跡で何かをしてみようと思うようになり、
その後GPSの軌跡を使ったアートに出会い現在へと発展しているそうです。

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青山霊園の地形を数人で手分けして作り上げた力作の立体軌跡図

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左上がきっかけとなったイギリスのGPS絵画、
そして石川さんの東京を使ったGPS絵画が始まった。

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GPS絵画は、先ず地図上の計画スケッチから始まり、自転車につけた
GPSと共に町に軌跡を残す作業

とりあえず、自己紹介が終わった時点で、
すでに開始から1時間20分が経過していた・・・

また、今回はイベント中に会場内からメールでご意見や投稿ができる
企画も同時進行し、休憩時間前には、そのいくつかをピックアップして
紹介も行われました。

休憩を挟んで、次は「どこまで東京となりました。

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「どこまで東京」とは、大山さんがネットを使い
「貴方にとって、どこまでが東京ですか?」と言う質問を募集した物で、
今回その集計の発表となりました。

集計した数値は膨大な量で、埼玉県人と千葉県人の感覚の差や
沿線によって非常にシビアな数値が出たりと非常に面白い結果でした。

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駅でどこまでが東京か?」と言う質問をグラフにしてみると、
なぜか出発点の池袋までと言う答えが多かった!

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結果はこんな形の「ここまでが東京」の形が見えてきました。

なんとも意味がありそうで無さそうな・・・不思議な形

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せっかくなので、東京境界線に取材レポートも発表

成増では「成増Tシャツ」を発見!確かに「東京じゃない気がします」

 

そして今回のある意味「目玉」でもある事実「とんでもない物との一致」の発表

実は「東京の範囲」と「レストラン・びっくりドンキー」の店舗配置がドンぴしゃり!と言うとんでもないものでした!

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ここまで東京ライン」の外側線を沿うように配置された店舗には会場もビックリ!

 

「ビックリ!」って、このことだったのか・・・(談・大山さん)

 

この企画の生みの親である石川さんの考察では「しまむら」がこの範囲と近く、
「しまむら」は線の外、「大丸ピーコック」が線の中という結果も出ていた。

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考察を発表する研究熱心な石川さん

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唯一線の内側で「大丸ピーコック」と重なるように出店していた「しまむら」は、
なんと大丸ピーコックの1階に店舗を構えていたというオチが着いた・・・

そして、この線の周辺「東京の結界」には「ヤバい景観(ヤバ景)」が
たくさん存在すると言うことだった

 

ここで、2回目の休憩となりましたが、すでに2時間40分経過・・・

 

そして後半は「ヤバ景」へと話が進みました。

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大山さんお思う「ヤバ景」とは、簡単に言葉にできるものではなく、
スライドに次々に映される多くの「ヤバ景」を見ながら観客が感じるような雰囲気でした。

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次々に映し出される「ヤバ景」・・・確かに「ヤバイ感じ」がする

 

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東京だけでなく「大阪」にはズバ抜けた「ヤバ景」も存在

 

また、今回は事前にお客様から募集した「ヤバ景」のスライドもあり、
多くの方々の「ヤバ景」を見る事ができました。

 

最後に、石川さんから「ヤバイ景観・序説」へと話は進み、
最近の工場やドボクへの新しい風景の発見から2006年にできた
「悪い景観を守る会」を作ったことが一番の原因であり、
実際に「悪い」と言う言葉には違和感があり、「ヤバイ」と言う言葉となり
「ヤバ景」は発見していく物であり「鑑賞する側の態度を示す言葉」として
【ヤバ景】と言う言葉ができあがった。と、言うことでした。

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いつでも冷静な考察をしていた石川さん

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次々に「ヤバ景」の発掘・鑑賞を生み出す大山さん

 

しかし最後の最後。この2人をしても「ヤバ景とは」の結論は出せなかった。

もしかすると、ヤバ景とは「これからの身近なフロンティア」なのかもしれない。

 

次回が非常に気になる「4時間15分」と言う、
長いようで終わってみたらあっという間のすばらしいイベントでした。

 

ちなみに「88景」「ハチジュウハッケイ」なんて、読んじゃナンセンスですよ。

 

もちろん「ヤバ景」ですから!

(クロスケ/ライター)