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『ワインナイト!~本格国産ワインを楽しむ』ライブレポート:高級ワイン11本!ソムリエから学ぶ本格ワインテイスティング(11・ 5/28開催)

2011年06月15日

子供の頃、ワインってなんだか難しい飲み物だなあと思った。
ソムリエがテーブルにやってきて、注いでもらった人がグラスを回したり、
香りを確認したりして・・・
こいつはおいそれと飲めるような代物じゃないぞと・・・

ところが、上京して日比谷のヌーボーまつりへ行った時、
ワインを求める大行列と、フランクフルトと焼きそばを食べながら
ワイン飲んでる人達を見て、ワインは難しいというイメージがふっ飛んだ。

それから焼き鳥屋で赤ワインがオススメされるようになったり
安くて美味いチリワインが流行ったりなど、
私にとってワインは割と身近で気軽な飲み物に変わっていった。

が!
やはりワインは難しいものだった・・・
今回のワインナイトで改めてそのことを思い知らされました・・・

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ワインナイト! ~本格国産ワインを楽しむ~

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17時半、雨にも関わらず、カルカルに開場待ちができていた。
雨の日にワインっていうのは私の生活ではなかなかない。
というか、ワイン飲むの、半年ぶりじゃないか。
去年、ボジョレーヌーボー飲んで以来だ。
秋はワインイベントが多いのでよく飲むが・・・
梅雨入り、雨の降る夜にワインというのもイイ感じかもしれない。

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と言いつつ、初手はビールなんぞ飲んでみたり。

冒頭の写真にあるワインは後程ということだったので、
それまではカルカルのワインメニューを楽しむことにした。

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シーフードマリネ、トリッパ、チーズ3種盛り合わせ

ワインナイトのための特別メニュー。
シーフードマリネは白、トリッパは赤が合う、そんな感じ。
とっても美味しい。

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舌平目のムニエルは赤かな。

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カルカルのサングリア。
サングリアにいちごって合うんだなあ。
一時期自宅でサングリア作っていたが、案外奥が深いよね。

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カルカルメニューを楽しみながら待つこと30分・・・
18時、ワインナイト開演!

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左からテリーP、ソムリエ・シダックスレストランマネジメント・井上勝仁さん、
酔っぱライター・江口まゆみさん

日本酒熱燗ウイスキーホッピーデンキブラン
カルカルで数多くの酒イベントを行ってきた江口さんが今度はワインで登場。
江口さんはカルカルを代表するプレゼンターの一人だと思います。

ソムリエの井上さんは、以前江口さんがソムリエ修行でお世話になった方。
その時の修行の様子は電子書籍「ニッポン全国酒紀行」に載っています。

●ワインテイスティングの基礎解説

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前半は井上さんによるワインテイスティングの基礎解説が行われた。
以下、テイスティングの順序に沿って簡単にまとめてみる。
井上さんはここで書いている倍以上のことをおっしゃっていたので、
詳細が知りたい方は是非USTREAMアーカイブをご覧ください。

[外観]

(1) グラスを目線に持ってきて色を見る
(2) グラスを目線から落とし、45度傾けてワインの表面(ディスク)を見る
(3) 傾けたグラスを元に戻し、グラスの壁面に伝わる脚を見る

色やディスク、脚というのは、ワインの健全さ、濃さ、熟成度合い、
アルコール感などといったことを判断する目安になる。
具体的に見るポイントは、

(1) 色の濃淡
 濃: 熟成
 淡: 若い

(2) ディスクの厚さ
 厚い: アルコール感が強い
 薄い: アルコール感が強くない

(3) 脚の長さ
 脚はワインの粘着性を示す用語。
 脚が長い(とろり): 濃い
 脚が短い(さらり): 濃くない

[香り]

(1) 鼻の下にそっとグラスを持ってきて、深呼吸するように香りを嗅ぐ
(2) 4、5回グラスを回してワインに空気を混ぜてから、再度香りを嗅ぐ
(3) 1と2の香りの違いを確認する。

違いがある: 良いワイン
違いがない: 安いワイン

ワインに空気を混ぜるのは香りを促進させるため。
空気を混ぜない状態のワインは柑橘系の爽やかな香りだが、
空気を混ぜるとそこに甘みが伴う。
なので、空気を混ぜると違いが必ず発生するのである。

[味わい]

ワインの味わいは味覚と触覚で考える。

(1) 味覚
甘味、辛味、酸味、苦味の4要素を確認する。
これは舌の部位によって味の感じ方が違うことを利用する。

甘味: 先
辛味: 真ん中
酸味: 両側
苦味: 奥

(2) 触覚
口の中で感じるものを確認する。
飲み込んだ後の熱感、余韻・・・
炭酸系なら強く弾けるのか、クリーミーなのか、etc・・・

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そして外観、香り、味わいを言葉にする。
ワインに限った話ではないが、
ソムリエと呼ばれる人達の凄いところは言葉の豊富さだと思う。

井上さん 「飲んで美味しいマズイというのはもう卒業してください」

こ、こいつは厳しい・・・
美味いワインが飲めるぞくらいの軽い気持ちで行ったワインナイトだったが、
そんな場合じゃなくなってしまった・・・
ワインってこんなに手強い飲み物だったのか・・・

●ワインテイスティング実践

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後半、ワインテイスティングの準備にカルカルスタッフ大忙しの様子。
それもそのはず・・・

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なんと合計11種類のワイン!

[赤]
・サントリー産地シリーズ 塩尻メルロ2008
・マルスワイン シャトーマルス
・サントネージュ エクセラント リミテ かみのやま収穫カベルネ・ソーヴィニヨン
・志太 ヤマ・ソーヴィニヨン2008

[白]
・サントリー品種シリーズ 甲州2009
・マルスワイン 甲州ヴェルディーニョ
・サントネージュ エクセラント リミテ かみのやま佐竹畑収穫シャルドネ
・志太 シャルドネ2009

[ロゼ]
・サントリー品種シリーズ マスカットベリーAロゼ2010

[スパークリングワイン]
・マルスワイン デラウェア

[グラッパ]
・伊豆グラッパ陽炎バレル

ソムリエの井上さんが驚くくらいの相当貴重なワインが11種類!
中にはANAのファーストクラスで提供されているものもあると言う。
そんな高級ワインが11種類もあるなんて凄い・・・

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ステージ上には11×3=33のグラスが並び、
井上さんが個々のワインについて、他のワインとの比較も交えつつ解説。

井上さん
「こんな機会ないですよ。日本で一番高いワインを比べて飲んでるんですから」

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お客さん達はワイワイ楽しくテイスティング。
前半はある意味お預け状態だったし、
美味しいワインを飲んでいるということで自然と笑みがこぼれる。
そして酔いもどんどん回る。
テイスティングというより美味しいワインを楽しむ会な雰囲気になっていました。

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イベントが終わった後は井上さんや江口さんとの交流も含め、
しばらくワインを楽しみました。

それにしても、ワインテイスティングって凄い技術だなあ。
ワインは難しいと書いたけど、言い換えればそれは奥が深いということ。
気軽に飲めるワインもあれば、滅多に口にできない高級ワインもあって、
今回のワインナイトは高級ワイン、かつそれにふさわしいテイスティングを
ソムリエの井上さんから学んだということ。

このような貴重な機会を与えてくれた江口さんと井上さん、
そして高級ワインを惜しみなく提供してくれた関係者の方々に感謝です。
こんな美味しいワイン、また飲む機会に巡り会いたいなあ。

(ライブレポーター・えの)