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人気の「ミュージアムめぐりナイト」も回を重ねること4回目!『ミュージアムめぐりナイト~博物館の魅力と秘密を徹底トーク!五感で感じる体感型ミュージアムをドド~ンと紹介!』(10.6/27開催)

2010年07月10日

ミュージアムめぐりナイト~博物館の魅力と秘密を徹底トーク~

今回は五感で感じる体感型ミュージアムをドド~~~ンと紹介!

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出演者は左から「茅原氏、盛田氏、津村氏」

今回は五感で感じる体感型ミュージアムの紹介です

まず前半は「博物月報主宰・盛田さん」プレゼンの『各種体験ミュージアム』

まずは「地震」
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「防災センター・地震の科学館」での地震体験。
キッチンやリビングが作られた大きな建物で震度7の地震を体験できる博物館

続いて「津波」
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次は「津波」唐桑半島ビジターセンター・津波体験館で体験できる津波体験。実際に波をかぶることは無いのですが、再現映像の中で小さな地震の後に家族を襲う津波と映像に合わせた前方からの風が超リアルに津波の恐怖を演出

ここは、しみじみ・・・怖いそうです(-“”-;)

次は「噴火」
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全国でも有数の暴れ火山のふもとにあるのが「洞爺湖温泉の火山科学館」
噴火体験ができる北海道のミュージアム

アンプの重低音の振動を使ったイスで、火山性の揺れを体験
「有感振動アンプ」と言う特別なアンプを使用したこのシステムは全国でもここだけの体感なのだが、盛田さんがこのアンプの名前を検索したところ、自分のレポートしかヒットしないそうです・・・

それって・・・一体? (-“”-;)有感振動アンプって存在するの?

こちらの体験は洞爺湖サミットで世界のVIPも体験したとか?

重い災害体験が続きましたので、次は明るい話題で・・・「感電」
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マリンピア松島水族館で体験できる「電気ウナギの感電体験」

800Vの電気を起こすウナギの電気を「感電君」を使って体験できる体験館。
(800Vの電気を抑えて安全面を考慮して体感できるようになっています)
こちらの体験は現在仙台に新築の水族館を建設しているために、体験したい人はお早めに(詳しくはマリンピア松島水族館にお問い合わせください)

続いて「臭い」
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くさい「博物館」といえば以前も紹介された「ふれあい下水道館」

なにが体感できるかというと、本物の下水道が体験できるぶっ飛び体験館

ここらで、お口なおしの「味覚」
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瀬戸内に面した漁港にある「室津民族館・室津海駅館」

海駅館では歴史上の貴重な料理「朝鮮通信使饗応料理(チョウセンツウシンシキョウオウリョウリ)」が展示されておりますが、この豪華な料理を食べることもできます。

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博物館や展示館で展示されている料理を食べられるのは「うれしい体験」出演者の皆さんもうれしそう
(料理は要予約・詳しくは室津海駅館へお問い合わせください)

さて、五感で体験するミュージアム紹介が続いた所で、宮城県にその名も「感覚ミュージアム」なる物があると言うことで・・・

感覚ミュージアムを津村さんのレポートで紹介していただきましょう

宮城県大崎市にあるミュージアムなのですが・・・ミュージアム周辺には、すでに興味をそそる物がいっぱい
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なんでしょう?この「ざるそば風冷やし中華」って・・・?(゜_。)?

感覚ミュージアムは現代アートといろいろな体験ができちゃう博物館です
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屋外・屋内、あちこちに体験アートがそろっています

ミュージアムのコンセプトは豊かな感性を磨くために作られた施設。

とても面白い展示ばかりです。

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捜索楽器は、すでに楽器には見えない楽器なのだが・・・思いもよらない体験ができる「感覚ミュージアム」

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トイレまでこのデザイン!いったいどこまでが展示なの?

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屋外には、周辺の自然の音を聞くことができる「集音機アート」や岩がごろごろしている「健康アート」など・・・もう展示だかアートだかわからない展示のオンパレード

でも、誰もいない・・・夕方やっと一人の方がきたとか・・・(^_^;)

お次は岐阜県にある「養老天命反転地」
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どうにもこうにも・・・変わったのが出てきたぞ?

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すべてが斜面に作られた、とっても危険でアートなニュージアム

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こんな斜面もアート?展示?何しろ極端な注意事項をよく読んで進みましょう

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使用方法と書かれた注意事項には・・・何だか、難しいことがいっぱい

これは・・・行ってみたくなる施設だ!

五感をフル活動させ、極限の中で体験ができる、よくわからない展示がいっぱい。とにかく思わぬ体験ができる「とびっきりのミュージアム」みたいです。

五感をもちいた展示は『現代アートに表現をゆだねている』ことが多いようです

さて、ここで日本の博物館成立史と行きましょう
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なんと!江戸時代にも「体験型ミュージアム」があった?

ここでちょっとおさらい
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明治の初めに内閣府と文部省の縦割り行政で博物館はコンセプトによって枝分かれしてしまったが、現在の上野に有る「国立科学博物館」などが実物の展示にこだわった体験型博物館の原型であり見せ方の元祖

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この流れから「植物園」などの実物を見られる「教育型博物館」が生まれていく。写真は現在も残る「東京科学博物館(現・国立科学博物館)」

では?それ以前の博物館と言うと・・・
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「寺」だぁ~!

今では想像もつかないかもしれないが、江戸時代の寺と言うと「行政機構」「娯楽スポット」「博物館」と言った、現代のテーマパークだった。
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え?ほんとに・・?と、思わせるような話ですが・・・ここで、生まれた「娯楽×教育」が体験型展示の源流

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確かに・・・そんな感じがしますね

代表的な体験型展示では、寺で良く行われる「闇」を使った展示。

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「胎内めぐり」や「お階段めぐり」などは真っ暗な空間を手探りで進む展示など、現在行われている「真っ暗闇のアート(ダイタグ・・・など)」の原型と言っても過言ではない

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有名な物では「鳴き龍」なども「聴覚系・参加型体験アート」の傑作

そして、究極の「寺展示」

ウォークスルータイプの非常に貴重なお堂の登場

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福島県にある「サザエ堂」は、2重らせんの階段を昇っていくと、いつの間にか下へ降りて来てしまう不思議な建物。現在は重要文化財に指定されています。

う~~~ん、こんな昔から現代アートにつながる展示があったのか!

体感型アート・・・恐るべし!

ここで、休憩時間を挟んで後半へ

後半は初登場のプレゼンター茅原さん
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ビックリハウスの系譜学?いったいどんな話になるのかさっぱりわかりません

ビックリハウス=錯覚=イリュージョンこの辺がキーワード

ここで登場するのが「北の丸の科学技術館」5階にある「フォレストコーナー」
ここには人間の錯覚を体験展示できる巨大なシステム「うずまきシリンダー」があるのですが、このバスのような大きなシステムに入ってみると・・・
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なんと!体が傾くだけ・・・( ̄o ̄;)ハァ?

こんな巨大な装置を使って体が傾くだけと言うのもおかしな話だけど、実はコレが重要!

視覚で感じた感覚で、立っている人が傾いてしまうことが「錯覚」この原理を利用すると色々な「体験型展示」が可能なのです

多くの器官機能を備えた人の体、しかし人体には「速度」に関するセンサーが装備されていないそうです。
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人体には速度センサーは、装備されていない!

では、速度はどこで感じるのか?それは「視覚」から得た情報から分析して速度を実感しているんです!

そして、ここでちょっと実験

スクリーンに回転する映像を出して、人の感覚がどうなるかをお客様に参加していただき実験を行いました
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目の前でぐるぐる回る映像を見つめる参加者・・・

感想は「キ・・・気持ち悪い」だそうです。実験は成功かな?

できるだけ視野いっぱいに画像を入れて見ると、体がフラフラするそうです

さて、先程速度センサーが備わっていない人体ですが、加速度センサーは備わっていると言う不思議な構造らしいです。
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加速度とは速度が速くなったり遅くなったりすることで、速度はわからなくても、速度が変わるのは解る

そのことから、視覚と加速度センサーに的確な情報さえ入れれば、止まっていても動いているような体験ができると言うこと、そして生まれたのが画像に合わせてイスが動くシュミレーター

パイロット訓練用のフライト・シュミレーターは完璧な体験型施設です

ここで、何か思い出しませんか・・・?
(前置きがずいぶん長くなりましたが・・・)

ここで登場「ビックリハウス」
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最近では、見ることが少なくなってしまった遊園地のアトラクションですが、元祖視覚シュミレーションを考慮したアトラクションなのです

このアトラクションは、ブランコ見たいに揺れるベンチがある部屋の壁天井がグルングルン回ることにより、自分がグルグルと回っているような感覚を体験できる物です
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日本では、1953年に浅草の花やしきに登場(現存する物は作り直された物)

しかし、歴史を見ると非常に古い物も有り1895年(19世紀)にはすでにビックリハウスの解説書登場したようです。

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当時の貴重な映像を見ると、すでに現在のシステムが構築されていた

ビックリハウスを英語で言うと「ホーンテッド・スイング」と呼ぶらしく、まさに当時のお化け屋敷だったんですね。

「びっくりハウス」を科学的にとらえると、当時から人は「体験」を求めていたのですね。科学が進んだ現在でもその「求めている物」は同じで、人間のあくなき探究心は、体験型ミュージアムをどんどん増えていくと思います。

最近は、ビジュアル的な表現が多く「バーチャル」が日常の感覚になりつつありますが、実物を見られる触れる体験できるのが「ミュージアム」

ぜひ、今度の休みは「ミュージアム」に行ってみよう!
(ライター・クロスケ)