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『大人の修学旅行シリーズ第1弾!ゆったり行きましょ、奈良の旅!』ライブレポート:カルカルで金魚すくい!! 秘境・十津川村、金魚の街・大和郡山、鉄道旅、古墳巡り・・・大人が楽しむ奈良の旅!(11.7/9開催)

2011年07月18日

「奈良? 修学旅行で行ったことありますよ。えっ、どこに行ったのかって? ・・・」

こういう人、案外いそうな気がする。
何を隠そうこの私です・・・どこで何を見たのか全く記憶にない・・・
何故なんだろう・・・きっと何も考えていなかったからなんだろうな・・・

大人になった今奈良に行ったら一体どんな旅ができるのだろう。
自らプランするのが大人の旅。
街や人、自然や歴史に触れたり、一つのテーマを追い求めたりするのが大人の旅。
学校の修学旅行にないオリジナルのプランを立てて、いざ奈良へ!

大人の修学旅行シリーズ第1弾! ゆったり行きましょ、奈良の旅!

昨年9月今年1月に続き、三度カルカルで奈良のトークイベント開催!
今度は一体どんな奈良の魅力が紹介されたのでしょうか。

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この日のカルカルは場内とバルコニーに金魚すくいのセットを用意。
なんだか縁日か夜市に来たような感じがしました。

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そして特別メニューはトマトを金魚に見立てた金魚そうめん
トマトとそうめんのだしって合うんだなあ。

本格的に夏が到来し、今まさにそうめんの美味しい季節。
来場者には創業290年を超える老舗・三輪そうめん山本の手延素麺が
プレゼントされました。

さてこれらの金魚、もちろん奈良と関係があるのですが、その話は後程。

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東大寺の近くに6月オープンしたばかりの雑貨と古本の店、
旅とくらしの玉手箱 フルコト」がカルカルに来てくれました。
旅先で買う雑貨は自宅にその土地の思い出を持ち込み、くらしを豊かにしてくれる。
東大寺に行く時は是非フルコトに寄って奈良を持って帰りたいですね。

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多くのお客さんで大いに賑わうカルカル。
18時半、いよいよ開演です。

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左からテリーP、十津川村役場・観光振興課の松實(まつみ)さん、
ミュージアムめぐりナイトでおなじみ、博物月報・盛田さん、
奈良市出身のデザイナー、鉄道大好き・伊藤さん

●世界遺産、パワースポット、吊り橋・・・十津川村の魅力紹介!

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テリーP & 松實(まつみ)さん

大人の修学旅行シリーズ第1弾・奈良の旅、
初手は十津川村役場・観光振興課の松實さんによる十津川村の魅力紹介から。

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奈良県の最南端、紀伊半島の中心に位置する十津川村は、
奈良全土の5分の1、東京23区より大きな面積を持つ「日本一大きな村」なんです。

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何よりこの大自然!
最寄に駅もなく、車かバスで長時間かけてでしか来られないことから
「日本の秘境」とも言われている十津川村・・・その魅力とは?

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今年6月、小笠原諸島と平泉が世界遺産に認定され日本を賑わせたが、
十津川村にも熊野古道(くまのこどう)という世界遺産があります。
建物や外観でなく、道そのものが世界遺産というのは非常にまれなケース。

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樹齢3000年の神代杉があり、パワースポットとして知られている玉置神社
境内にシャクナゲの花が咲き誇る5月~6月に行きたい。

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谷瀬の吊り橋、ライトアップバージョン!
緑に囲まれた昼間の景観も素晴らしいけど、この夜景はまた別格に美しい・・・
さらに毎年8月4日は「橋(84)の日」ということで、
吊り橋の上で和太鼓を演奏する「揺れ太鼓つり橋まつり」が行われます。

私は橋が大好きなので、この吊り橋をTVで見た時から一度行ってみたいと思ってた。
でも電車はないし、私は車を運転できない・・・
そういうわけで必然とバスになるのだが、このバスというのが・・・

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日本一長い路線バス!
近鉄八木駅から和歌山県の新宮駅まで、バス停167箇所、所要時間6時間以上!

といっても、十津川村に行くのにバスを6時間乗り続けるわけではない。
十津川村観光協会のアクセスマップによると、
東京から向かうなら、羽田空港から飛行機、JR、バスを駆使する
「羽田空港 -> 白浜空港 -> 本宮 -> 十津川村」ルートが一番良さそうだ。

遠いことには変わらないけど、ルートを見ると行ける気がしてきた。
慌しい日常から離れ、十津川村での~んびり過ごしてみたいです。

●歴史的な視点で語る十津川村

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盛田さん & 伊藤さん

続いては盛田さんと伊藤さんによる奈良の旅紹介。

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盛田さんが取り上げたのも十津川村。
先程の松實さんは観光地的な視点から十津川村を紹介してくれましたが、
盛田さんはより深く、歴史的な視点で十津川村を語ってくれました。

「日本の秘境」と呼ばれる十津川村・・・現代のようにTVもインターネットもない昔、
村の人達が中央の情報を得るのはさぞ不便だったことだろう・・・
と一見思うが・・・

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紀伊山地には三霊場「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」があって、
霊場から多くの修験者がこれらの霊場を目指すようになり、
その参詣道に位置する十津川村は修験者から多くの情報が得られたと言う。
十津川村は秘境ではあるが、孤立したエリアではなかったわけだ。

という説明を上記の図で示してくれた盛田さんだが、
都と三霊場、十津川村を結ぶ菱形に十字のマークはなんと十津川村の村章!
この演出がニクイ!

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十津川村の人々が朝廷側の兵力として重宝されていたという話も。
十津川郷士は幕末ファンならよく知っているのではないでしょうか。

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十津川村歴史民族資料館の様子も紹介。
歴史の教科書に載っていないその土地の歴史、人の生活の歴史、
そういったものを町や村の小さな資料館や博物館から覗いてみるのも
旅の魅力の一つですよね。

盛田さんはまさに大人の旅の楽しみ方、知に触れる楽しみを示してくれたと思います。
次のミュージアムめぐりナイトも楽しみですね~

●電車でめぐる奈良の旅

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趣味は鉄道という奈良市出身の伊藤さんが紹介するのは「電車でめぐる奈良の旅」
目指すは生駒山上遊園地
鳥居前駅から生駒山上までケーブルカーに乗って行くのですが、
ここの生駒ケーブルはなんと日本で最初のケーブルカーなんだそうです。

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そんな歴史あるケーブルを今は猫が走っています。

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犬もいます。

鳥居前駅から宝山寺駅間は上記の猫と犬が、
宝山寺駅から生駒山上駅間はオルガンとケーキが走っています。
なんというメルヘン・・・

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鉄道好きならではのワンショットも披露。
ケーブルカーだけでなく、ケーブルそのものも楽しむのが大人の旅。

そうして目的の生駒山上遊園地に到着。
伊藤さんがイチオシする生駒山上遊園地の見所は・・・

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電波塔! って、アトラクションじゃないのかよ!
いや、でもこれはぐっとくる光景だよなあ。
ああ、こういうのにぐっとくるようになっちゃったんだ俺・・・

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駅舎巡りも鉄道旅の魅力の一つ。渋いねえ~

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そして現地の美味いものを食べる!
彩華ラーメンだんご庄のだんご岡西精肉店のコロッケ・・・
知識だけでなくお腹も満たすのが大人の旅の醍醐味というものですよね~

好きな鉄道に浸り、町の食堂でご飯を食べる、そんな気ままな奈良の旅。
伊藤さんの話は純粋に旅好きの心を揺さぶるものがありました。
さあ、もうすぐ夏休み、18きっぷでどこか行こうかな。

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休憩時間中、金魚すくいに熱心なお客さん達。
実はイベントの最後に金魚すくい大会が行われるんです!

私    「弱ってる金魚を狙ってすくうんですかね?」
スタッフ 「違います。相性の良い金魚をすくうんです」

相性の良い金魚?
最初は何のことか分からず、ことごとく金魚に逃げられていたが、
やってるうちに素直に網に乗ってくれる金魚がいることが分かった。

なるほどなるほど、相性の良い金魚とはそういうことか・・・
大会前にイイこと知ったぞ・・・ふふふ・・・

●金魚の街・大和郡山市から上田清市長登場!

さあ後半は奈良県大和郡山市から上田清市長、
そしてカルカルの古墳イベントでおなじみ、まりこふんが登場!

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左からテリーP、奈良県大和郡山市上田清市長、古墳シンガー・まりこふん

テリーPが「先生」と慕う上田市長。
市長は元郡山高校の教師で、山岳部の顧問をされていたそうです。
生徒だったテリーPが市長になった先生をカルカルに呼ぶ・・・感慨深いなあ。
上田市長にはたっぷりと大和郡山について語っていただきました。

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大和郡山は「金魚の街」と言われるくらい金魚が有名!
毎年8月には「全国金魚すくい選手権大会」が開かれ、
日本全国から10000人近い人が集まると言う。
だから今回カルカルで金魚すくいセットが用意されていたんですね。

3分間ですくった金魚の数を競うのが公式ルール。
上位を目指そうと思ったら、3分間で最低50匹は必要だとか・・・レベル高っ!

大和郡山で有名なのは金魚だけではない。
金魚すくい選手権大会と並ぶイベントとして「全国記憶力大会」があると言う。
でもなぜ大和郡山で記憶力大会なのか?

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そこで出てくるのが古事記
昨年2010年は「平城遷都1300年記念の年」だったのですが、
来年2012年は「古事記の1300年記念の年」だって知ってました?

古事記というのは日本の神話、イザナギとイザナミの物語で、
この作成に関わったのが大和郡山出身の稗田阿礼(ひえだのあれ)という人物。
といっても、稗田本人が書いたのではなく、
当時の天皇が稗田に暗誦させ、それを別の者が書き記したんだとか。

稗田は一度見たり聞いたりした事は決して忘れない抜群の記憶力の持ち主で、
そんな古事記の話から大和郡山で記憶力大会が行われるようになったそうです。

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市民劇団「古事語り部座」の座長が登場。現在練習中だと話してくれました。

大和郡山では2012年に向けて「語り部の里 古事記1300年紀事業」をスタート。
事業の一環として市民劇団によるミュージカル「歌劇・古事記」が行われるそうです。
金魚の街に加え、来年は古事記で大和郡山が大いに盛り上がると思います。

●まりこふんの古墳アドベンチャー!

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奈良の旅、大トリは「まりこふんの古墳アドベンチャー!」
今年4月に開催されたカルカルの古墳トークイベントは記憶に新しい。
滝、仏像、ダム等、あらゆるものが興味の対象となりえる現代にして
古墳が取り上げられたことは本当に衝撃的だった。
「まだ古墳が残っていたか!」と・・・何気に盲点だったなあ・・・

大体古墳なんて言葉を聞くのが中学の歴史の授業以来だからなあ。
自ら意識しないとなかなか出遭えないキーワード・・・
そんな古墳を巡るのに最高の地が奈良だと言う。

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東京と比べてこの古墳の密集具合はどうだ!
古墳アプリ、Androidでも出してほしい・・・

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金魚の街・大和郡山にある全長200mの前方後円墳、新木山古墳(にきやまこふん)
池越しに眺めるこの姿、イイですね~

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古墳は何も遠方に数時間かけて行かないと見れないわけじゃない。
奈良には駅から近いところにたくさんの古墳があると言う。

例えば飛鳥駅周辺・・・

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古墳がそこら中に!

Googleマップで飛鳥駅を見たら、周辺に古墳がたくさん表示されて驚いた。
最初は「古墳ってそこら中にあってイイものなんだろうか?」と思ったけど、
位の高い者や権力者の墓が古墳なのだから、
駅近くにあろうがそこら中にあろうが全然不思議じゃないのかあ。

古墳ってなんだかエジプトのピラミッドみたいだなあと思いました。
どんな権力者の墓で、そこにどんな歴史があったのか・・・
そう考えるとミステリアスな感じがしますよね。

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恒例のミニライブも披露したまりこふん!
金魚の気持ちと古墳への思いを情熱的に歌い上げました。

どうでしたか、古墳?
古墳を楽しんでしまうのが大人の旅、そして奈良の旅。
カルカルがきっかけで古墳に注目が集まり、旅雑誌の表紙に古墳が載ったり、
古墳巡りコミックエッセイとか出てきたら面白いなあ。

●金魚すくい選手権大会 in カルカル!

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イベントの最後はいよいよ金魚すくい大会開催!
公式ルールと同じく3分間ですくった金魚の数を競います。

全国の上位レベルは最低50匹か・・・
なんの俺には休憩時間に教わった必勝法「相性の良い金魚を探す」がある。
気合十分で挑んだ結果・・・

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1匹かよ! 全然相性良くないっ!
同じ時間で50匹って一体どういうこと!? 人間技じゃないよっ!
でも、久々の金魚すくい、かなり熱くなったなあ。

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イベント後、打ち上げも行われました。

大人の修学旅行第1弾、奈良の旅、いかがでしたでしょうか。
秘境・十津川村、金魚の街と古事記1300年の大和郡山、鉄道旅、古墳巡り・・・
学校の修学旅行ではなしえない大人ならではの奈良の旅と言えましょう。

それにしてもこの三度の奈良イベントで「奈良って面白いなあ」と思いました。
「修学旅行で行きました」だけで終わらせるなんてもったいない!
大人が楽しめる要素満載じゃないですか!
自然散策、知的探求、趣味の追求、グルメ、酒・・・
大人になった今だからこそできる奈良の旅、めいっぱい楽しみましょう!

(ライブレポーター・えの)