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「燗酒ナイト!~人気蔵元が自慢のお酒を持ってお台場に集結~」ライブレポート(09.10/24開催)

2009年11月16日

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酔っぱライター江口まゆみさんが、これからの季節にピッタリなオススメの日本酒をご紹介!

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六つの蔵元が厳選した計30種の日本酒を「燗酒」「冷や酒」両方でご用意。お酒に合う特別おつまみメニューもご用意いたしました。

日本酒ファンの皆様お待たせいたしました!前回は夏に開催して大好評だった「日本酒ナイト」、今回は秋、冬とこれからの季節には堪らない「燗酒」をテーマに“酔っぱライター”江口まゆみさんが魅惑の日本酒の世界へと誘います。今回も全国より六つの蔵元さんに参加いただき、厳選された計30種類の日本酒をそれぞれ「燗酒」「冷や酒」の両方でご用意。飲み方によって様々な味わいを見せる日本酒、今宵もその魅力へと迫ります。もちろんレポーターの私も気合を入れて一献やらせていただきますっ!!(役得!)

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岩手「南部美人」久慈雄三さん。

前回に引き続いて参加の岩手・二戸市の蔵元「南部美人」。久慈雄三さんは前回出演していただいた久慈浩介さんの弟さんで、「燗酒なら俺に任せろ!」とのことで、今回はお兄さんに代わって自信作の日本酒を持ってご参加いただきました。そのお酒はというと雄三さんが開発したという「南部美人 美山錦 純米酒」、別名「雄三スペシャル」!燗酒で飲んだその味わいは口の中でまるでとろけるように広がっていきます。従来の南部美人とはまた違った魅力的な味わいです。「南部美人というと『冷や』で飲むのが定番ですが、『燗酒』として食事と一緒に気軽に楽しんでもらえるお酒を作ってみました」そんな雄三さんのお酒のトレードマークは「月」。「兄は太陽のような存在。自分もその光を受けて、ともに輝いていけるような存在でありたい」とのこと。これからも兄弟で造り出す伝統と革新の味、楽しみにしております!

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埼玉「神亀」小川原良征さん。

「燗酒といったらやっぱり神亀!」と会場に来られていた燗酒ファンも口を揃える埼玉・蓮田市の蔵元「神亀」。とことん純米酒を追求し、二十年前より全国に先駆けて「全量純米酒」の酒造りを行っている蔵元として全国にその名を轟かせています。その味の魅力は「蔵内熟成」、最低でも二年以上熟成させるというこだわりの味です。小川原さんにインタビューをお願いしたところ「うーん、そういうのは何て言ったらいいかよくわからんけど・・・、まあ一杯飲んでみてよ」と注いでくださったのは、な、な、なんと『昭和56年醸造』の純米大古酒!さ、30年モノですよ!私まだ小学生ですよ~~っ!!注がれたお酒を見れば、うっすらと金色に輝き、口に含めば何ともいえない旨みとコクが口中に広がります!多くを語らずともまさしく飲めばわかる、確かな技と長い年月が醸し出した絶品の味わいです。

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山形「出羽桜」仲野賢さん。

山形・天童市の蔵元「出羽桜」。地元山形の米と水にこだわり、山形を代表する地酒として愛されています。伝統の技を継承しながらも、最新鋭の精米機、貯蔵庫などを導入し、季節に応じた新しい味の日本酒の開発(夏限定の「発泡性清酒」)など、さらなるこだわりの味を追求しています。今回試飲させていただいたのは秋冬限定の「三年低温熟成大古酒 枯山水」、こちらは枯山水専用のプラス5度できっちりと温度管理された熟成蔵にて三年間長期熟成したお酒で、お燗によってさらに旨みが増して、実にまろやかな味わいが口の中に広がります。「これからの季節、ぜひお燗で楽しんでもらいたいお酒です」地元山形では名物「いも煮」がアテにピッタリで、一緒に飲むともう格別とのことですよ。う~~、山形行きたくなってきました~~!

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宮城「浦霞」佐浦弘一さん。

江戸時代より奥州一ノ宮・塩竃神社の御神酒酒屋として280年の歴史を持つ宮城・塩釜市の蔵元「浦霞」。地元宮城の米と水にこだわり、酵母も自家酵母(協会12号酵母)を使った、独自の工夫をこらした酒造りを行っています。低温でじっくり醸されたお酒の数々はどれも風味豊か。燗酒でのオススメということで試飲させていただいたのは「浦霞 山廃吟醸」、お燗にすることで山廃らしい味と香りがさらに増して、これは食事にもあいますね。さらに今回試飲させていただいたのは一押しのロングセラーだという「純米大吟醸 浦霞禅」、こちらは冷やでいただきましたが、一口飲めば口の中にじわ~っと甘みが広がり、まさに感動の味。ラベルの禅画もかわいい逸品です!「塩釜は寿司の町です。旬のメバチマグロやカキとあわせてどうぞ」これは宮城にも行かなくては~~~っ!

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静岡「磯自慢」寺岡洋司さん。

静岡・焼津市の蔵元「磯自慢」。「静岡というと暖かいので美味しいお酒が作れないのではと思われている方も結構いるようですが、そんなことはありません!」と力説される寺岡さん。南アルプスより流れ出づる大井川の伏流水はお酒作りには最高の名水であり、厳選された兵庫産山田錦との相性はピッタリ。熟練の技で丁寧に醸し出されたお酒は日本酒ファンの間でも大人気で、「純米大吟醸」は昨年の洞爺湖サミットでの夕食会にて乾杯用のお酒としても使われた逸品!「焼津は日本一のマグロの水揚げを誇る漁師の町。そのマグロとあうお酒を作りたい」その熱い思いで生み出されたその味は、まさに味も香りも極限まで追求された深い味わいです。これはぜひ新鮮な刺身と一緒に飲んでみたい!「ワインやビールなどと同じく、実は日本酒も器によって味が変わります。器にもこだわってみるとさらに美味しくなります」とのことですよ。

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長野「真澄」宮坂直孝さんと奥さま。

江戸時代からの伝統を受け継ぐ長野・諏訪市の蔵元「真澄」。その名を一躍有名にしたのは昭和21年に真澄の酒蔵で発見された「協会七号酵母」、それまで数多くの品評会で上位入賞を果たしてきた真澄の味はこの酵母が醸し出していたのです。この七号酵母の発見は我が国における酒造りに大きな革新をもたらし、全国の酒蔵に普及して現在六~七割の酒蔵で活躍しているそうです。「今や全国で使われている七号酵母ですが、真澄はその『発祥の地』としてこれからも誇れるような酒造りをしていきたい」とのこと。そして今回試飲させていただいたのは「山廃純米大吟醸 七號」、長野県産美山錦を真澄オリジナル七号酵母で醸し出した逸品。冷や、お燗両方で飲ませていただきましたが、飲み方によって違った魅力を味わえます。「季節の味を大切にしています。これからは山菜やきのこが最高ですよ」う~ん、山の味覚もたまりませ~ん!

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やっぱり美味しいお酒は人々を笑顔にします!飲めばみ~んな幸せ。

さて今回も江口まゆみさんによるナビゲートにより、蔵元さん、お客さん、会場が一体となって楽しい日本酒トークで盛り上がった「燗酒ナイト」。やっぱり美味しいお酒は人々を笑顔にいたしますね。今回は会場のお客さんからも燗酒の魅力を伺いましたが、「味、香り、酸味がアップ」「人肌になじむやさしい味」「お燗は日本独自の文化です」など様々なご意見をいただくことができました。さらには「今までは冷や酒派だったけど、飲み比べてみて新たに燗酒の魅力にも気付いた」という方もおられました。私自身ももちろん日本酒の奥深さに浸る素晴らしい夜となりました。(え?飲みすぎですって!?)

四季を通じて旬の食材、そして美味しいお酒が楽しめる日本。
この国に生まれてほんと幸せ~~~♪

(ライター H.S.)