ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

『クラゲの不思議な世界 vol.2』ライブレポート:お持ち帰りOK♪ カルカルがクラゲ水族館に!? 不思議な生き物クラゲに迫ったイベント (12.5/20開催)

2012年07月16日

お盆過ぎの海でクラゲ大発生!
うっかり刺されて大変な思いをした方も多いハズ。

そんな気持ち悪いクラゲでも何かしらの意味があるかもしれない。例えばコウモリは、見た目や数から人間にとって悪い生き物の様に思われてきましたが、害虫を食べてくれる良い生き物と見直されました。それならクラゲだって…。

Dsc_8482

ということで、まだ謎が解明されていない不思議な生き物「クラゲ」に纏わる専門家をお招きして、色々な話を聴けて、クラゲを見学できるイベントが開催されました。

Dsc_8543

【司会】
小原 賢
平山 博文

●条件が悪いと溶けて無くなっちゃう…クラゲの飼育って難しい

Dsc_8560
・上野 光・大川内 浩子
神戸市立須磨海浜水族園 魚類飼育課

水族館でクラゲを飼育しているお二方がゲストに。知識ゼロのところからのスタートで、休み明けに水槽を覗いたら溶けていなくなっていたと、飼育の苦労話を語ってくれた。

Dsc_8564

現在は7種類のクラゲを飼育している「須磨海浜水族園 」、
そのクラゲ達はどこからスカウトされているのか?

Dsc_8570

それは近隣の海から採取しているとのこと。
ということで、クラゲコレクションを紹介。

Dsc_8573 Dsc_8575
左:赤クラゲ。乾燥させて粉にして鼻で吸うとくしゃみが出るクラゲ。
右:アマクサクラゲ

Dsc_8576 Dsc_8578
左:オワンクラゲ
右:カミクラゲ 春に現れる

Dsc_8581 Dsc_8583
左:チョウクラゲ
右:ユウレイクラゲ

●謎の潜水服人間現る!! クラゲと何の関わりがあるのか?

Dsc_8599 Dsc_8602
・保田 章(海洋プランニング株式会社 名古屋事務所 所長・潜水士)

Dsc_8611

この様に大発生するミズクラゲ。決して美しいものではありませんよね…。その謎を解くべく、保田さんはクラゲのもう一つの姿 ポリプについて調査しているんだ。

Dsc_8622 Dsc_8617

ポリプはだいたい船の底に引っ付いており、特にポリプ調査は真冬に行われる事が多く、

Dsc_8627

これ位の大きさに

Dsc_8632

こんなにポリプが占めている。水温が低くなる11月となると次第にポリプがクビレ始める。

Dsc_8636 Dsc_8638

御碗が重なったように数がどんどん増え、

Dsc_8645

コーンのようになる。

Dsc_8648

そして、エフィラとなりクラゲとなっていく。

Dsc_8663

クラゲの大発生は発電所にも影響があり、タービンを冷却するのに海水を用いるが、クラゲの大発生が起きると発電量を下げるしかない。保田さんの活動がクラゲ大発生の原因究明になれば…と今後の課題を語ってくれました。

●休憩中は展示されてあるクラゲを見放題!

Dsc_8531 Dsc_8521

グラスに美しく飾られたクラゲ達。休憩中はそのクラゲ釣ってエサを与えることができる。クラゲはエサ食べるとどのようになっていくのか…要チェックです!

●ぬらりひょんのモデルはクラゲだった

Dsc_8699

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で主人公 鬼太郎のライバル「ぬらりひょん」は、

Dsc_8705

この「タコクラゲ」がモデルとのこと。なんかそう言われると、ぬらり~と浮いていて、ひょんっと出現しそうですよね。そんな衝撃的な情報を教えてくれた藤井さんは、海の謎を解く学問、海洋生物学の研究者の一人。

Dsc_8695
左:藤井 直紀(佐賀大学低平地沿岸海域研究センター特任助教)

Dsc_8709

有明海にこんな大きなクラゲが…。これは備前クラゲといって一応食べられるクラゲ。お味は好き嫌いに分かれるらしい。

Dsc_8719

調査活動は船でクラゲを採集したり、岩場で地味に採取したり…、

Dsc_8730

時々空からも撮影したりしています。

●共生するクラゲもいる!

クラゲは御碗のカタチで海にぷかぷか浮いているだけでななく、他の海洋生物と共生して生きている種類もあるという。そんな情報を教えてくれたのは、こちらの三宅さん。

Dsc_8695
右:三宅裕志(北里大学海洋生命科学部 水圏生態学研究室 講師)

Dsc_8748 Dsc_8751

クラゲのエサの食べ方は、体中にある繊毛でエサを口にかき集めて食べるとのこと。

Dsc_8762 Dsc_8764
Dsc_8766 Dsc_8768

釣の時に使うエラコはニンギョウヒドラと共生している。何故この2つが共生しているのか、まだ解明されていない。因みにニンギョウヒドラと名付けられたのかは、拡大すると人の形をしているからとのこと。

Dsc_8492 Dsc_8494

普段の生活でクラゲなんて意識していませんでしたが、まだ分かっていない事がいっぱいあるんですね。特にクラゲ大発生と発電所の問題は、大震災の影響で電力不足が懸念されているので要注目。

クラゲに注目が集まって研究が盛んになり、
今まで解明されなかった人間との関係が分かったら面白いですよね。

ホシスミレ/へんしゅう&ぶんぴつ家