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『ヨーロッパ企画のゲームムービーフェスティバル2』ライブレポート:ゲームとムービーが融合すると、ゲームはここまで面白くなる!?お馴染みヨーロッパ企画がお送りする大人気の爆笑クリエイティブイベント!(11.1/30開催)

2011年02月08日

京都が誇る注目の劇団『ヨーロッパ企画』。
カルカルでも数々のイベントを開催してきたので、
カルカルでは「お馴染みの劇団」と言っても過言ではありません。
そんなヨーロッパ企画の2011年初カルカルは
あの「ゲームムービーフェスティバル」の第二回開催です。
「ゲームムービーって?」と思っている方も、
絶対にプレイしたくなるゲームのオンパレード。
本日のお台場・東京カルチャーカルチャーは
昼が「ヨーロッパ企画」、夜が「SCRAP」という京都モードで開店。
まさかの「京都カルチャーカルチャー」として営業!?
そんな「京都カルカル」の大盛り上がりイベント、
昼の部「ゲームムービーフェスティバル2」の模様は以下から!

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これもお馴染み「ゆず胡椒唐揚げ」!
ヨーロッパ企画のイベントでしか食べられない限定商品!

ゲームムービーという耳慣れない言葉が出て来たので、
ちょっとだけ解説を。
ゲームムービーとは、「実際の映像を元ネタとして使ったゲーム」のことです。
各製作者が映像を撮り、その映像を加工してゲームに仕立て上げ、
それら全9作品がステージ上で実際にプレイされます。
で、プレイされたその場で順位付けがされるこのイベント。
(リアルタイム・クロスレビューって感じなので、審査員の持ち点は一人10点で。)
更に、このイベントで公開されたゲームムービーは会場で見るだけでなく、
後日ヨーロッパ企画のサイトで公開され(2月頃予定)、実際に遊べるという優れものです。
(なお、第一回の模様は、コチラからご覧下さい。)

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開場5分でこの熱気。
お昼からみんな元気です。

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時間になると、本日の演者さんたちが登場しました。
司会進行:石田さん(ヨーロッパ企画)
大会委員長:諏訪さん(ヨーロッパ企画)

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審査員1:上田誠さん(ヨーロッパ企画)
審査員2:竹若元博さん(バッファロー吾郎)
審査員3:ブルボン小林さん(コラムニスト)
がまずは登場です。
審査員はみんなゲーム好きばかり。

元々は一人5点満点で行う予定だったようですが、
ゲームと言えばファミ通ということで、倣って10点満点にしたそうです。
ファミ通では5点が付くと「ひどいゲーム」という判断が出来るので、
今日もそれくらいの採点基準でいくとのことです。

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カルカル恒例のお客さんと一緒に乾杯は、諏訪さんの音頭で。
「本日も、怪我なく頑張りましょう」とのこと。

ここからは、「ゲームムービーフェスティバル2」に出品された作品を、
紹介された順番にご紹介。
会場では、得点が最後に公表されたのですが、
得点も作品と併せてご紹介します。

【本多力監督】
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タイトル:
本多力の恋愛マニュアル~恋愛相談から恋に発展せよ!編~

ゲーム内容
本多さんの個人的な価値観に沿った恋愛ゲームです。
基本的には、女の子の恋愛相談に対する返事を選択していく。
途中で、タイミングよく相槌をするミニゲームも。

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こんな感じの選択肢から選びます。

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ゲームオーバーになると、欄外に恋愛指南が。

審査員コメント
上田:正直、集中しすぎて手が汗でびっしょり。
   ムービーなので相手の表情を読む、ということが楽しめて良かった。
竹若:(タイトル画面を見て)この二人の恋愛に興味は無いなぁ。
   タイミング判定がシビアすぎる。
   トップバッターだけど、他の見本とかじゃなく尖った作品でした。
小林:上下のピンクがムダだと思ったけど、ちゃんと作ってるなーと思った。
   タイミングはシビア。
点数
上田:6点 竹若:6点 小林:7点
合計:19点

【とくお組監督】
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タイトル:
エキサイト原付バイク

ゲーム内容
タイトルの発表だけで会場の一部から拍手が。
途中に矢印が出てきるので進路を選択したり、
敵をよけたりアイテムを取ったりしながら進む、
1周1キロのタイムトライアルゲームです。

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原付選択画面。左右は明らかに原付じゃない気が。

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途中、寂しい気持ちになってしまう場面も。

審査員コメント
上田:原付でエキサイトバイクというのが、
   ゲーム好きの心をくすぐるよね。
竹若:バナナで転んで、人ふっとびすぎ。
小林:これ、(アイテムの)レッドブルいるのかな?
   無限ループに入っちゃうと、もういいやと思えちゃう。
点数
上田:8点 竹若:7点 小林:7点
合計:22点

【悪い芝居監督】
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タイトル:
GENJIN×GENJIN

ゲーム内容
突然原人に出会った中学生。
原人を捕まえて、その後の二人のふれあいを描くゲーム。
ぺヤング食わせたり、タイムスリップしたり。

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原人を捕まえた場面。動きが激しすぎる。

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ぺヤングを前に、3分間待つ原人。

審査員コメント
上田:この作品を、原人役の彼がプログラムしたってのが面白い。
竹若:(時間が無くて途中までのプレイとなったことに)続きが気になる作品。
   これは、最後までやってみたい。
小林:時々、原始人がちょっとかっこよく見える。
   ムービーがちゃんと楽しめる。
点数
上田:8点 竹若:6点 小林:6点
合計:20点

【黒木正浩監督】
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タイトル:
智恵光院雀鬼かるた

ゲーム内容
黒木さんが撮っている「智恵光院雀鬼」という麻雀映画のスピンオフ作品。
札が読み上げられるので、それに対応した絵札をクリック。
10枚取るまでの時間を競うタイムトライアルです。

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映画のワンシーンが札になっています。

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お手つきすると、こんなコメントでゲームオーバーに。

審査員コメント
上田:お手つき1回で直ぐに失格っていうのがシビア。
   (カルタだから)言葉の出だしが大事なのに、
   音が潰れてることが多すぎる。
   これ、元の映画知ってたら名場面ばかりなんだけどねー。
竹若:札を取ったときとか、効果音がムダに凄い。
点数
上田:2点 竹若:4点 小林:5点
合計:11点

【酒井善史監督】
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タイトル:
ROFTの修理と秘密の暗号

ゲーム内容
酒井さんが作ったロボットが壊れてしまったので、
人類最後の天才科学者として、それを修理するゲーム。
謎解きパズルゲームになっています。

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こんな感じの謎を解いていくゲームです。

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小林さんが絶賛した「怒り」シーンがこちら。

審査員コメント
上田:(謎解きの解説を見て)これ、腹立つだけじゃないですか!
   唯一のムービー部分はスキップしたくなるし。
竹若:(ムービー部分に)もそもそしゃべってるんで、スキップしていいですか?
小林:背景も凝ってるよねー。
   博士、しゃべらないで字幕の方が良いねー。
点数
上田:2点 竹若:5点 小林:4点
合計:11点

【中島尚樹監督】
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タイトル:
登人

ゲーム内容
「登山」ならぬ「登人」。
人を山に見立てて、キャラを登らせていくゲーム。
ゲームオーバーは無いです。
家でじっくりしっぽり遊ぶゲームを作ってしまった気がします。

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映画を思わせる、かっこいいOPムービー。

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こうやってキャラを登らせていきます。

審査員コメント
上田:これはOPムービー見ただけで遊びたい感じがする。
   人を障害物として使うっていう発想が良い。
竹若:OPムービーがかっこいいよねぇ。
   これは凄い。
小林:活舌も良くて良い。
   実写を使ったアクションゲームなんですね、これは。
点数
上田:9点 竹若:10点 小林:9点
合計:28点

【デイリーポータルZ監督】
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タイトル:
メガネが無いと家に帰るのがコンナンのゲーム

ゲーム内容
某名探偵アニメのパロディゲームです。
OPムービーで謎が解けるので注目。
あとは、その謎を実際に操作するだけ。

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2ページにもわたる、選択肢の数々。

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エンディングでは、長時間にわたる撮影で疲弊した二人が見れます。

審査員コメント
上田:ムービーならでのカット割りが良い。
   ムービー撮るのに時間かかったでしょう、これは。
竹若:コマンド多いなぁ。
   ちくわ、触りたくないよー。
小林:さんまの名探偵みたいな感じがするね。
   コマンドが多いので、クリアしても遊びたくなる。
点数
上田:8点 竹若:9点 小林:7点
合計:24点

【男肉 du soleil監督】
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タイトル:
いんかく!!

ゲーム内容
人間の快楽探求ゲーム。
教育的なゲームです。
脳トレみたいな感じの。

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男性の快楽ポイントを探ってクリックすると、こうやって悶えます。

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快楽メーターがMaxになると、激しくダンスし始めます。何じゃこりゃ。

審査員コメント
上田:OPムービー、いらっとするんですけど。
   凄い感じやすい人なんですね。
   (クリアした後)これ、ゲームですよね?
竹若:一人でやりたいゲームかは謎だけど、
   とりあえず快楽メーターを一杯にはしたいよね。
小林:快楽ポイントとして触れるところ、少なっ!
点数
上田:0点 竹若:6点 小林:4点
合計:10点

【モッカモッカ×小澤直史(ポップルピーププロダクションズ)監督】
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タイトル:
ステレオタイプボーイズラブ

ゲーム内容
要はタイピングゲームです。
主人公のセリフが画面の下に出てくるので、
それを打ち込んで、雰囲気メーターを上げていきます。

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こんな言葉、打ち込んだこと無いです。

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後半の絡みパートは凝ったアニメに!

審査員コメント
上田:後ろで流れてる音楽も良い感じ。
   打ち込む文字が、途中からちゃんと喘ぎ声になってる。
   (絡みシーンになって)これ、何見せられてるんだろう、俺ら。
竹若:二人の関係性が良いですねー。
   タイピングゲームって闘うのが多いけど、盛り上げていくっていうのが凄い。
小林:一生打つことのない言葉を打たされる。
   (プレイしながら)打つのが恥ずかしい。
点数
上田:9点 竹若:10点 小林:8点
合計:27点

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というわけで、今回の9作品の結果は、

第三位
 デイリーポータルZ監督(24点)
第二位
 モッカモッカ×小澤直史(ポップルピーププロダクションズ)監督(27点)
第一位
 中島尚樹監督(28点)

という結果となりました。
上位は超接戦でしたが、僅差で中島監督がグランプリを獲得しました!

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多すぎて、フレームに入りきらない監督たちの集合写真。

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最後に竹若さんがコメントで、
「どの作品もゲームを楽しみながら、ムービーも楽しめる」
とおっしゃっていたように、
ムービー重視のものもあれば、ゲーム性重視のものもある、
それがゲームムービーの素敵なところだと思います。
そんなゲームムービーがiPhoneのアプリとして満を持して登場とのこと。
(前回大会の「偶然にも最悪な永野特別編」がiTuneストアで発売中です。)
今回の作品の中からもアプリ化されるものが出てくるのか?
これから益々目が離せなくなるゲームムービーフェスティバル。
第三回大会までの間は、ヨーロッパ企画のサイト上にて作品をプレイして、
首を長くしてお待ちください!!

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中島監督、グランプリおめでとうございます!!!

※追記(2011/03/08)
イベントで紹介された全てのゲームムービーが
ヨーロッパ企画のサイトで公開されたのでリンクを張りました。
みなさんも、レッツプレイ!

(うさげん/mixiカルカルコミュニティ管理人)