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「できる男は乳首で決まる」のかっ!?超満御礼の出版系イベント!『日本タイトルだけ大賞!』ライブレポート

2010年04月05日

12月のお台場…。
もうあれですね、この組み合わせだけで「どれほどの寒さなのか?」が
伝わってしまうという強烈なアウラ。そして新しくなったヴィーナスフォートの
3階は、「あまりの客入りでひっくり返された店中のリアルクローズを、
スタッフが必死の形相で畳む。が、全然追いつかずに諦める。
結果として『片付けられないメゾン達』として新たな観光名所としての
地位を確立する」といった具合に、異常な殺気に包まれておりました。

で、お膝元にある我等が東京カルチャーカルチャーはと言うと、
この日は「日本タイトルだけ大賞」というイベントが行われ、
こちらも同じく満員御礼、立ち見も含めると200人ぐらいは
入ったんじゃないでしょうか。

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内容としては…、というか説明が不要なくらいイベント名で
言い当てているので恐縮では御座いますが、「今年発売された書籍の中から、
一番優秀なタイトルを選ぶ」といった趣旨の、なんとまぁ、ざっくりとしたコンセプト。

それではまず、205作品という膨大なノミネートの中から、
物議を醸し出したものを中心に審査員のコメントと一緒に振り返っていきましょう。

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「ジョニー・ゲップ」
ヴィジュアル的には良いですねぇ~、何だかよくわからないけど(笑)。

「天然ブスと人工美。どちらを選びます?」
天然ブスを選ぶ人が果たしてどれくらい居るのでしょうか?

「俺はまだ本気を出していない」
どうせタイトルも本気じゃないんでしょうねぇ。

「なぜシリコンバレーではゴミの分別をしないのか?」
内容は「ゴミの分別に裂く時間があったら仕事しろっ!」というものだそうです。

「メキシコ人はなぜ禿げないし、死なないのか?」
絶対に嘘ですからね(笑)。禿げるし、死にます。
元大統領は禿げてます。

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「ジーパンを履く中年は幸せになれない」
すいません、ジーパン履いてます。幸せです。
自分の父親を思い浮かべますねぇ。

「戦国武女子、参る!いっそ武将に仕えたい!」
今年はすごかったですもんねぇ~。
対象として恋人じゃないんですね、主従関係だと(笑)。

「出世する男はなぜセックスが上手いのか?」
これ(上手さ)を図る手段がねぇだろ(笑)!
それ言っちゃうと出世の定義も曖昧ですよね。

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「ハゲタカの頭はなぜハゲているのか」
あんまり興味ないですね。

「スットコランド日記」
うわぁ~、パッと見わかんないですねぇ。
ヴィジュアル的には秀逸なんですが…。

「31年ぶりにムショを出たー私と過ごした1000人の殺人者たち」
けっこう堅い本です。

「ウェブはバカと暇人のもの」
要するに「オレのもの」って言いたいんですかね(笑)。

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「ババアウォーズ・新たなる美貌」
こうゆうのそそられますねぇ~。

「だから新書を読みなさい」
これが単行本で出てる事が微妙ですね。
サンマーク出版は新書出してないですしね(笑)。

「営業マンはパンツを脱げ!」
これ良いねぇー!基本じゃん(笑)。
下ネタ本とかって、やっぱレジに持っていきずらいじゃない?
そうすっとネット限定になっちゃうのかね?

「1000年経ってもいい話」
「2000年経ってもいい話」も出てますね。版元が違うのがポイントです。
1万年経ってもどうでもいい話ですねぇ~、このシリーズは。

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「女子高生―山本五十六」
どっちだよ(笑)!

「爆撃聖徳太子」
ありえないねぇ~(笑)。
これ小説で、なんか…聖徳太子が切れまくるやつですよ(笑)。

「自民党が負けない50の理由」
負けましたもんねぇ~、残念(笑)。
本てこうゆうのが危険ですよね、迂闊なもの書くと。

「出来る男は乳首で決まる」
そうなの(笑)?
行き過ぎてますから。

「あなたの幸せはどうでもいい」
確かにね(笑)。
確かにそうなんだけど、これ読む気はしないよねぇ~(笑)。

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「健康のためなら死んでもいい」

上手い。

「なぜ、詐欺師のスーツはアルマーニなのか?」
実は「アルマー三」とかだったら良いオチだけどね(笑)。

「お前がこの世に5人いたとしても、
5人ともこの俺様の女にしてみせる」

どうしようもない(笑)。

「英国紳士のオナラとゲップ」
ターゲットは何所なんでしょうね?
棚がわからないよね(笑)。
「ジョニー・ゲップ」と並びで置いて欲しいよね。

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「手を挙げて、高速道路を渡ったことがありますか?」

まぁ~無いでしょうねぇ(笑)。

「蒸発父さん、詐欺師のオヤジをさがしています」
これいいわぁ~。
出版物で探そうとしてるのがね(笑)。
手段は間違ってない。

「読んでいない本について堂々と語る方法」
我々のためにある本ですねぇ~(笑)。

「僕は友達が少ない」
素直過ぎるだろぉ(笑)。
何のために買って読むのかね。
あっ、でも僕けっこう友達少ないんで惹かれますよ(笑)。

「ヘッテルとフエーテル」
こうゆう洒落をやられると弱いんだよね。

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といった具合に、タイトルだけを山ほど並べて審査員が
好きなだけツッコミを入れるという第一部。
見事「日本タイトルだけ大賞」を受賞したのは
「ヘッテルとフエーテル(著:マネー・ヘッタ・チャン)」。
そして、一般投票で絶大な人気を集め次点として「残念賞」に
輝いたのは「できる男は乳首できまる(著:松屋壮)」でした。
おめでとうございます。

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さて、休憩を挟んで行われた第二部では、
昨年の出版業界を月毎のトピックスで振り返る、
題して「出版業界2009振り返り討論会」。

が…、実はこの討論会、残念ながら公表できない話が
ほとんどで詳しい内容は書けません。ですので、
苦肉の策としてトピックスだけを箇条書き致しますので、どうかご勘弁を。

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「文教堂ホールディングス 大量リストラ」

「アマゾン 早稲田大学向けに新しいサービス」
元アマゾンの方の話によると「おそらく確信犯的に、
『バッシングされるけれどもやっちまえ』という会社です。
業界に新しい価値をもたらさないと意味がないという考えを持っていて、
業界では元々嫌われてますし、あんまり恐れてないんでしょうね」とのこと。

「講談社の赤字」
関係筋によると、講談社は10年続けて100億の赤字が出ても大丈夫らしいです…。

「小学館が責任委託販売を開始」
今後、書店さんのバイヤー教育などが焦点になるかもしれません。

「大日本印刷がジュンク堂を子会社に」

「ブックオフ 新刊本を売る店舗」

ブックオフが近所に出来て、売上が下がった書店は本当にあるのか?

「ゴマブックス 民事再生申し立て」
ゴマブックスホールディングスの一番偉い人が詳細を説明。

などなど、ほんの一部では御座いますが、
出版業界の裏事情が語られた貴重な1時間となりました。

出版関係者を始め、多くのマスコミで賑わった「日本タイトルだけ大賞」。
年の瀬の風物詩として、そして溜まった膿を一気に吐き出す浄化作用の
役割を担うイベントとして、来年の開催を大いに期待します。

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ちなみに残念賞のこちらは、「第1回として大々的に発表しづらい」という理由で
大賞を逃しましたとさ。

(淺沼匡/ライター、カメラマン)