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江戸時代の和時計を楽しく解説!落語も披露した江戸の粋な風流イベント『学研・大人の科学の和時計日和』ライブレポート(10.8/22開催)

2010年08月28日

毎回、付録とは思えない付録で話題になる学研・大人の科学。
今回の付録は二挺天符式和時計。
江戸時代に使われていた時計を再現したものです。

イベントでは江戸時代の時間と現代の時間の違いや和時計の仕組みを解説。
さらに落語まで披露されるなど、盛りだくさんでお送りしました!

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今回の付録、二挺天符式和時計。江戸時代の時計が現代に甦りました。

江戸時代の時間

江戸時代と現代では時間の数え方が違います。
当時の時間の数え方は九つから始まり、
八つ七つとカウントダウンして四つまでくるとまた九つに戻るという、
ちょっと変わったものでした。
日の出前、手を明かりにかざし、手の太いしわがみえるけど細いしわがみえないころを“明け六つ”、
日が沈んで手の細かいしわが見えなくなるころを“暮れ六つ” と言い、
さらに、明け六つから暮れ六つ、暮れ六つから明け六つ、
それぞれを6等分した時間を“一刻”と言っていたのです。

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江戸時代の時間について解説する『大人の科学マガジン』編集長の西村さん。
もっと詳しい説明は『大人の科学マガジン28号 二挺天符式和時計』で!

二挺天符式和時計はロボット?

続いて、和時計がどのような仕組みになっているかを、
平成の時計師で、何でも鑑定団鑑定士でもある澤田平さんに解説していただきました。

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普段は接骨院の先生をしている澤田さん。

最初に開発された和時計は1日に2回の調整が必要でした。
しかし、二挺天符式の和時計が開発されたことで、
月に2回の調整で済むようになり、格段と便利に。
かつて日本にいたアメリカの駐日大使は二挺天符式の和時計を
「ロボットだ」
と表現したそうです。

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和時計の説明をする澤田さん。

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澤田さんが持参した和時計。目覚まし時計のように音も鳴ります。

現代に残る江戸の時間

現代にも江戸時代の時間の概念は残っています。
例えば、「午前」や「午後」。
これは午の刻(12時)の前と後という意味で
「午前」「午後」と呼ばれています。
また「おやつ」も「八つの刻」から来ているそうです。

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当時の和時計には午や酉などの時間単位が記されています。

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和時計以外にも、澤田さんは多くのコレクションを持ってきてくれました。
これは澤田さんが復元した地震を予知してくれる江戸時代の地震時計です。

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こちらは松尾芭蕉さんが使っていた、まくら兼道具入れ。
ライターやクスリなどがビッシリ入っています。

初落語

イベント後半は古今亭菊春師匠の落語。
演目は江戸時代の時間についてよく分かる、『時そば』。
そばの勘定を上手く誤魔化す場面を目撃した男が、
自分も真似てみようと試みるものの……という話です。
普通、夏にはやらない演目なのですが、今回は特別に披露していただきました。

実は、カルチャーカルチャーで落語が披露されるのは今回が初めて。
古今亭菊春師匠曰く
「横長の会場なので、どこを見て喋ればいいのか分からない」
だそうです。

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そばを食べる場面では、本当にそばがあるような動きや啜る音でした。

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最後は『なすかぼ』という踊りも披露していだきました。

江戸時代の文化に触れることが出来た今回のイベント。
まさか落語まで見られるとは思いませんでした。
落語ってもっと分かりづらいものだと思っていたのですが、
古今亭菊春師匠の『時そば』はとても分かりやすかったです。
『大人の科学マガジン』で落語関係の付録、出ないかな(笑)

(ライター・たまに大阪)