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電子工作新ブーム到来!応募151作品の大賞は誰!?『電子工作コンテスト2010』ライブレポート(10.12/5開催)

2010年12月21日

電子工作を楽しめる『はんだづけカフェ』がオープンするなど、
電子工作の新ブーム到来とも言われた2010年。
そんな電子工作ブームのなか「電子工作って楽しい」をテーマに『電子工作コンテスト2010』を開催。
応募総数151作品の中から大賞にノミネートされたのは僅か5作品。
果たして、大賞は誰の手に?

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NHKが取材に来るほどの注目度!

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さらに、ニコ生企画放送局で中継も!
中継映像と視聴者のコメントはリアルタイムでスクリーンに表示されます。

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こちらがコンテストの審査員たち。
左からマイクロチップ・デザインラボ、電子工作の実験室の後閑哲也さん、
IAMAS准教授・ツールキットデザイナーの小林茂さん、
明和電機の土佐信道さん。

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特別ゲストとして天野あい a.k.a Julieさんも登場! 実は、天野さんも電子工作をしているんです。

ノミネート作品プレゼンテーション大会!

それでは早速、大賞候補に残った作品の制作者に、作品をプレゼンして頂きましょう!

エントリーナンバー19  “Prominence Commuting Device”

最初に作品をプレゼンしたのは、『ソーラーカーチーム プロミネンス』。
制作した電子工作は“Prominence Commuting Device”。
この“Prominence Commuting Device”は

「個人が移動するためのもっとも合理的な装置」

として作られた、自動車のような乗り物。

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部品はインターネットなどを通して全て個人で買うことが出来ます。

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ナンバーを取得しているので公道も走れます。

ちなみに気になる費用ですが、これを作るのためには140万円ほど掛かってしまうそうです。

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「普通に車1台買えるじゃないですか!」と突っ込む土佐さん。
果たして、この費用が審査にどのような影響を与えるのか?

エントリーナンバー34 “玉乗りロボット2号”

続いての作品は、あおきさんが作った“玉乗りロボット2号”。

「最初は半信半疑の挑戦だったが、インターネット上の画像を参考にしたら作れた」

と、あおきさん。
ちなみに、これを作るのに掛かった費用は1万円ほど。
“PIC18F14K50”というマイコンを2つ使用し制御しているそうです。

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これが“玉乗りロボット2号”だ!

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ちゃんと玉乗り出来ています! 凄い!

エントリーナンバー68 “LED Tile電子ブロック”

続いてのプレゼンは、あきたさんが作った “LED Tile電子ブロック”。

マトリクスLEDを光センサとしても使ってレーザーポインタで模様を描き、
その模様を認識してデバイスが抵抗や電池など電子部品に設定され、
それらをつないで電子回路のシミュレーションができるそうです。

ちなみに、費用は2千円ほど。
なぜか費用を聞くのが定番の流れになりました。

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このように回路をシミュレーションすることが出来ます。

エントリーナンバー101 “狙って撃つリモコン”

続いての作品は、うえさかさんが作った“狙って撃つリモコン”。

この作品はシンプルなマルチリモコン。
普段使わない機能やボタンを排除して、簡単に操作できることを目指したそうです。
パソコンやテレビなど、リモコンで操作したいものの近くに、
電子回路で作った特殊な的を置き、そこを狙って撃ちます。
すると、パソコンやテレビの電源がつくそうです。

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基本的な操作はジョイスティックでおこないます。

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「可視光LEDを併用しターゲットを明確に指定してリモコンを操作するというのは一見普通だが、
様々な可能性を秘めている」と小林さん。

エントリーナンバー150 “Rhinon(らいのん)”

大賞エントリー最後の作品は、『MATHRAX LLC.』の“Rhinon(らいのん)”。

この作品は、撫でるとオルゴールのような音を奏でる、木でできたオモチャ。
背中をなでると、タッチセンサで入力を受けて、マイコンで音を生成。
口元にあるスピーカーから音を出します。
電子工作と木の組み合わせが珍しく、審査員からも高評価でした。

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“Rhinon(らいのん)”という名前なので「ライオンの形かな?」と思ったらサイの形でした。

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撫で方しだいで低音や高音が出るので、楽器のように使えます。

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審査員が大賞を協議している休憩時間には、
展示されている電子工作に多くの人が押し寄せました。

各賞の発表!

いよいよ大賞発表!
……その前に、『電子工作コンテスト2010』には大賞の他に
企業賞、メディア企業賞、学生賞、新人賞、審査員特別賞があるので、
まずはその発表から。
大賞にノミネートされなかった作品にも、おもしろいものはたくさんありました。

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トリプル受賞を達成したtakahiro&kajuminさんの“ハーブのきもち”は、
基板を土にそのまま差し込んで、土の抵抗値と温度センサーを使用し、
「水がほしい」「太陽に当ててほしい」などといった植物の状態が分かる作品です。

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お父さんが作った作品に乗って賞状を貰うお子さま。

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審査員特別賞は“玉乗りロボット2号”が受賞。
制作者のあおきさんは「本当に驚いています。ありがとうございました」と喜びの声を語りました。

大賞発表!

ついに、大賞の発表です!
大賞に輝いたのは……



エントリーナンバー150 『MATHRAX LLC.』の“Rhinon(らいのん)”です!

「完成度が高く、手に取った感触もよかった。
ちゃんと作って人に伝えるというのが出来ていた」

「電子工作らしからぬ作品。そういうおもむきがあって、夢のある作品だった」

といった理由で大賞を受賞しました。

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大賞に喜びの笑顔で答える制作者の2人。

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「全体の印象として、ちょっとやってみたというだけでは賞に届かない感じ」と後閑さん。
それだけ受賞者のレベルが高かったということですね。

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イベント終了後は交流会がおこなわれました。

(ライター・たまに大阪)