ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

今年は“図書館女子”がくる!「図書館日和2」ライブレポート(10.1/30開催)

2010年02月20日

Toshokan201_2

午後のお台場に「図書館女子&男子」が大集合!左より嶌田美智子さん、武田浩介さん、冨澤良子さん、テリーP。

Toshokan202_2

「大使館系図書館」、「図書館映画」・・・、新たな図書館の世界へご案内いたします!

最近巷では、鉄道、歴史、仏像などなど、いろいろな趣味にはまっている女性の皆さんが増えているようですが、カルカル発の2010年一押しの「○○女子」はコレ!またまたお台場に『図書館女子&男子』が大集合!!

前回に引き続き「TOKYO図書館日和」(アスペクト)の著者である冨澤良子さん、現役図書館員の武田浩介さん、図書館情報大学卒の嶌田美智子さんを迎えて、図書館好きによる図書館好きのための図書館トークで盛り上がる楽しい午後のひと時となりました。

Toshokan203

「大使館系図書館」(上)イタリア文化会館 (下)フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館。日本にいながら世界中の本の旅ができちゃいます!

Toshokan204

本を通じての世界の国々との素敵な出会い。(左上)カナダ大使館 E・H・ノーマン図書館 (右上)韓国文化院 図書映像資料室 (下)日本ロシア語情報図書館。

東京中の図書館に熟知した冨澤良子さんがオススメ図書館をナビゲート。前回も美術館や文学館内の図書室や企業ライブラリーなど、東京のオススメの穴場スポットを紹介していただきましたが、今回のオススメ図書館のテーマは「大使館系図書館」!
大使館系図書館とは、そのままズバリ各国の大使館や文化センター内にある図書館のこと。えぇっ!?そんなとこ入れちゃうの~~っ!?

大使館というとなんだか厳重に警備されていて一般人は気軽に立ち入れないイメージがありますが、実は大使館の中には館内の図書館を一般に開放しているところもあるんです。
例えば「カナダ大使館 E・H・ノーマン図書館」もそんな図書館の一つ。カナダに関する本や資料が充実しており、カナダのことなら何でもわかります。カナダといえばやっぱりモンゴメリの『赤毛のアン』。館内には赤毛のアン専門の本棚まであり、可愛い絵本をめくれば気分はもうプリンスエドワード島です。
スペインの広報施設であるセルバンテス文化センター東京内の「フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館」もスペインに関する本や資料が充実。スペイン人のスタッフも常駐しており、日本にいながらスペインへ来たかのよう。さらに今後の展開として、この図書館ならではの利用法として、世界中に点在する支部より蔵書を取り寄せて読むことも可能になるとか。まさに大使館系図書館はワールドワイドです!
その他、「東京ドイツ文化センター 図書室」、「イタリア文化会館 図書室」、「韓国文化院 図書映像資料室」、「日本ロシア語情報図書館」など、都内には世界各国の図書館がいっぱい!

冨澤さん「原書が多いですが、例え言葉がわからなくても本をパラパラめくっているだけでその国の空気に触れられて楽しいです。さらに内装や本棚の並べ方などにもお国柄を感じるので注目すると面白いですよ」

都内の大使館系図書館を巡る世界一周の旅!楽しそうですね!

Toshokan205

「図書館映画」の奥深い世界。えぇ!?あの有名作品も図書館映画なの~~!?

続いてメディアに登場する図書館特集。
まずは冨澤さんより「図書館映画」の紹介。えぇっ!?そんな映画のジャンルあるの~~っ!?

冨澤さんの図書館映画の条件とは、

●図書館でのシーンがある
●図書館で働く人が登場する
●図書館に関するセリフがある

とのこと。なんとなくそんな映画もあったような気がしますが、えーと何がありましたっけ・・・?
するとあの超メジャー大作映画も実は「図書館映画」だったことが判明!

Toshokan206

なんと『ハリーポッターと賢者の石』!!

おぉ!ここはハリーが夜忍び込んで禁書を探した図書館ではないですか~~!
こちらはイギリスのオックスフォード大学にある「デューク・ハンフリー図書館」。16世紀に開館し、700万冊の蔵書を誇る歴史のある図書館で、そのシックな佇まいはまさに魔法世界の図書館にピッタリのロケーション。世界各地より訪れるファンも多く、ガイドツアーもあるそうですよ。

Toshokan207

続いて「ニューヨーク公共図書館」。こちらはどの映画に登場した図書館でしょうか?

こちらは『ゴーストバスターズ』!最初にゴーストたちが出現して大暴れした図書館です。なつかしい~~!その他『ティファニーで朝食を』にも登場したそうですよ。

Toshokan208

図書館女優大集合!「ベスト・オブ・図書館女優」の栄冠は誰の手に!?

邦画では主演女優が図書館司書を演じている映画がけっこうあります。『君は僕をスキになる』の斉藤由貴さん、『阿修羅のごとく』のいしだあゆみさん、深津絵里さん、『父と暮せば』の宮沢りえさん、『Love Letter』の中山美穂さんなど。うーん、雰囲気ある方々ばかりですね~。そしてなぜか演じる時はメガネキャラ率(斉藤、いしだ、深津)が高いようです。皆さんは誰が演じる図書館司書がお好きですか。また今後図書館司書を演じてもらいたい女優さんを想像するのも楽しいかも。
その他、男性では『さよなら、こんにちは』の佐野史郎さん、アニメ『耳をすませば』の主人公の父親が図書館司書だったりします。・・・って、ありゃまやっぱりメガネキャラ。

いや~、図書館映画っていっぱいですね!皆さんも図書館映画を探してみませんか!

Toshokan209

Toshokan210 

武田浩介さん、嶌田美智子さんは図書館の出てくる本や漫画を紹介。気になる図書館がいっぱい!

武田さんが紹介してくれたのは坪内祐三さんのエッセイ『風景十二』。その中で図書館について語った章があり、最近はデジタル化とともに蔵書が効率よく分類整理され、探し求める本もすぐ見つかる時代になりましたが、今は蔵書が書棚から書庫にあることが多く、昔のようにあてもなく書棚の間を歩いて一冊の本にふと出会う楽しさが無くなったなあと書かれています。消えゆく「古き良き図書館の時代」。図書館で一冊の本との偶然の出会い、そんな楽しさが昔の図書館にはありましたよね。

その他、現役図書館員の武田さんならではの現場の実体験話も紹介。
今回は「落書き」について。図書館での仕事の一つとして返却された本のチェックがあります。残念ながら多いのが、線を引っ張ったり、書き込みをしたりという「落書き」。返却された本がこんなことになっていると本当に萎えますよね・・・。マーカーなどで書かれてしまっていて消去不可能なものもありますが、鉛筆で書かれている場合は一つ一つ消しゴムで丁寧に消しているそうです。そんな苦労があったとは~!皆さん、借りた本は大切に使いましょう!
ちなみに落書きの中には「何でこの場所に線を引く?」と不思議なものが多いそうで・・・。

 

嶌田さんは芳崎せいむさんの漫画『鞄図書館』を紹介。あらゆる本が詰まっているという不思議な鞄とともに世界中を旅している図書館司書が主人公で、本を借りに来たお客さんに、その人にピッタリの心を癒す一冊の本を貸し出してくれるそうです。自分にはいったいどんな本を貸してもらえるのでしょうか。本当にそんな図書館があったらいいですね。

もう一冊、菅谷明子さんの新書『未来を作る図書館-ニューヨークからの報告-』。こちらは上記でも紹介した「ニューヨーク公共図書館」のルポルタージュ。ニューヨーク公共図書館はニューヨークを舞台にした映画に度々登場するように、ニューヨーク市民にとって心の拠り所であり、教育、文化、コミュニティの中心地でもあります。
その活動は単に図書館としての機能だけでなく、求職・転職への実践的アドバイス、キャリアアップのためのビジネス講座など、幅広い社会活動を行ってきました。現在各界で活躍する数多くの人々もこの図書館のおかげで成功することができました。そして彼らはお世話になった図書館に莫大な寄付をし、次世代の未来に向かって進もうとする人々の支援をしています。
図書館がつなぐ心と心。図書館には未来への夢と希望も詰まっています。

 

というわけで、今回も図書館好きの図書館女子&男子目線で、また新たな図書館カルチャーを紹介してくれた「図書館日和2」!ますます絶好調です!
今年はもしかすると「図書館女子」&「図書館男子」が2010年の流行語大賞にノミネート!?

また「図書館日和3」でお会いいたしましょう!

(ライター H.S.)