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『マグロの美味のひみつ、生き様のなぞ』ライブレポート:学校では教えてくれないマグロの秘密を教えてくれるトークショウ♪ (12.5/26開催)

2012年07月30日

年々数が減りつつあるマグロ。クジラの様にマグロがスーパーから消える日も、そう遠くないかもしれません。

そうあってはいけないと、マグロ謎について研究している科学者 北川貴士さんが、素人にも分かりやすくレクチャーしてくれるイベントがカルカルで開催されました。

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左:司会/小原賢(カルカルプロデューサー)
右:北川貴士(東京大学大学大学院・新領域創成科学研究科助教)

●初競り 1本 3249万円!? マグロってどんな生き物なの?

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築地の初競りで高額な値段で取引されるマグロ。とっても美味しくて日本人大好きな生き物ですが、体の構造、生態系、なぜ頭数が減ってきているのか、未だ分かっていないことだらけ。

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まずマグロの種類は上記の通り。メバチ、キハダなんかはスーパーでお馴染みですよね。

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通常、魚は変温動物ですが、なんとマグロは体温を持つ魚。
マグロの赤い部分が熱を発する部分で体内で最も高温となっている。

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マグロは太平洋を行ったり来たりしていて一生を過ごす。まず冷たい海では子供は生きていけないので沖縄で生まれ、北上して北海道からカルフォルニアまで移動し成体となって、再び日本へ戻ってきて沖縄で産卵する。そして産卵を終えたマグロはニュージーランドで息絶える。ニュージーランド産のマグロはあまり美味しくないということか!?

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エラ呼吸の筋肉が弱いマグロ。止まると呼吸ができないので死ぬと言われているが、それは都市伝説。別に死ぬことはないとのこと。

●調査はカッコいい白の船でいく

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移動距離が半端じゃないマグロを追いかけるので、調査はこんなに大きい船で行う。

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選別作業はこれだけの大人数で手作業で行われる。
その中からちょっと変わったものを紹介!

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伊勢エビの赤ちゃんは透明なクモの形をしている。これは意外ですね!

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米粒ぐらいの大きさで、イカみたいで、可愛らしくて、美味しそうな稚魚はマンボウとのこと。これではヒナを3億個産んでも、ほとんど食べられちゃいます。

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マグロは成体になるためにカルフォルニアに向かうので、調査はフォルニアでもおこないます。カルフォルニアの船を使うので、必然的に船員もアメリカ人となり、まかない飯もアメリカンスタイルとなります。

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またタイセイヨウクロマグロとクロマグロは別種というのも驚き。

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メバチとキハダの区別はかなり難しく、腹の縞模様で見分ける。縞模様が右下なのがキハダで、垂直なのがメバチとのこと。

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「カジキマグロ」は実はマクロじゃない。形から見ても全く違いますね。スーパーで「カジキ」という名前で販売しても売れないので「カジキマグロ」と俗名で販売すると、名前に釣られて売れるので慣習的にそのようになっている。

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またこのようにスプーンでえぐられた様なキズ有りマグロも市場で見かけることがある。それはこのダルマザメの仕業。普段は深海に住んでいるが、夜になると浅いところまでやってきて、カジキ、マグロ、クジラ、イルカなどを食いちぎってしまう。

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このようなマグロの面白い小話を北川さんが書き綴ったエッセイ集が絶賛発売中! 一冊読めば、酒の肴になるような有難~いトレビアが詰まっております。是非お買い求めください。

ホシスミレ/へんしゅう&ぶんぴつ家