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カルカル真っ暗闇!ノーダークネス、ノーライフ・・・『闇ナイト~暗闇をみんなで楽しみ知り学ぶ夜~』ライブレポート(10.4/25開催)

2010年05月23日

近年「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」や「暗闇カフェ」「暗闇ごはん」といった
暗闇を利用したイベントが広く知られるようになりましたが、
それらとはまた一味違った形で暗闇に触れることで闇の魅力や奥深さを知り、
さらにはみんなで闇を楽しんでしまおうというイベントがカルカルで行われました。

闇ナイト ~暗闇をみんなで楽しみ知り学ぶ夜~

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今回のイベントではパソコンから映すいつものスライドだけでなく、
フィルムを映し出すための映写機が設置されました。

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物販には闇に関係した本がたくさん。「夜旅」なんて凄くイイ響きですね。

闇コンビ登場

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開演時間になり、中野純さん(闇歩きガイド、体験作家)、
中里和人さん(闇の写真師)、そしてお二人サポートするアシスタントの方が登場。
中野さんと中里さんは自らを称して闇コンビと名乗っているそうです。

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かつての日本は蛍光灯が街に溢れ、
外国から「日本みたいに夜が白い国はない」と言われる程、
夜がまるで昼のように白く明るかったのですが、
最近になって闇が注目されるようになり、
人々が夜を楽しむようになってきたといいます。

例えば真っ暗な夜の森を懐中電灯なしで歩くナイトハイクや、
閉館後の誰もいなくなった館内を巡るナイトミュージアム、
さらには夜行性の動物を見るツアーなど、
暗闇の中で行うイベントが数多く開かれているそうです。

●夜を感じる曲・タワーホテル

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まずは中野さんが夜を感じるという曲・タワーホテル(双葉双一)がかけられました。
中野さんは闇歩きガイドなど行っていて、夜の森に行くことが多いのですが、
森へ向かう車の中でこの曲を良く聞くといいます。
夜に聞くとぐっと雰囲気が出るような曲ってありますよね。

さらに車を降りた後、頭に曲が残っている状態でそのまま夜の森に入っていく
というところもポイントだそうですが、
夜の森でタワーホテルが頭の中でリフレインするのはちょっと怖い・・・

●夜の森で遠近感が逆転

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これは中野さんが寝転がって森の隙間から空を見上げた時の写真。
まだ日が残っている時間帯に撮ったもので、
この時は森に対して空の白い部分がずっと後ろにある感じ・・・

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だが、日が完全に落ちた後、今度は空の白がまるで星のようにくっきりと見えている。

中野さん 「空の白が前面に迫ってきて、森が後ろに退いていくような感じがした」

●路地には闇が溜まっている

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続いて中里さんは路地の魅力について語りました。
路地には家々の息遣いや人の生きてきた感じがあるといい、
全国各地の路地を周っていったそうです。

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中里さん 「路地には闇が溜まっている。僕はそれを闇溜まりと呼んでいる」

闇が溜まっている・・・
こういうハッとする言葉に出逢いたくてカルカルに来ているんだなあと思う。

●夜景を超えた闇景

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さらに中里さんはフィルムでしか撮ることのできない真の闇の風景、
夜景を超えた闇景をまとめた写真集・ULTRAを作成。

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中里さん 「本当に凄い闇を体感して、それを体感したことがない人に伝えたい」

小笠原諸島や伊豆諸島、八丈島といった島の闇は最高だそうです。

●カルカルを真っ暗にしてみんなで食べる闇セット

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今回の闇ナイトはカルカルでも闇を楽しもうということで闇セットが用意されました。
カルカルにある全ての電気を消して真っ暗にした後、
この闇セットを開けてみんなで一斉に食べるというものです。

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さあいよいよ真っ暗に・・・

とはいえ、さすがに完全に真っ暗とはいきませんでしたが、
それでも目の前の闇セットが何なのかは分からない状態・・・
まず飲み物を飲みながら味覚に集中し、一体何だろうかと思っていると、

中野さん 「答えを言っちゃいますが、ライチと洋なしのミックスジュースです」

答え言うの早いよ、中野さん・・・
でも、ライチと洋なしのミックスジュースかあ、なるほど・・・
言われてみるとたしかになしっぽい味がする・・・と思っていたら、

中野さん 「実はただのリンゴジュースでした」

・・・

やられた・・・
我ながらここまで見事に術中にはまるとは・・・

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闇セットの食べ物はグミ、ピノ、マシュマロ、桜えび、干物でした。
それにしても、闇の中でものを食べると、
自分が考えている以上に味が分からないものなんだなあ・・・

●洞窟、トンネル・・・穴の世界

さて、夜の闇を楽しんだ後は昼の闇ということで、
洞窟やトンネルといった穴の世界を紹介していきました。

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地層の直線と手彫りの曲線のコラボレーション。
掘り手が地層と一体になっていると中野さんも大絶賛。

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これ凄いなあ・・・
山の中が空洞のように見えて、なんだかパリッと割れそうな気がしませんか?

●房総半島の素掘りトンネル

房総半島にはあちこちに素彫りのトンネルが残されているといい、
そのトンネルを撮ったフィルムを紹介していきました。

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中里さん 「トンネルの中には凄く古い時間が溜まっているような気がする」

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今回の闇ナイトの中で最も美しいと思った写真。
五角形のトンネルのところどころに設置されている電灯が
光と闇を交互に映し出している様子が凄く幻想的・・・

●真っ暗闇でプチプチ

最後、再びカルカルを真っ暗にして、みんなで一斉にプチプチを鳴らしてエンディング。
先程は闇セットで味覚に集中しましたが、今度はプチプチで聴覚に集中です。
まるで雨が降っているかのように感じるのではと期待したのですが、
いざやってみるとポップコーン作ってる様子が頭に浮かんできました・・・

以上、闇の様々な魅力や奥深さを知り、闇を楽しんだ闇ナイト。
いつものカルカルと違って薄暗い中で行われていったのですが、
逆にそれが心地良く、なんだか闇に癒されるような感じがしました。
みなさんも夜は窓のシャッターを閉めて、電気も完全に消して、
闇を楽しんでみてはいかがでしょうか?

(ライブレポーター・えの)