ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

超イカすデザイン!!ボーイングでもエアバスでもどっちでもいいタイプの飛行機グラフィックデザインマニアの集い『エアラインナイトVol.2』ライブレポート(’10.5/15開催)

2010年06月22日

"正直ボーイングでもエアバスでもどっちでもいいよ"とのサブタイトルがついたエアラインナイトVol.2。
飛行機かっこいいし、だいすきですが、ボーイング、エアバスの違いを言い当てられるかといえば、俄然ノーであるド素人の私。
「どっちでもいい」と言われ、素人歓迎と解釈し安心して会場へ赴いてみればそこは、「どっちでもよくないタイプの飛行機マニア」の皆さんとは趣を異にしながらしかし、「どっちでもいいタイプの飛行機マニア」の皆さんの集いだったのでした。

「どっちでもいいタイプの飛行機マニア」の皆さんとはどんな方々かと言いますと、
1. 女子率が高い
2. 各種おしゃれなグッズの販売が大盛況
3. なんかオシャレ! いろいろオシャレ!
なのであります。
正直、思い込んでた様子とまったく違う!
さてどんな内容だったのでしょう。

0515culcul1_2
本日のスピーカーは、左から、"お笑い担当"の大前優介さん、司会のテリー植田さん、
"マニア担当"の原丈典さん、"アカデミック担当"の柳本浩市さんの4名です。

なにはともあれ、と、まず大前さんが最初に紹介したのは、
前回のエアラインナイトでも大人気だったアラスカエアーです。

051519_2
尾翼に、アラスカエアーのシンボル、おじさん。

たしかにアラスカだけど! なんでしょう、この飛行機にあるまじき、親しみやすさ! 登場しただけで大盛り上がりです。

そして第2回でもまたやっちゃいました、アラスカエアー。

051522_2
ええー!シャケ!? たしかに、アラスカだけど!!

さすが自ら"お笑い担当"と名乗られた大前さん。最初から軽妙なトークで会場をつかんでいきますが、じつは、神戸・元町海岸ビルヂングにある超オシャレな雑貨ショップ『NOTAM』を経営しています。じつは、というのも失礼なお話ですが。

051518
NOTAMの各種グッズは女子に大人気! あっというまに売り切れ!

そして大前さんがNOTAMを立ち上げるきっかけとなった本、『Departure』と『Transit』の作者であるのが柳本さん。柳本さんはデザインに関わる商品開発やイベント、出版などを手がける『Glyph.』の代表です。

051517
こちら、柳本さん渾身の”かっこいいエアラインデザイン”がぎゅっとつまった1冊。
ひじょうにレアなものも多数載ってます。いやあ素敵ですねぇ。

そしてそして、「ロゴナイト」にも出演した、mixiのロゴ好きコミュニティ管理人、ロゴだいすき、エアラインデザインだいすきの"マニア担当"が原さんです。
大前さんと原さんは、たとえばエールフランスのロゴが変わったとき、1時間後に電話をして「変わったね」「変わりましたね」と確認しあう仲なのだとか!

051516
たとえばおなかに真っ赤なロゴがかわいいAir Berlin。
「最近のロゴは小文字ブームなんですよね」

な、なるほど、この3名が、機体はどっちでもいいタイプの完全なるマニアのお姿。
「エアラインをグラフィックの視点からみてみる」集まりなのですね。
さてそれぞれが最近気になったエアラインの紹介を、どんどんいきましょう。

大前さんは、W杯間近ということで、サッカー編。
スポンサーとなってサッカーチーム名を機体に掲げる航空会社はたくさんあるのですが…

0515culcul2
大人の事情により、スポンサーであるバルセロナとパートナーである
マンチェスタユナイテッドの2つの機体が仲良く並ぶトルコ航空。そんなのありですか。

0515culcul4
かと思えばオーストリア航空は「Unofficual Fan Line」を堂々と運行中。
そんなの、ありですか!

大前さんの「ち、ちょっ、なにしてんの!?」編では

0515culcul5
FlyNIKIのハエ(=fly)便。まさかのダジャレ。

0515culcul7 0515culcul8_2
タイ航空…「パイロットも『この飛行機かよ…』と思ってるはず。」
いや、かわいいですけどねぇ~。

そして極めつけはアイアンメイデン! 尾翼に注目!
051510
051511
「GO TO HELL!!」って、しゃれになってるんでしょうか!

「NOTAM推薦枠」としてオススメされたのが、南アフリカのkulula。
051512
かっちょいー!

機体に、各パーツの説明が書かれているんですが、日本ではありえない、英語のジョークが満載です。

051513
「これ考えてたデザイナー、たのしかったでしょうねー」

つづいて原さん。まず、格安航空会社編。
最近は格安航空会社が充実。荷物、食事、トイレなどすべての付加サービスにお金をとる、ネットのwebチェックインのみにする、などさまざまな工夫によって、驚異的な値段での運行を行っています。

051523
で、原さんがまず注目するのはロゴなわけです。
「赤とか黄色が多いですねぇ」

格安航空会社、サービスもユニーク。

051525051526
vueling は機内でシルクドソレイユパーティーやDJパーティーを開催。
ってそれ、ユニークすぎやしないでしょうか!

051524
かと思えば、サウスウエスト航空は安全説明をラップでやっちゃう…!
「それじゃあいまから機内の説明やっちゃうぜ!YO!YO!」

そして原さんの最近のイチオシは、カナダで主に短距離便を運行しているporter airline。
カナダにはカラス並にいるというアライグマをモチーフにしています。

051527
こいつがMr.Porter。

051528051529
こいつが広告から機内誌からありとあらゆるところに登場しまくるわけでして。

051530
荷物タグもかわいい! 乗りたくなっちゃいますね~。
カナダ、あんまり行く用事ないけど…。

最後に登場するのは柳本さん。エアライン系グラフィックのひじょうに貴重なコレクションのなかからもイチオシを紹介してくれました。

051531
たとえばこれは、例のエチケット袋ですが…

051532
なにか様子が変? そうこれは、virgin atlanticが行った、エチケット袋のデザインコンペの応募作なんですね。おもしろい!

051533
だんだんすごいことになってきまして…

051534
ぎゃー!!

かとおもえば、エアラインデザイン界垂涎の的として知られているBLANIF INTERNATIONAL。1965年にアレキサンダー・ジェラルドによる、"The End of the Plain Plane"(退屈な飛行機の終焉)」と称される大リニューアルが行われました。

051535
たとえばCAさんの制服! スタンリー・キューブリックか!

051537
飛行機ごとに違う色に塗り分けられ、それにあわせた制服も、広告塔としての役割が持たせられていたそうです。はー、素敵!

柳本さん、Departure、Transitにつづく続編がひじょうに楽しみです!
ぜひよろしくおねがいします!

はじめからおわりまで、そういう楽しみ方もあるんだ、飛行機には!と、目からウロコ、かっこいいデザインに眼福のイベントでした。デザインやロゴの世界ってオシャレ~で奥深いけど、「飛行機!」ということで絞って注目するのもまた、おもしろいですね。空港に行くときにはこれまで以上に目を光らせておきたいと思います。

「空港ツアーとかもやりたいですね」
「空港に着いて、すぐゴミ箱ばっかり見たりするツアーですか」
ええ、それわたしもぜひ行きたいです!

(田村美葉)