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『日本酒ナイト!~銘酒30種類飲み比べ~』ライブレポート:酔っぱライター・江口まゆみさんの日本酒イベント再び!豪華日本酒勢揃いでカルカル大盛り上がり!(11.11/05開催)

2011年11月10日

11月、ボジョレー・ヌーボーが賑やかになってくる頃ですが、
日本酒もこれからが美味しい季節。
カルカルで大好評を博している酔っぱライター・江口まゆみさんの酒イベント、
日本酒ナイトが帰ってきました!

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日本酒ナイト! ~銘酒30種類飲み比べ~

江口さんの酒イベントも今回で8回目!

(1) 2009.07.25 日本酒ナイト
(2) 2009.10.24 燗酒ナイト
(3) 2010.05.09 究極のウイスキーナイト
(4) 2010.11.27 ウィスキーで楽しむ缶詰酒場
(5) 2011.01.23 ホッピーでハッピー祭り
(6) 2011.03.05 デンキブラン祭り
(7) 2011.05.28 ワインナイト

そして今回の日本酒ナイト2011!

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開場前、準備中の様子。
豪華な日本酒がカウンターに並び、お客さんを今か今かと待っています。

さてみなさん、日本酒、好きですか?
実は私、数年前まで酒があまり得意ではなくて、たいして飲んでいなかったんです。
でも、江口さんの酒紀行などの著書を読んで酒に興味を持ち、
カルカルの江口さんイベントに通っているうちに
いろいろな酒が美味しく飲めるようになり、今やすっかり飲兵衛に・・・
好奇心は人を成長させるとはよく言ったもんだ。
飲兵衛になることを成長と言っていいかどうかは怪しいところだけど・・・

さあ今回はレポーターなのでイベント前に日本酒についてネットで予習。
本醸造酒、純米酒、吟醸酒、大吟醸酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒・・・
な、何がなんだか・・・

米の磨き具合とか、米だけで造ってるか米以外の材料も加えているかとか、
一応違いがなんとなく分かったつもりだが・・・ええい、あとは飲んで体で理解だ!
いざ、日本酒ナイトへGO!

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17時半の開場と同時に多くのお客さんが店内に入り、
蔵元さんが待つ日本酒カウンターは一気に賑やかになった。
どの酒も美味そうで、そんな酒を30種も目の前にすると、
それだけでテンションが上がってしまう。

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お客さんに続けと言わんばかりに、私もカウンターで次から次へと飲み歩く。
ちょ、ちょっと待て。食べ物も入れないとヤバイ・・・ということで、

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揚げ出し豆腐、タコとキュウリの酢の物、カツオのたたき!
日本酒ナイト特別メニューから日本酒が合いそうな三品をセレクト。
美味そうでしょ?

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くいっとお猪口を空けてしまい、再びカウンターへ。
そうするとまた美味い美味いと飲み歩いてしまい、なかなか席に帰ってこれない・・・
純米、吟醸などしっかり理解するつもりだったのに、
美味い酒と場の盛り上がりにすっかり心奪われてしまった・・・
美味い、楽しい・・・それでイイ!

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カルカル大賑わいの中、江口さんとテリーPがステージに登場!
18時、蔵元さんを交えた日本酒トークショーの開始です!

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初手は秋田から飛良泉の斎藤社長ご夫妻が登場。
お客さんから「山廃純米酒が美味い。食事に合う」と大絶賛!
山廃とは日本酒の酒母の造り方で、明治時代に発明された最も古い製法だという。
山廃でない酒と比べるとより濃厚な感じがしますね~

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斎藤社長の酒の名前の話が面白い。
今回持ってきた山廃純米酒の中に長享(ちょうきょう)という名前の日本酒があったが、
これは飛良泉の創業が室町時代の長享元年(1487年)で、
社長が自ら真に納得する酒ができた時にその名前を付けようと思い、
銘柄を暖めていたそうだ。

飛良泉という名前も6月に世界遺産になった平泉にちなんでいるだけでなく、
「飛びきり良い」という意味もあるという。
酒の美味さに魅せられた後、こういう由来の話を聞くと、
さらに酒が美味しくなったような気がして、酒がどんどん進んでいきました。

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二番手は新潟から越乃景虎の諸橋社長が登場。
今回持ってきた日本酒は純米酒が多かったのですが、
江口さんは越乃景虎で一番美味しいのは本醸造酒や普通酒だと言う。

諸橋社長
「高いお酒は原価がかかっているから美味しいに決まってる。
 私はみなさんが毎日晩酌に飲まれる一般酒が一番大事。
 うちはこれが一番原価が高い。」

なんと嬉しい言葉!
高い酒は滅多に買えないけど、美味い酒が安く飲めるのは本当にありがたい。
美味い酒は毎日飲みたいですからね。

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もちろん純米酒も美味い。
越乃景虎の純米酒は全て端麗ですっきり。さらっと飲みやすい。
さらに生産数量が少ないという梅酒(一番右)も持ってきてくれていて、
こちらもお客さんに大人気でした。

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三番手は2009年の日本酒ナイトでも登場していただいた島根・李白の田中社長。
李白は海外で人気があり、なんと約3割の売り上げが海外だという。
「ワイングラスで日本酒を飲む」「熱燗はまだ定着していない」など、
田中社長が語る海外の日本酒事情、とても面白かったです。

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日本ではここ数年ずっとお酒を飲む人が減っていると言われ続けているが、
そう言われるに連れて日本酒はどんどん美味しくなっていると田中社長は言う。
それは造り手の人達が飲んでもらうための努力を続けているから。
なので、昔飲んで苦手なイメージが付いている人でも、
今飲んでみたら全然違うかもしれないですよ。

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蔵元さんの日本酒トークショー、前半終了。
再び大試飲会モードに突入!

ほろ酔いになったお客さんに、
「飲んでますか~?」「うまいですよね~」と声をかけると、
みんな笑顔で気さくに答えてくれるのが嬉しい。

話を聞くと、みんながみんな根っからの日本酒好きというわけでなく、
私と同様、昔は苦手で飲めなかったが、最近好きになったという方もちらほら。
小学生の時、先生が朝から酒臭くて、以来日本酒が大嫌いだったのに、
高知の日本酒を飲んで衝撃を受け、酒蔵まで見学しに行ったという方もいた。

なんて面白い話だろう。
一つの出逢いが古びた意識を一掃し、新たな世界を目覚めさせる・・・
実に痛快じゃないですか!

さあ、酒も肴もバンバン進み、場内ますます盛り上がる中、日本酒トーク後半開始!

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四番手は新橋にある「脱藩酒亭」の芳賀店長が登場。
脱藩酒亭は広島の千福(せんぷく)直営の立ち飲み店で、
芳賀店長は千福の蔵で酒造りを担当していたという。

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お客さんにオススメを聞きながら飲み渡っていた時、
「神力 生もと 純米無濾過原酒85」と答える人が多くいて、
精米歩合85%、つまり15%しか米を磨いていないのに、
同じ神力の純米原酒65より飲みやすいと驚いていた。

こうして飲み比べてみると、
当然なんだけど日本酒の味は一つでないことが分かる。
その数多ある日本酒の中に衝撃の一本は必ずある。
いろんな日本酒を飲んでみたいですね。

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五番手は山口から五橋(ごきょう)の藤岡さんが登場。
五橋の由来は山口が誇る日本一の名橋・錦帯橋の5つのアーチから来ている。
江口さん曰く、五橋は特に女性に人気が高いそうだ。

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五橋では木桶で造っている日本酒がある。
地元の樹齢80年~100年の杉で造った木桶で熟成させた純米酒だ。
木桶を用いると製造は難しくなるが、木の香りが加えられ美味しさが増すとのこと。
今回、冷やとぬる燗が用意され、両方味わうことができました。

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さらに青い瓶の大吟醸酒・西都の雫は、
10月に行われた国体で開会式後の晩餐会の乾杯に使われたという。
まさに山口を代表する日本酒!
山口に行った時、特に錦帯橋を見に行った時は晩酌に五橋を味わいたいです。

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最後に高知から司牡丹(つかさぼたん)の竹村社長が登場。
飲兵衛で大酒飲みと言われる高知の人らしく、登場時には既に飲んでた!

登場するや否や「酒がないじゃないか!」と江口さんやテリーPに酒を注ぎ、
返杯されると「酒を注がれると嬉しいですよね~」と笑顔になる社長・・・
高知だ・・・高知の人だ・・・

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司牡丹、船中八策等、数々の豪華な日本酒を揃えていただいたが、
柚子のリキュール・山柚子搾り(一番右)がお客さんに大好評!
日本酒に疲れた時、柚子の酸味でスッキリさせるとまた日本酒が飲めるという。
酒を飲むために酒を飲む・・・柚子のリキュールにそんな意味があったとは・・・

さらに酒だけでなく肴も用意。

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食べる酒粕! 食べる○○、久々に聞いた!
大人気であっという間に品切れになっていたのですが、
今回のイベントのために特別に用意してくれました。

ああ、また高知に行きたいなあ~

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美味い日本酒を飲みながら、その蔵元さんの話が直に聞ける贅沢なひととき。
酒もトークも心ゆくまで味わいました。

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トークショーは終了しましたが、イベントの終演時間まで試飲会は続く。

カウンターに行って飲み比べしながら蔵元さんからより深い話を聞いたり、
純米や吟醸などの種類毎に相性の良い食べ物の組み合わせを教えてもらったり・・・
そして、他のお客さんと飲みながら意気投合して、
「どうぞどうぞ」とから揚げやポテトフライを貰ったり、
FacebookやTwitterのアカウントを交換したり、凄い盛り上がりになりました。
酒の席ってやっぱり楽しいですね~

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日本酒ナイト、いかがでしたでしょうか。
美味しい日本酒と楽しい話ですっかり酔わせていただき、
江口さんと蔵元さんに大感謝です。

ホント、美味しい日本酒は身近にあるんです。
日本酒に興味を持った人がこのようなイベントに足を運んだり、
元々好きな人が美味しいと思う日本酒や食べ合わせを人に薦めていったりして、
一人でも多くの人が美味しい日本酒に出遭えたらイイなあと思います。

(ライブレポーター・えの)