ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

『「墓マイラーと古墳めぐり」トークバトル!』ライブレポート:アナタはどっち? 古墳好き・墓好きがそれぞれの魅力を語り尽すトークショー! (11.11/27開催)

2011年12月29日

墓巡りと古墳巡り。
どちらもかなりマイナーな嗜好であるが、
実は、踏み込んでしまうと奥深い未知の領域…。

それぞれの魅力を
2人の墓マイラーと2人の古墳マニアが思う存分、
語ってもらうイベントをカルカルで開催!

この記事を読み終える頃には、
アナタは古墳or墓、どちら派になるかな?

Dsc_5594

左から
小嶋独観(墓マイラー)
あきやまみみこ(墓マイラー)
テリー植田(東京カルチャーカルチャー・プロデューサー)
まりこふん(古墳シンガー)
遠藤哲夫 通称エンテツさん(大衆食堂の詩人)

●あきやまみみこ氏による全国の変わった墓巡り

・墓の魅力にハマった訳

Dsc_5626

ニースに旅行した際、
たまたま霊園を見つけて入ってみたらそこは、
美術の教科書に出てきたような美しい彫刻の世界…。

Dsc_5633

その経験をきっかけで墓というものは、
その国その国の美意識が詰まった魅力的なものだと気づき、
次第に墓の魅力にハマっていったとのこと。

Dsc_5666_2

・沖縄のお墓

Dsc_5644

琉球王国の流れを組み、本州とは違った風習を持つ沖縄の墓は
本州とは違った形態をしている。

それは風葬といって、
蔵のような墓の中に遺体を安置して風化するまで待ち、
骨を洗骨した跡、骨壺へ納める習慣であった。

Dsc_5659

また、これは琉球王国のお墓で、まるでお城のよう。

Dsc_5670

本州の葬式は悲しいムードで行われ、
笑ったり微笑んだりすると不謹慎とされているが、
沖縄の葬式は親族が集まりパーティーの様である。

・新聞で話題を呼んだ“墓マイラー”

そもそも「掃苔」という言葉があり、
墓についた苔を掃除するというところから、
墓参りの意味となり、著名人や尊敬する人の墓参りすることを
「掃苔」と呼ぶようになったという。

Dsc_5675

そして“墓マイラー”を新聞社が注目し、
あきやまみみこさんが紹介される!
それにしても日経新聞の「墓萌え天国」って…(汗)。

Dsc_5677

著名人の墓マップというフリーペーパーがあり、
素人でも墓巡りし易いようになっている。

ということで、あきやまみみこさんによる、
著名人の墓ツアーのはじまりはじまり…!

・夏目漱石の墓

Dsc_5681

こちらは文豪 夏目漱石の墓。大きくてどーんとした墓で、
迫力のあり威厳がある。

Dsc_5687

日本好きな外人にも夏目漱石の墓は観光スポットとなっている。
「“日本魂が眠る場所を観光したい”=“夏目漱石の墓巡り”」
という意図から夏目漱石の墓参りしたところ、
ちょうど居合わせた取材陣からインタビューされてしまった
というのが経緯。

Dsc_5690

夏目漱石に作品を読んでほしいという思いなのか…、
フロッピーが置かれてある。
果たして天国の夏目氏はPCを使いこなせるのだろうか…。

・芥川龍之介の墓

Dsc_5693

Dsc_5694

生前愛用していた座布団をモチーフに墓を作って欲しい
という要望があり、その様な墓を作ったとか。

・谷崎潤一郎の墓

Dsc_5700

芥川龍之介と仲がよろしくなかった谷崎潤一郎
それが理由なのか、それぞれの墓は背を向いている。

Dsc_5702

↑谷崎氏の墓の後ろに芥川氏の墓があることを
 示している棒が立っている。

・太宰治の墓

Dsc_5708

太宰治の命日は、このような太宰ファンが墓に終結する。
左の花束を持っている女性が仕切っている。

Dsc_5714

↑愛煙していたタバコが備えられている。

Dsc_5721

そして太宰氏と一緒に入水自殺した山崎富栄さんの墓は、
太宰氏とは別の場所にあり、

Dsc_5723

いつ亡くなったのか分からないため命日が明記されていない。

Dsc_5725

↑さくらんぼが二つ…。

・沖田総司の墓

Dsc_5740

Dsc_5738

新撰組のメンバーで女性ファンが多い沖田総司氏だけあって、
命日ともなれば歴女が墓に大集合。会費を支払うと参拝でき、
この後、懇親会がある。

・坂本龍馬の墓

Dsc_5752

Dsc_5749

もう坂本龍馬ともなれば、
NHKのテレビドラマになってしまう位の人気者なので、
こんな改札口ができている。ところでお賽銭って…(汗)。

●まりこふんがレクチャーする古墳巡り

・そもそも古墳って何?

Dsc_5840

古墳時代にせっせと作られたお墓で、エジプトのピラミッドのようなもの。
その頃は文字文化がなかったため、
詳しい文献がなく「○○の墓らしい」という言い伝えでしか情報がない。
よって古墳を語るには空想を膨らませなければいけない。

Dsc_5845

全国の古墳の中でも指折りな有名古墳はコチラ。
歴史の教科書にあったよね!

・そして古墳の形は14種類といっぱい

Dsc_5881Dsc_5883
Dsc_5886Dsc_5890
Dsc_5891Dsc_5894
Dsc_5896Dsc_5898

まりこふん曰く「絶対古墳デザイナーがいたのでは!?」
というぐらい豊富な種類。
ショベルカーやトラックがない時代なのに、
こんなに大きいものをどのように作ったのだろうか?

Dsc_5854

現代の技術ですらトンネルを掘ったとき、
コンピューターを駆使して掘っても2つの穴は1mずれる。
にも関わらず、3世紀半ばから7世紀末の技術で
これほどの物が建設できる測量技術はすごい。
とエンテツ氏が語る。

・まりこふん古墳レポート

Dsc_5906

まりこふんが、野毛古墳まつりに行ってきました。
そのレポートを紹介!

Dsc_5908

生憎の雨で会場には誰もいない…。
ということで、寂しい古墳まつりが始まる。

Dsc_5916

このお祭りの主催者:寺田さんがナビゲーターで、
野毛古墳祭がスタート。

Dsc_5923

Dsc_5929

まりこふん曰く、
古墳巡りの喜びは頂上から見下ろした絶景だという。

Dsc_5930

学芸員寺田さんが埋葬施設についてレクチャーしているシーン。

Dsc_5932

このお祭りの魅力は古墳以外にもあり、
古代食を堪能することができる!
まりこふん曰く「ドングリは栗の味」に似ているとのこと。

Dsc_5937

古代米の炊き出し。お赤飯そのものの味らしい。

Dsc_5943

世にも珍しい古代ストラップ作り!

Dsc_5947

そして古墳散策が始まる。

Dsc_5951

散策参加者に古墳資料が配布される。
まりこふん曰く「サイコー」とのこと。

そして散策が始まる頃には、
天気が回復してきて、参加者が増え始める。

Dsc_5955

いざ等々力渓谷へ出発!

Dsc_5958

長ーい道のりを歩き、さらに坂道を上って…石室についた!
次は御岳山古墳へ。

Dsc_5969

ただの木々の固まりじゃん…と素人の目には映るが…。
プロからすると列記とした古墳とのこと。

Dsc_5970

普段は鍵を掛けられていて中に入れないが、
今回は特別に中に入れるのだ。

Dsc_5973

そして古墳の登場までには如意輪観音などの、
石仏がいっぱい!

Dsc_5975

まだまだ続く、狐塚古墳へ。
階段を上って更に上へ上へと進む。

Dsc_5984

頂上へ到着!円墳で…と魅力をまりこふんが語るが、
素人にはちんぷんかんぷん。

Dsc_5989

しかし都内でありながらこの様な景色を見られるとは、
古墳巡りは侮れません。

Dsc_5991

激レアアイテム、古墳ストラップが出来上がっていた。
欲しい…。

Dsc_5999_2

最後の締めはやっぱりビール。
運動して消費したカロリーはビールでチャージ♪

●小嶋さんの全国の変な墓

・畑や田の中にポツンとある墓。

Dsc_6009

農業が盛んな地方出身者なら幾度となく目にした光景であるが、
そもそもなぜこのようなものがあるのか…?
その謎について小嶋さんが考察!

Dsc_6013

1.もともと墓があった場所が開墾された
2.開墾者を称えて祀られた
3.田畑の横取りを恐れて

上記の理由が考えられるが、
そもそも現代に制定された法律ではこの様な所に
墓を作ることはできないので、結構古い墓と予測できる。

・変わった埋葬方法“樹木葬”って?

Dsc_6047

その名の通り墓石の代わりに木を植えて祀る方法で、
霊園や墓地などの墓石やコンクリートによる
自然への負担を考え、提案された埋葬方法。

まったく人工物を使わないので、
お墓とお墓の境界線が分からないのが特徴だ。

Dsc_6043

“樹木葬”を扱っているのが、こちらの「知勝院」。
旅館のように過ごしやすそうなお寺。

Dsc_6056

山火事防止のため、お線香やタバコは禁止。
どうしてもという方は、お線香を焚く容器が借りれるので、
それを持って行って、使い終わったら持って帰ってくるシステム。

Dsc_6057

お墓はお化けが出てきそうな暗ーいイメージがあるが、
このお墓は手入れが行き届いているので、
ちょっとした公園のような感じ。

Dsc_6067

この様に“樹木葬”はとても素朴で、
人も生態系の一つとして自然に戻っていく感じがする。

・日本に住むイスラム教徒の墓事情

イスラム教は土葬が大前提であることを知っていましたか?
しかし今の日本は火葬がメインなので、
土葬ができる墓地って聞きませんよね。

イスラム教徒が日本で亡くなると、
どうなってしまうのでしょうか。

Dsc_6088

ごくごく限られた地域だが、土葬可能な墓地があり、
山梨県甲州市にある文殊院は、
土葬可能なイスラム教徒向けの墓地がある。

なぜ甲州市なのかというと、
首都圏で数少ない土葬可能な自治体だから。

Dsc_6096

埋葬のルールが看板に明記されてある。
文化が違うので日本のルールを理解してもらうのが、
難しいところ…。

Dsc_6100

日本の墓の向かいに、
このようにイスラム教徒のお墓がある。

Dsc_6103

Dsc_6106

この囲いは女性専用のお墓。
つまり、結婚してイスラム教徒に改宗した女性達が眠っている。

Dsc_6119

お国柄なのか隣の壁に勝手に名前を書いています。

Dsc_6126

そして子供用のお墓…。

●カジポンによる天皇とルーマニアの墓

Dsc_6138

“墓マイラー”の名づけ親、カジポンによる歴代天皇陵の大紹介!
なんと大阪から駆け付けてくれた。

天皇の墓は宮内庁が管理しているので、
中に入ることができない。

Dsc_6142Dsc_6143
Dsc_6161Dsc_6176

この様に歴代124代の天皇の墓の中から、
19人の墓を紹介してくれた。
やはり天皇の墓だけあってスケールが全く違います。

●ルーマニアの陽気な墓

Dsc_6242

シゲット・マルマッツィエイのサプンツァ村には、
青をモチーフにしたカラフルな墓がある!

Dsc_6246Dsc_6247
Dsc_6248Dsc_6250

人柄、職業などを墓石に描いて、
どのような生き方をしていたのかを偲(しの)んでいる。

Dsc_6264

2人の男性が一人の女性を見つめ、
女性に羽がありハートの上に立っている…意味深です。

Dsc_6262

また電車に跳ねられて亡くなった人の墓石。

Dsc_6260

銃で撃たれたり、首を切られたり…
そんな激しい墓石。

●エンテツ氏が語る古墳の楽しみ方

・古墳はイマジネーション

Dsc_6292

古墳時代は、文字のない時代であったので、
誰の墓なのかを書いた資料が残っていない。
よってフィーリングを駆使して妄想し、
実際に足を運んで体でパワーを感じて楽しむのが古墳の喜び
と語るエンテツさん。

Dsc_6286

また、古墳は丘になっているので、
古墳巡りはウォーキング効果がある!

・縄文時代の都心は海の中

Dsc_6294

ということで、エンテツさんのコーナーは
中沢新一著「アースダイバー」の一説、東京タワーについての話を紹介。

Dsc_6305

古墳時代の頃の都心は海の中であった。

Dsc_6326

そして東京にある古墳の一つ、
上野公園「擂鉢山古墳」。

Dsc_6336

続いて、古墳とされていないけど、
エンテツ氏曰く、恐らく古墳跡の上にあるだろう「鳥越神社」。

このイベントで散々、古墳の写真を見させられて、
目が慣れてきたせいなのか、古墳のように見えます。

Dsc_6344

次に「侍乳山聖天」。
ここも古墳のプロからすると、やっぱり古墳跡だろうとのこと。

Dsc_6346

このカーブか正しく古墳のカーブ!
そう言えばその様に見えてきます…。

Dsc_6365

現代、3つ古墳の上には「東京タワー」があるという。
人々が集まるこの観光スポットに「東京タワー」が存在するのは、
偶然だろうか、必然なのだろうか?

Dsc_6367

この説から、「スカイツリー」がある場所には、
どんな古墳が眠っているのか?

5人の墓・古墳のスペシャリストの話はどうでしたか?
一つの趣味を徹底的に極めるのって楽しいですよね。
まだ取り組むテーマが決まっていないという人、
古墳や墓はどうですか?

特に著名人の墓巡りはかなり面白いですよ!
是非、トライしてみましょう。

ホシスミレ/へんしゅう&ぶんぴつ家