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『素粒子ブランチ』ライブレポート:ニュートリを使って宇宙や地球の中身を観察するお話(11・8/28開催)

2011年09月11日

8月28日開催!素粒子ブランチ~
ニュートリを使って宇宙や地球の中身を観察するお話の巻

最近、カルカルでは素粒子が「ひそかにブーム」っぽい?

新宿で「月1開催」している素粒子ネタで大人気の素粒子カフェが、大好評につき、遂にお台場東京カルチャーカルチャーにて「素粒子ブランチ」として進出しました

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左・みけねこサイエンスプロジェクト, 高エネルギー加速器機構の「泉田(センダ)賢一」氏
右・ゲストの東京大学宇宙線研究所の「伊藤英男」氏

とにかく小さいな物を研究されている学者さんが、素粒子を使って大きな宇宙や地球を調べて、話をスイスイしちゃうのが「素粒子ブランチ」

でも、そんな硬い話じゃなくって、なんとなくかる~い感じで始まった、「ブランチ」

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第1部 ニュートリノと太陽・超新生

でも、本編に入れば難しい話・・・と思いきや?
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ナニコレ ?(゜_。)?

ゲストの伊藤さんもビックリの「素粒子ぬいぐるみ」

伊藤さん曰く「素粒子を絵にかけって言われたら、●(点)しか描けないよ・・・」

でも、会場のお客さんで、「素粒子ぬいぐるみ」を全部持ってる人がいることが判明!コレにはステージもビックリ

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ニュートリノとは「ニュート」「リノ」と言う言葉が合わさってできた言葉

「中性」の「小さいもの」・・・日本語で言うと「中性微子」
要するに電気を持っていない中性の小さいやつという意味

どのくらい小さいかって、重さで言えば「水の分子の100億分の1」の重さ、この時点ですでに天文学的数字だが、やんわりしたブランチは、ほのぼのと難しい話を噛み砕いていきます。

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いつもニコニコと笑顔で話す「泉田さん」と寡黙な感じで見守る「伊藤さん」

伊藤さん・・・ビールが進み過ぎ?

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色々な図やアニメーションを使って解りやすく解説する泉田さん、でも、実は直前にPCのデーターが飛んでしまって、冷汗状態・・・

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泉田さんのトークと所々「解説&ツッコミ」で場を盛り上げてくれる伊藤さん

もちろん、話は非常に小さな素粒子「ニュートリノ」の話、でもこの話・・・物理学者が説明するからこそ素人に伝わるレベル・・・レポーター泣かせのハイレベルな話の連続

レポートで内容を伝えるのは非常に難しいので、是非興味のある人は、イベントに来るべし!

それ以上に面白いのが、物理学者によるステージ上でのバトルトーク!
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ニュートリノは小さすぎて干渉しない!でも小さすぎてピンとこない・・・

この辺りの解説で、伊藤さんの例え話が面白い
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「仮にニュートリノを手に乗せて真下に投げつけると、地球の反対側まで通過してしまう。それほど小さくて干渉しないんだよね」

ミクロの世界では常識は通用しないみたいです・・・

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二人のトークが白熱すると・・・たま~に、あっちの世界へ行っちゃうのがマニアックの極み

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急にデーターが吹っ飛ぶのが泉田さんの得意技、伊藤さんはお酒が進むと、ツッコミがドンドン激しくなって行いく!

仮説を観測して立証する。物理学者の仕事は仮説と実験、検証の連続
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科学者というのは、すべてのことをしらみつぶしに調べるのが仕事

データーを見ながらついつい仕事モードの話になり、会場も「二人の理論屋さん」のやりとりを見ているとニュートリノがどれだけすごい物なのかを実感できる

実験は、何度も何度も同じ実験を行う「クロス実験」と言う形で、色々な人が行って検証をしなければならない
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予想に反した数値が出れば、検証を重ね「大論争」が巻き起こる

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ステージの上でも、楽しそうな大論争が・・・それにしても、素粒子って見えない物だけにそれを研究するって、本当に大変なことなんですね。

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第二部はクイズ

ここからは、素粒子クイズを楽しみましょう~
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お二人が仕事をしている「高エネルギー加速器研究機構(以下KEK)」この施設の大きさにほぼ同じ物は何処でしょう?

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実は、ディズニーリゾートとほぼ同じ大きさ、それどころか偶然形もそっくり、これには伊藤さんも「あ!ほんとだ!ディズニーシー行ったこと無いからわかんないけど、そっくりだ」と驚いてました

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かなりマニアックと言うか、知る人ぞ知る問題ですが、問題の中でもヒントを出してくれるお二人の話の雑談が面白い

本来「○○博士」と呼びはずなのに、この業界ではいつの間にか「○○さん」と【さん付】で、目上の人を呼ぶようになり、外国に江上を出す時にも「○○san」と書いちゃうとか・・・

問題を続けていると、こんなトラブルも・・・
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あれ?答えが先に出ちゃった・・・

直前にデーターが吹っ飛んだ後遺症で、たまにはトラブルも・・・

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ちなみに、KEKは「世界五大研究所」と呼ばれているらしい

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休憩時間は、物販も盛況

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素粒子を2次元化した、書籍も有るんですね・・・

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この日、全プレで配られたのは「KEK」が出している「カソクキッズ」と言う冊子

物理と聞くと、硬い感じがどうしてもあるんですが、非常に柔らかい雰囲気

そして、最後の 第三部 地球ニュートリノ観測の今後
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燃えてるわけでもないのに?地球の中は熱い、でも何で地球は熱いのか?

地球の中心部分には、ウランなどの放射性物質がありそのエネルギーが放射され原子力発電所の燃料と同じようなことが地面の中で起こっている?

ここで、実験装置「KamLAND」のデーターを元に、地球内部で起こっていることを検証する運びになったのですが・・・

この表がバトルに火をつけた!
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どうも、この表が解り辛いと言うか、ふに落ちない・・・(伊藤さん)

そして、この1枚のスライドを巡って、ステージ上で物理学者のバトルが始まった

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宇宙線の研究をしている伊藤さんの専門分野では無いので、第三部は解説で無く「ツッコミ担当?」だったのですが、どんどん濃い話へ

会場は、ステージ上の二人の掛け合いを見ながら、「普段の研究施設ではこんな話がひっきりなしなんだろうな~」と、感心しながらもトーク内容に興味津津

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素人が見ると、何が書いてあるのか解らない表でも、その数値を見ながら「あ~でもない。こうでもない」と、ここでも検証の連続

ちなみに「ウィキペディア」からの情報は、学術論文では使っちゃいけないらしい・・・

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地球の形をリアルに想像しながら、ひたすら物理トーク!

(たぶん、二人の頭の中に地球は見えていても、お客さんは見えてない?)

会場は置いてきぼり?と思いきや・・・さすがカルカルのお客さん!レベル高い!
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客席からも意見が出て来て、最後は楽しいクロス実験ならぬ「クロス・トーク」になりました。

最後はなんとか、地球の話に戻りました。 ( ̄o ̄;) ホッ!

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残暑にも負けない、熱いサイエンスを語る「素粒子ブランチ」

日々学者さんたちの仕事ぶりも垣間見ることがちょっとできた、楽しい「素粒子ブランチ」でした。

≪ライター・クロスケ≫