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NIFTY-Serve大同窓会【第1夜】やっぱりパソ通が好き。パソ通マニアが一挙集結 ライブレポート(12.8/20開催)

2012年09月19日

1987年から2006年までの19年にわたり、ニフティが運営してきたパソコン通信サービス「NIFTY-Serve」が
2012年5月24日から、1年間の期間限定でウェブ上に復活。
http://www.niftyserve.com/

「昔の仲間と今度はリアルの場で再会したい!」「当時の懐かしい思いを語り合いたい!」という
かつてのNIFTY-Serveユーザーのみなさんの声にこたえるべく、
カルカルにて真夏の「大同窓会」が3夜連続で開催されました。

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第1夜は「やっぱりパソ通が好き。パソ通マニアが一挙集結」と題し、
かつて一世を風靡した伝説のシェアウェア作者を迎えてのパネルトークから
人気フォーラムのシスオペによるライトニングトークなど、
NIFTY-Serve黄金期を憶えているユーザーにはたまらない企画が目白押し。
会場には当時の賑わいを彷彿とさせるコーナーも設けられ、参加者の興奮を誘っていました。

日本酒フォーラム(FSAKE)の選んだ日本酒が味わえる利き酒コーナー
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NIFTY-Serve全盛期の80年~90年初頭の「自室」を再現したコーナー。
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イベント期間中限定で復活したNIFTY-Serveのチャット機能「CBシミュレーター」コーナー。
ネットを通じて会場の外参加する方も。

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NIFTY-Serveの広報誌「SEE YOU ONLINE」を持参してきたユーザーさんも。
懐かしい!
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会場のみなさんがほろ酔いになりだした頃、暗転とともにイベントがスタート。
とあるユーザーの電子掲示板への書き込みとともに、大同窓会が幕を開けました。

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第1部は、NIFTY-Serveユーザーのあいだ人気を誇った
シェアウェア作者のみなさんによるパネルトーク。

かつて制作されたフリー・シェアウェア啓蒙ビデオの上映から始まりました。
懐かしの画面に ビリビリと来た方も多かったのではないでしょうか。

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ビデオが終わると、ステージ上にパネラーのみなさんが登場。
左からモデレーター・ FWINDOWS(WINDOWSフォーラム)坂本光正さん、
テキストエディタ「秀丸」作者斎藤秀夫(秀まるお)さん、
自動巡回ソフト「AirCraft」作者の飯塚豊さん、
通信ソフト「MOPTERM」作者の毛塚正弘さん、
そして「NITY-Serveシェアウェア送金代行係」の藤本裕之さん。

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トークのテーマはずばり「シェアウェアでどれくらい儲かったの?」
NIFTY-Serveユーザーならば知らない人はいないほどの人気を誇ったシェアウェアたち。
いったいどれほどのお金が作者のもとに届いたのか…

「秀丸エディタを開発した当時、大手メーカーFで勤務していたのですが
その年の確定申告で申告したお金が800万円ほど…
一番儲かった1998年ごろは、1年に1.5億円の収入がありました」

緊張しているのか酔っているのか、赤い顔で頭をかきかき話す秀まるおさん。
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「「そんな(シェアウェア収入の)大金をひとりで持っていたらダメだ」といって
気がついたら家族が勝手に会社を登記していまして。
完全に財布を取り上げられてしまいました…」

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「当時、NIFTY-Serveでは、シリアルキーを入力して機能制限を解除する
いわゆる「キーウェア」の配布を認めていませんでした。
つまりNIFTY-Serveにアップされたシェアウェアはタダで全機能使えていたのですが、
そのまま使えてしまっては作者の方に申し訳ない、ということで
作者の送金支援サービスを始めたという背景があります。」

と、藤本さん。

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この仕組みを使って作者の方に届いたのは、お金だけではなかったようです。

秀まるおさん
「サポート対応した岩手のお医者さんから、毎年そうめんつゆが贈られてきます」

飯塚さん
「山形にある、とある不動産会社の支社の方からポツポツと送金がやってきて、
そのうちその会社のいろいろな支社から続々と送金されてくるようになったんです。
実はAirCraftが社内のグループウェアとして導入されたと聞いて、
すごく嬉しかったのを覚えています。」

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坂本さん
「きちんとお金を払っていた善意の人達によってシェアウェアは成り立っていた。
いまの「フリーミアム」の走りだったとも言えますね。」

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飯塚さん
「NIFTY-Serveシェアウェア送金代行システムは、
世界に先駆けてキャリア課金を実現していたんですね。」

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坂本さん
「ところで…シェアウェア作者のみなさんは、現在も開発を続けられているのでしょうか?」

秀まるおさん
「最近のメインは、畑仕事です。」

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一同
「えっ」

秀まるおさん
「「みんなに追いつこうとiPhoneを買ったりAndroid SDKを導入したりしたんですけど…
端末を見ていると目がくらくらしてきちゃって。
いまは秀丸エディアの保守は続けつつ、畑仕事をメインにやっています。」

「ほら、氷河期がまた来るなんていう話もあるじゃないですか。
肥料とかやらないでも育つから、イモ類はマスト。(謎のメモを見ながら)」

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まさかの展開を迎えたパネルトークに続いては、
かつての人気フォーラムのシスオペによるライトニングトーク。

FPDA(携帯情報ツールフォーラム(国内PDA))シスオペのみのたんさん。
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「前身のフォーラムで意見を投稿していたらある日会議に呼ばれて、
気がついたらニフティに企画書を出していました。
前準備なしでいきなりフォーラムを立ちあげてしまいました。」

メーカー本社での交流会から”22時間オフラインミーティング”まで
多才なイベントを積極的に開いていたみのたんさん。

「紅一点だった運営メンバーと、気がついたら結婚してしまいました。
気がついたらシスオペになり、気がついたらNIFTY-Serveで結婚してしまった。
NIFTY-Serveのおかげで人生が変わりました!」

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第2部は、会場に集ったユーザーによる交流会。
東京フォーラム(FTOKYO)シスオペの国枝さんが音頭をとり、みんなで乾杯!

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イベント終了予定時間を超えてもなお、再開を喜ぶ声が会場にひびき続きました。

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ただいま。おかえり。おひさしぶりです。
NIFTY-Serveで、昔の仲間にもういちど会いに来ませんか?

http://www.niftyserve.com/

(ライター・天谷窓大 @amayan)