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カルカル発~大自然東京野生動物大探索!『東京野生動物サミット』ライブレポート(10.3/27開催)

2010年04月11日

大人の好奇心系イベントに新たなラインナップが登場!

コンクリートジャングルと呼ばれる東京、しかし東京には多くの野生動物が生息しています。そんな都会に住むしたたかな野生動物たちを追い求めたイベントが開催されました。

出演者は『変なイキモノ探索隊』の隊長「里中遊歩氏」・副隊長「日高トモキチ氏」・隊員「イトケン氏」そして特別ゲスト:動物学者/動物科学研究所所長「今泉忠明氏」と言う豪華メンバー
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左より司会・テリー植田さん、隊長・里中さん、副隊長・日高さん、隊員・イトケンさん、動物学者・今泉さん

「変なイキモノ探索隊」は、文一総合出版さんから発売されている「Rika Tan(リカタン)」に連載されている探索記事。

02理科の探検「Rika Tan」 今回は場外乱闘編?

「文一総合出版」から出ているハンドブックがとにかくスゴイ!こだわりにこだわった探求本の宝庫です。

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「樹皮」や「虫こぶ」「樹液」に「羽」など、その筋のファンには【神】のようなハンドブック

第一部
『日常生活の中で、わりとラクして見られる、東京の野生生物たち~鳥たち篇』

どんな障害物があっても、飛び越えてたくましく東京を飛び回っている『鳥』に、スポットを当てて東京の野鳥を紹介します。

【ここで問題】都内にはどれぐらいの鳥類がいるのか?

たいがいの人は、カラス、スズメ、ツバメ、カモ・・・それ位ですが、答えは、東京都内には100種類以上の野鳥が確認できるそうです。

単純にカラスと言ってもよく見ると2種類のカラスがいて、クチバシの太い「ハシブトカラス」とクチバシの細い「ハシボソガラス」と言う2種がいます

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確かに!読んで字のごとく「クチバシ」の大きさが違うじゃないですか!

ちなみに、カラスは1度に最高で6個の卵を産むのですが、七つの子がいるという歌がありますが、残念ながら6羽しかヒナはいないそうです・・・

そんな流れから・・・

都内の野鳥の紹介
ススメ・シジュウカラ・メジロ・オナガ・ムクドリ・ヒヨドリ・ハクセキレイなどなど、思いのほか多くの野鳥を東京で見ることができます。

変わり種では、キツツキが銀座にいたり、飛ぶ宝石と呼ばれる「カワセミ」は各地の水辺で確認できたり、外来生物と呼ばれる日本に住みついちゃったインコまで、東京の空っていろいろな鳥たちが飛び回っているんですね~

里山や公園では、ヤマガラ・ジョウビタキ・アオゲラ・モズ・スグロモリモズ・キジ・オオバン・ガビチョウ・ソウシチョウなど、見たことも聞いたこともない鳥が見られるそうです。

それにしても、東京は外来種と呼ばれる日本には、いなかった種が多く生息しています。

【第二部】
『実はこんなレアなイキモノだって生きているんだ友達なんだ』

突然ですが、ここでクイズ

下記にあげる動物で東京に住んでいる動物はどれでしょう?

ニホンジカ ニホンカモシカ ホンドダヌキ ツキノワグマ
ハクビシン ニホンザル ニホンリス ムササビ

どれもこれも道端であったことは無いですが・・・と言うか、絶対に遭いたくない名前もチラホラあるんですが・・・

なんと、正解は全部!東京には野生のクマやカモシカもいるんですね。

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東京も山間部に行けば、多くの野生動物が生息しています

次の問題、今度は東京にいない動物が1種はいっていますが、東京に住んでいない動物はどれでしょう?

モリアオガエル ニホンイノシシ ヘイケボタル ホンドテン
ゲンジボタル トノサマガエル ヒダサンショウウオ アブラコウモリ

やっぱり、どれもこれも近所ではあったこと無い気がしますが・・・

正解は・・・

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トノサマガエル!

『近所にトノサマガエルはいるよ?鳴声が聞こえるよ?』と、言う方も多いと思いますが、実は東京に住んでいるのは「トウキョウダルマガエル」と呼ばれる「トノサマガエルの亜種」で、トノサマガエルではないそうです。

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見た目はトノサマガエルですが、背中の突起?が、トウキョウダルマガエルは微妙な感じだそうです。違いってそれだけ?

そして、東京に本当にいるの?と、思うような動物探索

「東京の夜空を飛ぶなぞのザブトンを探せ!」

ザブトンと言うのは、リスの仲間でジュディーオングを彷彿させ膜を、広げて木々の間を滑空する動物『ムササビ』のこと!

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本当に東京にムササビがいるの?

早速、ムササビが生息していると言われる高尾山へいざ出陣!

ムササビは、日暮れから30分ぐらいで活動開始すると言うので、人気のなくなった高尾山をひたすら探索、見つけるコツを今泉先生に聞くと「探す方法は木の上で葉を食べている音を聞いて、木を探すのがコツ。」とのこと、しかし風が強ければ全くわからない?または「木の下の食痕(しょくこん)を探す」と言うのだ。

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今泉先生は動物の生態を解りやすく、楽しげに説明して下さります。

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葉の両側をかじった跡がつく、特徴的な「食痕」

絵はもちろん副隊長「日高トモキチ氏」

ムササビは特徴的な葉の食べ方をするので、それを見つけるのがコツだそうです。特に、この時期が葉が少ないので観察には最適!
すると、さすが先生!木のてっぺんに居るムササビ発見。

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20分もムササビ君がコッチを見つめてくれていた。感動のあまり、立ちあがってムササビ・ベストショットを解説する里中さん

休憩をはさんで、後半は水辺に生きる黒い影

最近見かけない「ゲンゴロウ」、「コウイムシ」(水生カメムシ)など水生昆虫もレアな存在、蝶のような模様と飛び方のチョウトンボは、都内にいるにはいるが最近はずいぶんと減ったそうです。

そして、今回追いかけた目玉水生生物は「サンショウウオ」

日本には、両生類の大様「オオサンショウウオ」と言う、巨大で成長のおそい貴重な種もいますが、今回東京の水辺で探すのは東京の両生類の有尾目「ハコネサンショウウオ」

日本には19種のサンショウウオ、3種のイモリ計22種がいますが、東京には3種類の有尾目が生息しているそうです。

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思いもよらない野生生物がいる東京

隊は、ニホンカモシカやクマが居るような山の中へ、ちなみにカモシカは牛
仲間です。もちろん山へ入る時はしかりクマ対策グッツも必要!

そして、ヤマヒルと戦いながら何とか「ハコネサンショウウオ」の幼生ゲット。さすがに山椒くさい!

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やっとの思いで、出会えた「ハコネサンショウウオ」は5センチの幼体

探索隊の努力と探求心、生物たちの生命力が結ばれた瞬間ですね。

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努力の成果を満面の笑みで語る隊長と副隊長

よく人から「散策の仕方がわからない」と、聞かれるそうですが・・・

探索隊だってそんなのはわからない!わからないのは皆同じだから、調べて、考えて、努力して見つけるからこそ、探索は面白いんです!

 最後は、外来生物
代表的なものは「アメリカザリガニ」「ブラックバス」「アライグマ」
驚いたことに、アメリカザリガニは当初20匹が輸入されたが、それが逃げ出して現在各地に広がったそうです。

そして、怖いのが「毒ヘビ」

以前、ニュースにもなったのですが無許可で外国のドクヘビを飼育していた人が誤って蛇にかまれてしまい、違法飼育がバレてしまった事件があったのですが、その時保護された「毒ヘビ」は、どこに行ったのか?

実は、蛇がいるのは群馬県にある「スネークセンター」確かに保健所や警察署じゃそんな危ないヘビの管理はできませんよね。ここスネークセンターは「蛇族研究所」になっていて、血清の開発や生態の研究も行っています。

そして、ゲージの中には、名指しで、人を噛んだ毒蛇が、なぜかノリノリ?で展示されていたそうです。

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かんだ犯人はこの蛇ですが、噛まれた方も違法飼育の犯人?

最後に質疑応答では、お客さんから最近近所に姿を現す「ハクビシン」についての質問。今泉先生は「単独ではなく地域一体で対処しないといけないよ」と、外来生物の生命力と繁殖力の強さを教えて頂けました。

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聞く方も、答える方にも外来生物は大きな問題です

意外に多くの自然が共存する東京、中には危険生物もいますが危険か危険じゃないかの知識も大切でそれを知ると、身近な自然がぐっと近くに見えてくるようです。

皆さんもこれを機会に自然にちょっとでも興味を持ってもらえると、東京がより楽しめそうです。

(レポーター・クロスケ)