ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

『廃線跡の記録』刊行記念「今宵は、廃色!廃テンション!」『廃線×廃墟×廃道 廃祭り2010』(3、28開催)

2010年04月26日

チケット・SOLD OUTの『廃色』が濃すぎるイベント開催!

その名も

「廃線×廃墟×廃道 廃祭り2010」
001_2 
廃線・廃墟・廃道の【三大廃】がお台場に勢ぞろい

003_3
開場と同時に多くのお客様がご来場されました

普段も開演まで音楽が流れる会場ですが、今回はBGMもちょっと雰囲気が違う?何となく『廃っぽい!』

見るとステージ上では、DJの「Junichi Watanabe」氏による『廃』な音楽がガンガン流されていた。

002_3
会場の雰囲気はすでに『廃・テンション』

「Junichi Watanabe」さんは「コンビナートで鳴らすべき音楽」をはじめ、廃墟っぽいインダストリアルっぽい音楽を制作され、DJをこなす音楽家でイベントを盛り上げるために協力して下さりました。

そして、満員の会場ではイベントの始まり!

まず初めに今回のナビゲーターである三才ブックスの編集者「斉藤氏」とオープロジェクトの「西田氏」の登場。

005_2
左「西田氏」右「斉藤氏」

今回は出演者も多く、ナビゲーターに紹介された方々が次々にステージに上がりますが、やっぱり「オブローダーのヨッキれん氏は自転車で登場」

007_2
お決まりの登場シーンとなった、ヨッキれん氏の草分けチャリ走行!

008_2
ステージ上に並ぶ出演者の皆さん、左から「西田氏」「斉藤氏」「大西氏・黒沢氏」「芝公園公太郎(シバコウエンハムタロウと発音)氏」「ヨッキれん氏」「前畑氏」

今回のイベントは、三才ブックスより発売された『廃線の記録』と言う廃線跡を紹介した書籍の発売記念イベントとして行われました。
この本は、廃線を専門に追っている人ではなく、廃道や廃墟、産業遺跡と言った『廃色』の濃い人たちが専門外である「廃線」の本を書いたらどうなるだろう?と言ったコンセプトで制作され、この日も廃線マスターではない出演者が勢ぞろいする「異色の廃線イベント」となった。

009_2
「廃線の記憶」は、廃線メインじゃない方が廃線本を作ったらどうなるか?と言う好奇心から始まった本だった

012_2
今回の仕掛け人、編集者の斉藤氏「実は廃線のこと全然知らなかったんですよ」と、突拍子もないことを言い出す責任感の強い?担当者。

前半は「廃線跡の記録」で、それぞれが取材・執筆した部分の解説や苦労話。現状や廃線の今後の流れなどを紹介、また個々にメインとなる『廃』へのこだわりや注意事項など、気になるようなことをズバズバと解説してもらいました。

014
みんな同じ「廃」だけど、ちょっぴり違う。そんな雰囲気でトークは進む

011_3
それぞれの廃部分での解説は、ステージ上もホ~!ヘェ~!と言った感じで会場全体がドンドン廃色に染まっていく・・・

018_2
オブローダー・ヨッキれん氏の「廃チャート図?」これはわかりやすい!

01801_2
NPO法人J-heritage理事長・前畑氏は「産業遺産伝道師」として、ヘリテージツーリズム(Heritage tourism)を広め活動をしています。

ヘリテージツーリズムとは

近代化産業遺産を保存し活用することで産業の発展を支えてきた各種技術や先人の営みを後世に伝え、地域に優れた産業技術が存在したことを地域や住民の誇りにつなげるとともに、外部の人が訪れ、ガイドの案内等を通じて学習・交流する旅行のことを指します。

019_2
貴重な産業遺産を一方的に伝えるのではなく、多くの方々に直接現地で見てもらい、実体験でその貴重さを感じてもらい、大切にしていく活動を御紹介していただきました。

廃探索は「投げっぱなし」になることが多いいのですが、日本経済を支えた遺産として貢献をたたえ、共有財産として残していく活動は今後の課題に一歩踏み込んだ素晴らしい活動だと思います。

この時点で、すでに時間は押しに押していますが、休憩時間がもったいないような感じで無事前半終了

後半は皆さんの探索装備品の紹介です

500p1440462_2
公太郎氏(ハムタロウと読む)は、機動力重視の合羽付ザックや水平器付の三脚など、悪条件での撮影機材を紹介していただきました。

022_2
大西氏の持ちだした機材は、何とも不思議な脚付カメラ?「廃・クオリティー」を生み出す秘密道具だ!

これは手ぶれを最小限に抑える装置ですが、普通の人なら20分も持っていると、腕が上がらなくなるほど重いそうです。これを持って不安定な足場の廃墟や産業遺跡、廃線跡を1日中歩くのだからスゴイ!

020_2

いきなり出てきたヨッキれん氏のお部屋の画像?実はこの資料の山、これこそが最大の装備品

それぞれが記録をしっかり残すために機材には非常に気を使っている様子ですが、何より廃探求は「事前調査の賜物」のようです。

そして、後半を〆るのは『廃廃○×質問タイム』この質問は、会場全体での○×参加型イベントとなりました。
もちろん、ステージ上では質問に対して『廃を題材とした討論』が繰り広げられる素晴らしい物となりました。

023_2
ステージでも結構判断が分かれます

024_2
会場もこれは大いに盛り上がるイベントでした。それにしても質問もかなり濃い質問で廃色には『タブー』を超越する魔力がある様子

025_2
質問に対してステージ上では、おのおのがその考えを討論し、ここにきて「プチ・廃VS廃」の雰囲気

028_2
廃の集合体イベントですが、やはり、同じ志を持つ者同士はすぐに打ち解け・・・話は深みへ深みへ進んでいく・・・

廃へ足を運ぶ理由の一つに「非現実の世界を覗いてみたい」と、初めは誰もが思うことかもしれませんが、実際にその廃に直面した時に見えてくる「歴史の重圧」に、「廃をマイナスイメージだけで終わりにしてしまう」のではなく、「現実社会」を築いた「歴史」として、「歴史の証人」として残していく重要性を知ることができた素晴らしいイベントでした。

しかし、このイベントが・・・すんなり終わることもなく・・・

会場では、そのまま「2次会と言う名の延長戦」へ突入

030_2
DJ「Junichi Watanabe」氏によるBGMと、画像に乗って「廃交流の場」となりました。

032_2
途中、妙な大きな頭の団体さんも、登場・・・仏像イベントじゃないんだけど?

もちろん、先程の延長戦も再開!

034_2
最後の最後まで見逃せないイベントでした

今回『最も廃な男たち』

029_2
強烈な『廃クオリティーを持つ出演者』(1人だけ×なのは御愛嬌?)

こんなに濃い『廃色』のイベントが『廃・テンション』で、滞りなく共存共栄していけるなら、今後の廃の世界は「虹色の+イメージ」へ進んでいけると思います。

(ライター・クロスケ)