『絶対すべらない奈良の旅案内』ライブレポート:知らなかった奈良の魅力全開!ガイドブックに載らない超マル秘の滝!古墳!豆知識!の連続。さらに、笑いと感動のありがたい説法に満員のお客さん大満足!(11.1/15開催)
2011年02月19日
もうすぐ春ですね。奈良に行ってみませんか?
キャン○ィーズの歌のように、思わず口ずさんでみたくなるイベント「絶対すべらない奈良の旅案内」が、前回(昨年9月)大好評につき帰ってまいりました!
▲今回も奈良にまつわる豪華なパンフレットをプレゼント!!
出演は、矢部創さん(「奈良新聞・東京支社」で、奈良を思い出しながらバリバリ活躍中)
奈良市の学園前出身の矢部さん。
テリーさん「久しぶりに学園前”と聞くと、ホッとしますね~」
熊崎俊介さん(「旅行読売」で、奈良っていいな~と思いながらバリバリ活躍中)
奈良県河合町出身の熊崎さん。
「河合町っていっても、誰も知らないと思うんですけど」の声にお客さんから「知ってるよ~~」との声が。
東京のど真ん中でお客さんが「河合町、知ってるよ~」と叫ぶようなイベントは「絶対すべらない奈良の旅案内」だけ!!
司会進行はテリー植田さん。
奈良県桜井市出身。
実家では三輪そうめんを作っています。
今回は先着60名様に、三輪そうめんの山本から細くてコシがあってうまい、三輪そうめんをプレゼント!!
3人は奈良出身で東京在住の人が集まる会「純バンビ会」で知り合ったメンバー。
このあとは純バンビ会のメンバーをはじめ、職業も年齢も超えたおもしろメンバーが続々登場します!!
まずは「勝手に奈良検定」(テリーさん作成)のコーナーから。
奈良県出身の人なら、分かって当然!?の問題を出題。
一部を紹介しますので、皆さんもぜひ!!
問題:奈良県出身ではい人を一人選んでください
1:豊川悦司 2:吹石一恵 3:笑福亭鶴瓶 4:井筒和幸(監督)
正解:3
テリーさん「トヨエツの実家はパチンコ屋です。しかもよく出るらしいです」(笑)
その他、青山テルマさん、城島茂さん、キンキキッズの堂本剛さん、加護ちゃんも奈良県出身。
問題:奈良に本社があるラーメン屋はどれでしょう?
1:神座(かむくら) 2:金龍ラーメン 3:ラーメン二郎 4:一風堂
正解:1
1号店は大阪だが、本社は香芝
問題:奈良が産地ではないものはどれでしょう?
1:ダリア 2:落花生 3:うちわ 4:靴下
正解:2(千葉が有名)
うちはは「奈良うちわ」が有名。
靴下の産地は広陵町。
問題:奈良が1位なのはどれでしょう?
1:ピアノ所有率 2:外国車保有率 3:京都大学進学率 4:ビデオカメラ普及率
正解:3と4
ピアノ所有率は2位(先日まで1位だったが、栃木県に抜かれた)
問題:遷都1300年キャンペーンの次のキャンペーンは?
1:薬師寺建立1300年 2:古事記1300年 3:大化改新1300年 4:聖徳太子1300年
正解:2 古事記1300年
熊﨑さんは本家本元の「奈良検定」を受験して、見事2級を合格。
そんな熊﨑さんから・・・
「皆さん、奈良には古墳がいくつあるか、ご存じですか!?聞いたらビックリしますよ」
え?奈良に古墳がいくつあるかなんて、考えたこともなかったな~と思った瞬間、熊﨑さんの口から衝撃の数字が!
「8000です」
お客さん(え~~~~~っ!?)
矢部さん「良い反応ですね~~」
熊﨑さん曰く
奈良観光といえば、オーソドックスなのが奈良市内観光。
東大寺、奈良公園、薬師寺あたりをまわる方が多いと思うが、他のところにも魅力がたくさんある。
特に最近の注目は近代遺産。
熊﨑さん「例えば、生駒のケーブルカー。これは、大正7年にできたもので、日本で一番古いケーブルカーなんですよ」
お客さん(へぇ~~)
吉野のロープウェーも昭和4年にできたもので、現役最古のロープウェー。
JR奈良駅も昭和9年の建築。
奈良女子大学の講堂は重要文化財・・・などなども見逃せない。
学生時代に、吉野の旅館に3年間住み込みでバイトをしていたテリーさん。
大阪の学校には近鉄特急で通っていた、贅沢な方!!
春になると、桜が10万本咲き乱れる!
テリーさん「旅館街を桜が舞うんですけど、自分の視界が全て桜なんです。そういう状況が2週間続くんです」
食べ物も、鮎の塩焼き、くずきり、くず刺し、茶がゆなどなど盛りだくさん!
●奈良県にまつわる、ちょっとした雑学
熊﨑さんが奈良にまつわるちょっとした雑学を紹介。
・お寺の鐘をつく時に使う「棒」の生産日本一(一企業で100%)
熊﨑さん「しかも最近は、全自動タイマーでつく鐘も多いんですよ!」
・人口10万人あたりの「ミスタードーナツ」の店舗数が1.63店舗で日本一
・日本で一番長い路線バスが走っている (167キロ 6時間)
ちなみに検定には出ないそうです(笑)。
矢部さんのおすすめは、日本で一番大きな村、十津川村の果無地区。
現地の方の話を聞きながら歩くというツアーが人気に!
▲見よ。十津川村を確認するために、いっせいに地図が開いたではないか。
ちなみに、矢部さんの弟さんは名古屋グランパスの元Jリーガー。
奈良育英高校出身。
現在はサッカーチーム「奈良クラブ」を盛り上げている。
もう、奈良に行きたくて行きたくてしょうがなくなったところで、追い打ちをかけるかのように、光輝くゲストが登場!
薬師寺東京別院の村上定運さん!
▲せんとくんではありません
(よく、似てると言われるそうで)
定運さん「高校時代はガチャピン、その後はシュレックと呼ばれていました」
「え?芸人さん?」と思うほどよく喋るが、話がいちいち面白い。
奈良にいらっしゃった頃は、修学旅行生などに説法をしていた定運さん。
「年間でのべ3万人の方に説法をさせていただきました」
喋りがうまいわけである。
今回は、薬師寺の説法を聞かせていただきました。
●お寺の建物があるところを「伽藍(がらん)」という。
昔は伽藍のあたりはお坊さんも入ることがなかった。
そこで、誰もいない状態のことを「がらんとしている」というようになった。
おお!
今、脳味噌のシワが一つ増えたではないか。
▲一見、六重の塔に見えるが、実は三重の塔
屋根の数で数えるのではなく、真ん中に見える扉(部屋)の数で数える。
▲「塔」の漢字の説明
「生きとし生けるものが、台地(土)に合わさっていく場所(かえっていける場所)」ということで、「塔」はお墓を表す。
お釈迦様のお墓というわけだ。
おお!
脳味噌のシワがまた一つ増えたではないか。
▲定運さん「こちらだけは覚えて帰ってください」
「東方浄瑠璃浄土 薬師瑠璃光如来」(長っ!)
略して
「薬師如来」(短かっ!)
▲説法に聞き入るお客さん。まさに白熱授業
▲見よ。二人の聞き入りよう
※ちなみに定運さん。25歳ですよ!(昭和60年生まれ)
30分にも渡るお話の最後はお客さん全員で・・・
「偏らない心、こだわらない心、とらわれない心、広く広く、もっと広く、これが般若心経 空の心なり」
▲ありがたやありがたや・・・
あぁ、明日から真面目に暮らしていこう。
カルカルのライブレポートももっと早く出せるようにしよう・・・・(←ドサクサに紛れて反省)
そんなことを思いつつ、ここで休憩に。
さすが奈良県人。
休憩時間には、同じ県人同士すぐに仲良くなったようで、名刺が飛び交っていた。
休憩のあとは、「TVチャンピオン」滝通選手権優勝&「瀧~Waterfall~」サイト管理人の森本泰弘さんが登場!
奈良といえば滝!!(←奈良の人でさえ「???」という感じだと思いますが、奈良は滝の宝庫なのです!)
森本さん「私に言わせれば、奈良イコール滝ということで、奈良県は、もっと滝をアピールしたほうがいいです!」
ということで、滝の話を!!
▲ちなみに、名前のついていないものも入れると500もあるとか!!(滝の数は全国で2488カ所:環境省調査)
定運さん「どこのタイミングで驚いたらいいのか分からないくらい、コアですね」
森本さん「適当なタイミングで驚いてください」
▲蜻蛉滝 森本さん曰く「お手軽滝」
高さが50mもあるので、写真には入りきれていない。
森本さんによると、名前の由来は、第21代雄略天皇がこの地を狩りに訪れた時に、ひじにアブが噛みついてきてしまった。そのアブをトンボが追っ払ってくれたことから。
▲伝説の久米仙人がここで修行をして、空を飛べる神通力を身につけたという。
※ちなみに、その後、洗いものをしている女性のふくらはぎを見て、神通力を失ったという・・・悲しき男の性。
森本さんによると、滝を見るポイントはコチラ。
落ち口(滝が落ちる上のところ)
流身(流れの形)
滝壺
森本さん「滝壺まで行かないと、滝に行ったとは言いません!」
お客さん(笑)
日本の滝百選には全て行ったという森本さん。行った滝は700弱。毎日どこかに行っても2年弱かかる。
と、ここで当然のように気になる、あの質問が・・・
Q:そもそもなぜ森本さんは滝が好きになったの??
元々、地図が大好きだったという森本さん。地図記号に滝のマークがたくさんあるのを発見。気になって行くようになったのだとか。
気がつけば700カ所弱・・・。
▲滝の映像も大モニターでみんなで鑑賞!東京のド真ん中で滝を鑑賞するようなイベントはカルカルだけ!
さらにさらに・・・ディープな滝を紹介。
▲見よ。どこからどう見ても危険。こういう道を通って滝に行くという。
▲岩屋谷滝:歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて往復12時間!
滝が好き過ぎて困るという森本さんのディープな話に、お客さん、感動&ア然&ボウ然&キョトンとしたところで続いて古墳の話。
まりこふんさん登場!!
古墳が好きすぎて、奈良県の明日香村へ。
まりこふん「古墳の くびれがたまらないんです」
コインロッカーがあるかないかがかなり大事で、ロッカーがないと重い荷物を持ったまま古墳まで歩くことに!
▲この2人の並びが見られるのも、カルカルだけ!
まりこふんさん、たくさんの古墳をまわりつつ、壁画で有名なキトラ古墳へ
坂が多く、行くのも大変な場所。
おお!やっとキトラ古墳発見!かと思いきや・・・
▲ん????
▲中の様子を描いた、落書き?が!!(実物は行ってからのお楽しみ)
ちなみに、奈良は、ちょっとした藪があると、たいてい古墳なんだそうな。
いろいろまわって、いよいよ、
まりこふんさんが会いたくてしょうがなかったという石舞台古墳の姿が!!
▲ここにたどり着くまでに、今にも落ちそうな危険な道を歩いて、やっとご対面。
▲石室に、おじゃましま~~す
まりこふんさん、なんとシンガーということで(←こっちが本業?)古墳に会いにいったことをエピソードにして披露!
タイトルは「遥かなる石舞台」
▲熱唱!!古墳に会いに行った帰りの近鉄の電車の中で考えたという名作。
♪キトラ古墳 なんでそんなに遠いの~~
まりこふん「歌詞がおりてきましたよ」
大拍手のまま終了!かと思いきや、最後に奈良県のアンテナショップ「まほろば館」の伊藤さんからダメ押しのPRメッセージが。
「来年は古事記編さん1300年になりますので引き続きよろしくお願いします」
というわけで大盛況のまま終了!!
カルカルではこのところ、奈良・山梨・宮城・和歌山などなど 地方イベントが続々開催!
アナタの街もぜひ!!
(以上、現場から古墳みたいなくびれに憧れる、やきそばかおるでした)