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『SCRAP直伝!イベントの作り方ワークショップ』ライブレポート:イベントでイベントを作る!?前代未聞のメタ構造イベントが開催!!(11.9/11開催)

2011年10月07日

巷で話題となっている「リアル脱出ゲーム」。
過去には
・夜のよみうりランド
・神宮球場
・東京ドーム
・深夜のホテル

などからの脱出ゲームが開催されてきました。
ここカルチャーカルチャーでも過去には
「マジックショーからの脱出」と「人狼村からの脱出」が開催され
超満員で大盛り上がりしておりました。
そんな「リアル脱出ゲーム」を仕掛けるSCRAPが
「どうやって楽しいイベントを作るのか」についてのワークショップを開催!
素晴らしい企画を立てた場合、実際にSCRAPがイベントとして開催してしまうかも!?
今日は全てのお客さんがイベントを作るイベント、というメタ構造。
残暑厳しい中で開催された「SCRAP直伝!イベントの作り方ワークショップ」のライブレポートは以下から!

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アテンドしてくれる美人SCRAPスタッフは浴衣。
それだけで開場前から(男性客の)テンションが上がってきている模様。

初対面の人とアイディア出しをしてもらったほうが良いだろう
ということで、初対面の人が集まってグループを組むように
来場者の方は誘導されておりました。
知っている人だけで組むと、内輪ウケみたいな感じで終わっちゃうこともあるので
アイディアを出すにはこういうスタイルのほうが良いんでしょうね。
各グループで挨拶などを済ませていると、程なくして開演時間に。
壇上には、司会進行を務めるSCRAPの加藤さんと吉村さんが登場しました。

Photo02
SCRAP加藤さんと吉村さん。
吉村さんも当然のように浴衣。
良いですね、浴衣の女の人って。

「今日は、イベントの作り方と酒の肴に飲む会です。」と高らかに宣言する加藤さん。
イベントの作り方を勉強する会じゃないですよー、とも。
一応確認してみると、
・イベントの作り方を勉強に来た!という人:1割くらい
・SCRAPのイベントに行ったことが無いという人:2割くらい

という状況であることに、加藤さんもびっくり。
「本気でイベントの作り方を勉強したい人には怒られるんじゃないか」
とビクビクしつつも、イベントの作り方についてのレクチャーが始まります。

Photo03
本日のゲストとして、
・スクエニの市村さん
・博報堂ケトルの嶋さん
も登場。
多くのイベントを手がけてきた人たちが語る、イベントの作り方とは?

まずは、SCRAP流のイベントの作り方を話す加藤さん。
SCRAPのイベントは
○物語の中に入り込んで体験できるイベント
○お客さんが参加型であるイベント

という定義が根幹にあるそうです。
なので、アーティストのライブとか、演劇とかはSCRAPの範疇ではない、とのこと。
そして、SCRAPがイベントを考える際に大事にしているのが、
○これまでに無かった体験を作る
○分かりやすいものにして、行きたくなる

ということだそうです。
「インパクトがあって、誰もやってなくて、わかりやすくて、来たくなる」。
これをやるために大事なのは「イベントタイトル」を決めることとのこと。
SCRAPでは1ヶ月くらいかけてタイトルを決めるそうです。
「イベントの良し悪しはタイトルで決まります。」と断言する加藤さん。

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イベントの作り方を酒の肴に楽しむといいつつ、
がっつりと講義スタイルのような感じで進む加藤さんの説明。
これは、金払って来る価値ありますよ、まじで。

そして、市村さんと嶋さんからも、イベント作りの極意について説明が。
ポイントをまとめると
○「ありそうで無い」がヒットのポイント
 みんな分かっている範囲の半歩先に行くのが良い。
 みんなが見ている風景に一工夫だけで良い。
 色んな要素を3つ4つ詰め込みすぎると、大体失敗する。
○何かの感情を揺さぶるものを作ると良い。
 その感情は「感動」に限らず何でも良い。
 このイベントで言うと綺麗な女性が沢山いるので、
 男性の「下心」を揺さぶっているの点では成功してると思う。
○一言で説明説明できる企画は最高
 長々と説明しなければ分からないものはアウト。
 SCRAPでもA4用紙1枚に収まらない企画書は通らないそうです。

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ゲスト審査員の市村さんと嶋さん。
何か、本当に「イベントの作り方」講義を聴いている雰囲気に。
メモ取ってる人もチラホラと。

と、イベントの作り方のガチ講義を受講したところで、
ここからが本日のイベントの本番、ワークショップのお時間です。
入場時に即興で組んだグループで、今からイベントを考えてもらいます。
ただ、単純にイベントを考えるのではなく、次の条件で企画してもらいます。

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会場は、ここ「東京カルチャーカルチャー」!
100人集まるコンテンツを考えてもらいます。
企画を出す制限時間は45分です。
タイトル審査→プレゼン審査の順番で進められます。

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・カルカルで実際にイベント開催!
・イベントの利益を2割還元!

優勝した企画には、こんな特典が与えられます!
これを聞いて、みんな一気にテンションが上がってきました。

ワークショップは、以下の流れで進められました。
①個人で「タイトルとキャッチ」を考える(制限時間:10分)
 SCRAPがイベントを作る上で大事にしている
 「タイトル」と「キャッチ」を個人で考えてもらいます。
 一人、案をいくつ出しても構いません。

②チームで「タイトルとキャッチ」の案を絞る(制限時間:15分)
 各個人が出した案を、以下の基準でグループ内で絞り込みます。
 ・何のイベントかわからないタイトルは消す
 ・別メディア(TVやネットなど)で見たほうが楽しいものは消す
 ・100人集まらないだろうイベントは消す
 ・アイディアで人を呼んでいない企画(芸能人を呼ぶなど)は消す
 ・自分が楽しめなさそうなものは消す
 ・既にあるものは消す

③絞った案から企画書を書く(制限時間:20分)
 フォーマットや書くことは決めていません。
 人に見せて面白いと思える企画書を書きましょう。
 企画書のポイントは、以下の通りです。
 ・友達を説得できるかどうか。
 ・読みこまなくてもずげぇって思われるかどうか。

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先ほどまでの講義パートを参考にして、
みんな真剣にアイディアを出します。
カルカル中が①パートでは静寂に、②③パートでは熱気に包まれていました。

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ひと段落した加藤さん。
ジョッキを両手に、満面の笑みです。

計22チームがアイディアを搾り出し、素敵な企画を出してきました。
レポートのサイズの都合上、全てを載せることが出来ないのが残念なくらい
どの企画も知恵が絞られており、面白そうなものばかりでした。
そんな中から、タイトル&キャッチ審査を通過して
最後のプレゼン審査に進出した企画をご紹介!

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第5グループ
タイトル:
 「本好き男女のための古本交換会」
企画内容:
 お客さんは、自分が好きな本を5冊ほど持ってくる。
 その本にしおりを挟むとか、線をあらかじめ引いておく。
 持ち寄られた本は、男ブースと女ブースに分けて配置。
 フリーの立ち読み時間を設けて、気に入った本があれば自分のしおりを挟む。
 しおりを挟むことで、本から始まる出会いや恋もあれば、
 恋に出会えなくても素敵な本に出会える、というもの。
審査員コメント:
 ・ピュアさが消えてしまうので、これは有料イベントにしたくない。
 ・これは京都でやれば、人がわんさか来る気がする。
 ・これは相当萌えるイベントになるはず。
  女の子の持ってきた本がわんさか集まるわけで。
 ・しおりの枚数制限があるのも良い。
 ・神保町で200円くらいでやりたいイベント。
 ・前提条件の「カルカルで開催」っていう点を加味するとどうなるか。

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第6グループ
タイトル:
 「カンニング大作戦」
企画内容:
 一度はやってみたかった「カンニング」をすることが出来るイベント。
 入場時に配られた問題は、難問ばかり。
 その難問を解くのに、カンニング7つ道具を使います。
 例えば
 ・トイレへ行く
 ・会場の中のヒントを使う
 ・消しゴムの中のカンペ
 ・答えのメモを投げる
 ・鏡を使ってのカンニング
 ちなみに、カンニングがばれると、怒られて立たされてしまうイベント。
審査員コメント:
 ・二人のコンビネーションが心配になって、見入っちゃうプレゼン。
 ・タイトルから内容が分かるイベントなので、結構勝ちに近い。
 ・カンニングしたことありますか?との問いに
  「ust中継やってんだよ?」とコメントする市村さん。
 ・あの興奮、ワクワク感が疑似体験できるならば、素晴らしいイベント。
 ・これ、七つ道具を縛らないで、カンニングをさせるのも良いかも。
  外に気球を飛ばして答えを見る奴も出てくるかもしれないし。

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第13グループ
タイトル:
 「絞首台からの救出」
企画内容:
 グループの中の一人を絞首台に乗せて、それを救うためにチームで動くイベント。
 誰が絞首台に乗るかは、司会のそのときの気分次第。
 (チーム内で一番可愛い奴、とか。)
 クイズに間違えると、絞首台の紐がしまっていく。
 13問終わった段階で生き残ってたチームの勝利です。
 このイベントはust配信する予定です。
 人の死ぬ様って、みんな見たいはずなので。
 ust見てる側からは、死ねコールが起こるはず。
審査員コメント:
 ・みんな人が死ぬところは見たいか?(笑)
 ・面白い企画だけど、絞首台に乗せられる一人が楽しめるかどうか。
  同じお金を払っているのに、何も動けなくなってしまうので。
 ・絞首台っていうキーワードはモチベーションの喚起にはなる。
 ・救出するというのを経験させるのには、クイズは弱いかも。

Photo13
第16グループ
タイトル:
 「ラブフレーズバトル」
企画内容:
 映画とかテレビとかで見る「使ってみたいけど、恥ずかしいセリフ」を
 臆面無く言ってみようというイベントです。
 そういうセリフが今後の生活に潤いを出すと思います。
 登壇者は事前募集&当日飛び入りもOK。
 口説かれる側も当日決めます。
 男性が女性を口説くのもあるけど、男性が男性を口説くのもあり。
 最後には、会場の中で一番カッコいい人を決めます。
審査員コメント:
 ・これは面白そう。
 ・どれくらいまで恥ずかしいところにいけるかが、審査のポイントになるかも。
 ・これは、演出のし甲斐がありそう。
 ・使えそうなセリフが集まるイベントってことですよね。
  取材とか殺到しそう。
 ・口説かれる側は、口説く人が指名すると盛り上ると思う。
  これは、今すぐにでもやりたい、と加藤さん。

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第17グループ
タイトル:
 「わらしべ長者ナイト」
企画内容:
 サブタイトルにある夜的な雰囲気は無いんですが、ブツブツ交換します。
 思い入れのあるものとかを、ブツブツ言いながら交換します。
 人とのコミュニケーションを取りながら、新たな欲しいものを見つけます。
 捨てられないものを昇華させるイベント。
 爽やかさというよりはサブカル的なイベントになるんじゃないかと思います。
審査員コメント:
 ・カルカルだと、どういう人が集まるでしょうかね。
 ・コミュニケーションとか、共感する感じとかはありそう。
 ・持ってくるモノのクオリティにも左右されそう。
 ・自由度が良くも悪くも高い。
 ・入場料を払ってくるお客さんの楽しかった度合いを担保できるかどうかがポイント。
 ・感情のどの部分を揺さぶりたいか、のポイントでは弱いかも。

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第21グループ
タイトル:
 「超能力ワークショップ」
企画内容:
 帰るときにはエスパーになった気分になれるイベントです。
 超能力者になれるイベントではなく、疑似体験が出来るイベントです。
 まずは、第一段階として各個人でスプーン曲げからやってもらいます。
 で、その次は5人組で新しい超能力に挑戦してもらい、
 25人組→50人組→100人組とグループを大きくしていきます。
 最後には100人で大イリュージョンをやります。
 みんなで協力してやり遂げる達成感を得るイベントです。
審査員コメント:
 ・イベントの出落ち感って、大事な要素の一つだけど、
  出落ち感多すぎですね、これは。
 ・いい企画だと思いますけど、スプーン曲げが一番の難関かも。
 ・100人で協力したらフジテレビの球体が動くくらいやれば超盛り上ると思う。
 ・良くも悪くも破壊力のある企画だと思います。

甘酸っぱいイベントから、ドキドキするイベント、
そして超能力を駆使するイベントまで、硬軟織り交ぜた様々なイベントがプレゼンされました。
プレゼン後に、審査員の厳正が行われ、
最優秀イベントが決定されました!

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審査をする審査員の方々。
後で話したところによると、凄く揉めたみたいです。
超能力ワークショップを推す市村さんと嶋さんに対し、
「超能力を考えるこっちの身にもなれ!」と反論する加藤さん。
まぁ、確かにSCRAPがイベントをバックアップすることを考えると、
その点はハードルが高い課題ですしね。

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審査の最中には、グループ内で連絡先の交換をしている姿が。
SCRAPのイベントって、自然とこういう流れになるから凄いと思います。
何をやっても出会いに繋がるイベントって素敵ですよね。

さて、審査結果の発表です。
どの企画も素敵なものばかりだったため、
急遽に審査員特別賞が設けられました。
副賞はと聞かれた加藤さん、「副賞は審査員と後で交渉できます」と宣言。
それを聞いて焦る市村さんと嶋さん。
今日はずっとこの掛け合いで進行している気がします。

【市村さんの審査員特別賞】
「第21グループ 超能力ワークショップ」
審査員講評:
 これは、面白いし、本当に見てみたいと思いました。
 但し、100人のイリュージョンを考えるという高いハードルをクリアしないといけない。
 100人のイリュージョンが思いついたら、SCRAPが責任持って開催するとのことです。

【嶋さんの審査員特別賞】
「第6グループ カンニング大作戦」
審査員講評:
 これは、今すぐにでもやっても良い企画だと思います。
 ただし、カルカルではなく、どっかの学校借りてやったほうが盛り上ると思う。
 カンニングという行為のディテールに拘るならば。
 カンニングをゲームとして捕らえ、タイトルの中に入っているわかりやすい素晴らしい企画。

【大賞】
「第16グループ ラブフレーズバトル」
審査員講評:
 キザな台詞の持つポテンシャルは凄い。
 今、ぐるっと一周回って、きざな台詞を言わせるのは面白いと思う。
 プレゼンの最中から見てて楽しかったし、イメージしやすい。
 真剣な人を見てていると楽しいし、見ているこっちが恥ずかしくなりそう。
 「このイベントにテクニックを盗みに来たい」というのは嶋さんの弁。

というわけで、見事大賞に選ばれたのは、
キザな台詞が会場に飛び交う「ラブフレーズバトル」でした。
この企画は、実際にカルカルで開催されるそうです。本当に。
カルカルとSCRAPの都合を合わせてからですが、
加藤さん曰く「今年度内には開催したい」とのことです。
開催が決定し次第、カルカルのスケジュールに掲載されますので、
キザな台詞をお持ちの方は是非!
勿論、キザな台詞を聞きたいor言われたいという方も是非!

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大賞に選ばれた第16グループの皆さん。
おめでとうございます!
「ラブバトル」の開催、楽しみにしております!

(うさげん/mixiカルカルコミュニティ管理人)