ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

「雑貨ナイト」ライブレポート(09.8/30開催)

2009年09月28日

今までにも「チェコナイト」「ロシアンナイト」「ベルギーナイト」など、海外のカルチャーを紹介してきた東京カルチャーカルチャーですが、今回は「雑貨」をテーマに海外のカルチャーを紹介いたします。現地で直接買い付けを行っている人気雑貨店、チェコ雑貨の「チェドック」、ハンガリー雑貨の「チャルカ」、ドイツ雑貨の「マルクト」の三店の店主が大集合し、その買い付けやこだわり雑貨のエピソードを熱く語っていただきました。今回は会場でも各国の雑貨の販売や各国のビール・料理が提供され、まるで東欧にショートトリップしたかのような楽しい雰囲気に包まれました。

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チェコ、ハンガリー、ドイツ。世界のカワイイ雑貨が大集合!

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左よりテリーP、「チェドック」谷岡剛史さん、「チャルカ」久保よしみさん、「マルクト」塚本太朗さん。それぞれの国のビールで乾杯!

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店主自ら現地に赴いて買い付け。その楽しいエピソードを語っていただきました。

「チェドック」、「チャルカ」、「マルクト」、どのお店も店主自ら現地に赴いて買い付けをしています。ということはさぞかし語学堪能の方たちばかりと思いきや、実は皆さん、現地の言語はおろか、ほとんど英語も話せないそうです!ビックリ~!
チェドックの今岡さんは知りうる限りの英語とチェコ語を織り交ぜて買い付けしているそうで「多分チェコ人から見るとルー大柴のように見えているに違いない」、チャルカの久保さんは「私なんか日本語で『これ欲し~い!』って言ってますよ」とのこと。まさに情熱は言葉の壁を乗り越える!スゴイ!

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ハンガリーの蚤の市は宝の山。ディスプレイを見ているだけでも楽しくなってきます。

海外で掘り出し物の雑貨を探すなら、やっぱり「蚤の市」。可愛らしい刺繍の織物、木彫りの人形、アンティーク食器など、まるでおもちゃ箱をひっくりかえしたかのようなバラエティに富んだ品揃えで、ディスプレイを見ているだけでも楽しくなってきます。
蚤の市の醍醐味は売り手との値段交渉。なんとなく日本人相手だとふっかけられそうな気がして腰がひけてしまいがちですが、勇気を出して値段交渉してみましょう。話してみればきっと心が通じ合うはず。コツとしては「12→10」「8→5」といった具合に10、5単位で端数を切り捨てる感じで交渉してみるとよいとのことですよ。

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ドイツといえばやっぱりビール。素敵なビールグラスがいっぱい!

海外の買い付け旅行での一日は、日中は買い物、夜は宿に帰って梱包。そして朝に発送してまた買い物・・・、の毎日だそうです。でもこれが雑貨屋さんにとって一番至福のひと時とのこと。
梱包に使うダンボールはチェコやハンガリーでは市場などを歩いて現地調達するとのことですが、リサイクル制度がしっかりと管理されているドイツではダンボールは入手しにくいので日本から持参していくとのこと。そしてドイツといえばビールグラス。割れやすいガラス製品ですが、マルクトの塚本さんのダンボール梱包のコツは小さなダンボールで小分けしてから大きなダンボールに詰めると丈夫になって、割れ物でも運びやすくなるそうですよ。

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現地では様々な雑貨との出会いが。哀愁漂うロバのぬいぐるみ。

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素敵な人々との出会いも旅の楽しみ。ポーズを決めてくれたチェコのお兄さん。もうノリノリです。

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ドイツのイカしたラッピング電車。ブンデスリーガの選手が乗ってる~~!?

買い付け旅行では、現地で様々な人や物、文化との出会いがあります。買い付けにいったお店にも一癖二癖ある店が多いそうで、外のガラス戸越しにしか売ってくれないお店や毎週土曜日の数時間しか営業しないお店などのスゴイ店もあったそうです。またチャルカの久保さんはお店で売られているものよりも、現地の家庭で実際に使われているものを見ると気に入ってしまうそうで、欲しくなって家の人に頼んで譲ってもらったことがあるそうです。
ちなみに買い付ける時にはいつでも「あのお客さんはこんなの好きそうだな」「前にこんなのリクエストされていたな」とお店に来てくれるお客さんの顔を思い浮かべながら買うそうです。そして自分がチョイスしたその品物を手にしたお客さんが喜んでくれる姿を見るのが一番嬉しいそうですよ。まあ、はずしてしまうこともしばしばあるそうですが・・・。

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ビターズ・エンド配給によるハンガリー映画「倫敦から来た男」の紹介。

ビターズ・エンド配給によるハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督の作品「倫敦から来た男」。ハンガリー、ドイツ、フランスの合作映画で、原作はベルギーの文豪ジョルジュ・シムノン、主役を演じる俳優ミロスラヴ・クロボットはチェコ出身と、実にインターナショナルな作品です。11月より東京・渋谷のイメージフォーラムにてロードショーです。

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雑貨を通じて、店主の皆さんとお客さんの会話もはずみます!

今回はイベントにハンガリー大使館の方も参加されており、その方より語られた話がとても印象的でした。ハンガリーでは共産時代の頃の苦い思い出を早く忘れたくて、その時代に作られた品々はほとんど処分してしまったそうです。しかし日本に来て、その時代のハンガリーの品々が巡り巡って日本で使われているのを見てビックリするとともに、大事に使われているのを見てとても嬉しかったそうです。そしてハンガリーの人々もその時代をもう一度振り返り、大切にしていきたいとのことです。
私達を魅了する雑貨の世界。一冊の絵本、一枚のハンカチーフ、一体の小さな人形・・・、世界の国々の雑貨には、その国の歴史、伝統、文化、そして人々の想いがぎっしり詰まっているのです。

また「雑貨ナイト」第二弾開催予定です!どうぞお楽しみに!

(ライター H.S.)