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マンガ版初音ミク!? 今話題騒然の漫画作成ソフト「コミPo!」で超豪華メンバー爆笑大喜利!『コミPo!大喜利ライブ~誰でもマンガが描けるコミPo!で大喜利!』イベントレポート(10.12/17開催)

2010年12月31日

マンガ版「初音ミク」とも言われ、ネットを中心に話題騒然。絵を書けない人でもポッとマンガを作れてしまう夢のようなソフト「コミPo!(こみぽ)」が、2010年12月15日に発売されました。カルカルは本ソフトにいち早く目を付け、発売わずか2日後にイベントを開催。田中圭一さん、バッファロー吾郎・木村さん、天久聖一さん、林雄司さん、べつやくれいさんの豪華メンバーが「コミPo!」を使って大喜利を繰り広げてくれました。

直前告知だったにもかかわらず、USTREAM中継やTwitterは大賑わい。「放送して良いのか」との声が飛び交うほど、下ネタも中二病も不謹慎ネタも飛び出した、だれも自重しない「コミPo!大喜利ライブ~誰でもマンガが描けるコミPo!で大喜利!」爆笑イベントのレポートをどうぞ!

■「コミPo!」は「同人誌ツクール」
■エロ無いのに! エロに必死なユーザーと生みの親
■作者直伝! ヤバネタたっぷり「コミPo!」講座
■未来の「お笑いマンガ道場」!? 「コミPo!」でお手軽大喜利
■自分なりのドラえもん作り!? 作者に直球質問

Dsc_1419▲「コミPo!」キャラクターデザインはカントクさん。 

■「コミPo!」は「同人誌ツクール」

まずは「コミPo!」の生みの親である田中圭一さん、デイリーポータルZの林さん、東京カルチャーカルチャーのプロデューサー・横山さんが登壇。田中圭一さんは「手塚パロディ」や「下ネタ」でおなじみの漫画家で、漫画家兼サラリーマンを三十年近く続けているそうです。今回もヤバネタが飛び出すだろうと思ったら予感的中。冒頭から最後まで、下ネタヤバネタ満載のイベントになったのでした。

冒頭は真面目に、「コミPo!」を作った経緯からスタート。

田中「ものを伝えようとするとき、文章より漫画の方が注目度も高いし読んでもらえるしわかりやすい。しかし漫画は技術が必要で誰でも書けるわけではない。絵の部分だけでも補助できるソフトが必要だなと思っていたんです。」

「コミPo!」のようなソフトの構想自体は2000年頃から持っていたものの、様々な弊害があり、企画書すら出さず仕舞いだったそう。それが2006年頃になると、実現への兆しが見えてきます。

田中「当時3Dモデルのキャラと漫画絵には大きな隔たりがあったんです。でも2006年くらいから、美少女ゲームに、一見イラストに見えるけれどよく見たら3Dだという萌えキャラが出てきて、これが可能ならできるんじゃないかと思い始めたんですよ。でも、時代劇から SFから少女漫画から、なんでも書けるとなると100年かかる。知恵を絞って、学園漫画しかできないけれど、学園漫画だけなら書ける『しばり』を設ければ良いのではないかと。」

様々な課題をクリアして、ようやく実現にたどり着いた「コミPo!」。イメージ的には「同人誌ツクール」だと言います。

田中「同人誌買う人は、自分で作りたいでしょう。あと追い風だったのが、ソフトを作っている最中に初音ミクがドーンと出てきたこと。やっぱみんな作り手になりたいんだ、って感じたんですね。」

「コミPo!」発売に先駆けて先行体験版利用者を募集したところ、500人の枠に3000人の応募があったとか。あまりの多さに1000人まで枠を増やしたそうです。先行体験版利用者の使い方には、様々な発見があったとか……。

田中「こっちが意図しない使い方をしていて。良い意味で。限られた素材や条件の中で、想定していなかったものをどんどん作り出してくれるというのが非常に面白い。」

 

■エロ無いのに! エロに必死なユーザーと生みの親

田中「『コミPo!』って裸も無ければ下着もない。それでもユーザーの方は必死になって、むりくりエロい漫画作ってるんですね。エロいものを作るパワーに我々も驚きましてね……。」

そう言いながら、ノリノリで例を示してくれる田中さん。キャラの足下に置く「影」を使って作るエロ要素とは一体……!?

Dsc_1346▲ギリギリなのでモザイクを入れてみたところ、さらに妄想をかき立てるような絵図になってしまいました。

田中「今後、機能追加で意味不明なものを入れて行こうと思っていて。例えば四角い箱とか、円柱とか、どうにでも使えるようなものを。ユーザーがどう使うか想像もつかないですけど、まあ、きっといやらしいことに使われるぞと(笑)。

また「コミPo!」プロトタイプ版では、スライダーを動かせば胸のサイズが変えられる機能があったそうです。しかし、開発工数やコストの関係でお蔵入りになってしまったとか。

田中「私的には、時間と余裕さえあれば、バストと言うよりは乳首の勃起ができるスライダーを実装したい。勃起から陥没までえらべるスライダー。」

さすがの田中圭一さんに、DPZ林さんも大興奮です。

Dsc_1352▲陥没乳首スライダーのイメージ図。「みんな中二病」と横山さん

■漫画出版もOK! コミPo!の使い道

「コミPo!」は商用利用OK。「コミPo!」で作った漫画をウェブに載せることはもちろん、携帯コミックスとして販売したり、書籍として出版することも問題ないといいます。田中さんは「その人の著作物ですから」とサラリ。実際、すでに携帯コミックスとして売っている人もいるとか。著作権に厳しい今、これほど自由なソフトは特異です。

漫画製作以外にも多くの使い道があります。ウェブサイトやブログに、プレゼン資料に、ゲームや小説の挿絵として、ポスターにでかでかと、市町村のマスコットキャラにしても問題ありません。要するに何でもOKということですね。

今後は、人気イラストレーター堀井久美さんと佐光幸恵さんデザインのキャラクターセットが発売予定。服装のバリエーションやキャラクターデータが追加可能になります。堀井久美さんVer.は小学生~中学生くらいのほんわか女子が、佐光幸恵さんVer.はかっこいい男の子がいっぱい。

Bl▲ 佐光さんデザイン画に田中さん「BLに使ってね! BLに使ってね!」

■作者直伝! 「コミPo!」講座

お次は生みの親自らが、「コミPo!」を使った漫画作りを壇上で披露してくれました。主人公は○茎のために振られてしまう中学男子。……あれ、「コミPo!」ってエロ要素ないのでは……。

詳細は言えません。タケノコを生やしたり、ピー音の入りそうなワードを連呼したり、某手塚キャラの医師が登場したり。おまけにラストはモザイクという、すさまじい暴走ぶりに会場大盛り上がり。テクニック面は非常に参考になりましたが、それ以上にインパクトの強いストーリーに目を奪われた「コミPo!」講座でした。

Dsc_1388▲「心まで○茎になってはいけない!」詳細は語れません。

■未来の「お笑いマンガ道場」!? 「コミPo!」でお手軽大喜利

第二部はお待ちかねの大喜利です。壇上には第一部の三人に加えバッファロー吾郎・木村さん、天久聖一さん、べつやくれいさんが登壇。自己紹介も「コミPo!」で行いました。

Dsc_1427▲天久聖一さん自己紹介。「まずはこのアングルを試すでしょう」と堂々。
モザイクを入れてみたら、さらに生々しくなってしまいました……。

 お題に沿って、「コミPo!」で絵を作って行きます。作っている最中は真剣そのもの。「夢中になる」「カニ鍋を食べているときのようだ」という意見が壇上から出るほどです。

Dsc_1473▲黒板消しと黒板消しクリーナーを使ってのお題に、田中さんの下ネタ炸裂。

Dsc_1485「びくっびくっ」というマンプ(漫符)を使ってのお題。当然シモに行くわけで……。

Bikubiku▲もうカオス。右下は林さん作。バラと神社を使って、顔と耽美な世界を表現。

Dsc_1528 ▲爆笑に次ぐ爆笑。画像は自主規制しております(モザイク入り画像3枚目)

Dsc_1550▲ヤバネタコーナーはさっき終わったのに!

Dsc_1462▲「 聖飢魔II」好き大喜び。

 お題の半数はヤバすぎて、Ustream中継で映像を流せない場面もちらほら(音声でバレていたようです)。バッファロー吾郎・木村さんが「未来の『お笑いマンガ道場』」と評した通り、大喜利と「コミPo!」の相性の良さが明らかになったコーナーでした。

 

■自分なりのドラえもん作り!? 作者に直球質問

お次は質問コーナー。会場の皆様からの質問に、田中さんが答えて下さいました。

Q:動物キャラは出ないの?
田中「今『コミPo!』を買ってユーザー登録してもらうと季節ネタがダウンロードできます。クリスマスツリーとかケーキとか、鏡餅とか門松とか。さらに来年の干支のウサギが出ます。可愛いと好評です。このウサギが思いの外好評だったので、今後も出していこうと言う話になっています。犬猫ですね。」

Q:劇画調は作らないの?
田中「萌えキャラじゃないキャラが欲しいという声も結構来てます。劇画かはわからないですが、やりたいなとは思っています。ただちょっと先になりそうですが……がんばります。」

Q:他のキャラを出す予定は?
田中「いつか出したいなと思うのは藤子・Fっぽいキャラ。耳付けたり、角つけたり。自分の中でのドラえもん作品を作ったり。作りたいでしょ?」

Q:「コミPo!」動画バージョンは?
田中「動画は敷居が高い。『コミPo!』が売れたら……。」

 

壇上で大喜利を繰り広げた面々からの要望もいくつかありました。

べつやくれい「『ぎゃあ』がなかったです。『ぎゃあああああ』はあるけど。それ以外は全部あります。」

天久聖一キャラ自体を作れるソフトとか、自分が作ったキャラを人にも使って貰えるとか。ソーシャル的な輪がでくればどんどん広がるし。無償でも自分のキャラ使って漫画作ってくれると面白そうですよね。アイテムが無限に増えていくというのがあると、どんどん可能性が広がりますよね。」
田中「キャラクターエディタは一応あります。髪型を変えたり。今後、このバリエーションを増やしていきます。このデータ自体は受け渡しができますから、自分の作ったキャラクターを友達に使って貰うこともできます。」
天久聖一「いろんなキャラクターがあって色んなネット素材があって、作り手がどれを取り込もうと選べるようになったらいいですよね。」

バッファロー吾郎・木村「ほぼあります。欲しい物ないです。絵ができなくてもパソコンできなくても大喜利できます! 僕がやりましたもん!」

最後に、「コミPo!」の展望を伺いました。

田中「一番楽しみにしているのは、絵が描けないんだけどネタを持っている人に使って貰うこと。すっごい面白いのが出てくるんですよ。」
横山『コミPo!』大ブレイクのきっかけは、ネットで誰かが大ヒット作を出したときだと思うんです。それも出版して良いんですよね。」
田中「はい、その人の著作物ですから。 初音ミクもプロが使ってCDになった時は大きな盛り上がりになったじゃないですか。なので、面白い作品が出てきて、コミックスになった時が一つの盛り上がりかなと思います。」

果たして大ヒット作は生まれるのか、コミックス化はあるのか。今後どんどん追加要素も発売される「コミPo!」、今後が楽しみなソフトです。(ライター・鶴ひより)

Dsc_1560▲出番のない時に、林さんが一生懸命作った一枚。小宇宙を感じます。

Comic_001

 

▲「コミPo!」で感想漫画。3分で書けました。


「コミPo!」株式会社ウェブテクノロジ・コム

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コミPo!で漫画を描いてみた
→こみぽっ、こみぽっ、こみぽっぽ~♪ な「コミPo!」即販ソング

デイリーポータルZ×コミPo! ひとこままんがコンテスト開催 – デイリーポータルZ:@nifty