ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店

2012ソーシャルメディアお台場ナイト ライブレポート(12.9/20開催)

2012年11月21日

ソーシャルメディアで注目の著者たちのジョイントで行われた「ソーシャルメディアお台場ナイト」。

FacebookとTwitter、そしてブログの達人ふたりが、「人との出会い」を駆使して活躍するためのノウハウを余すところなく披露しました。

人とのつながりの価値を力説する、星野有香さん

最初の講演は、スターシード株式会社・代表取締役の星野有香さん。

スパセラピスト、銀座ホステス、営業職を経て会社経営の道へ。「金儲けより人儲け」をスローガンに掲げ、リアルな交流とSNSを取り入れるスタイルでお仕事をされています。

この2年間で出会った人数はなんと3000人。ソーシャルメディアを介した繋がりは10万人と、女性経営者では全国屈指の影響力を誇っています。

人とつながり続けたくてソーシャルメディアを始めたものの、最初はTwitterのフォロワーが30人だったという星野さん。ブログを書くことで自分のオピニオンへの注目を集めるよう働きかけ、自分自身の影響力を積み上げていったそう。「ネット上のコミュニケーションであっても、いちばん大切なのはリアル」と強調する様子が印象的でした。

「売れる営業マンは自分自身を売る。自分自身に興味を持ってもらうこと」

「ただページを作って「いいね!」を集めてもだめ。普段の人間関係をつなぎとめておくことに一番の価値があるんです。売れない営業マンはモノを売る、売れる営業マンは自分自身を売る。自分自身に興味を持ってもらうことがなにより大切なことです。」

続いての講演は、セルフメディアエイジェント株式会社・代表取締役の和久井海十さん。

和久井海十さん

温かい話しぶりが印象的な和久井さんですが、かつて高校生時代には鬱病を患い、苦しみの日々を送っていました。18歳の春に上京、新聞配達の住み込みをはじめたことがきっかけで「楽しく働く事」がモットーになり、昼は車の営業、夜は大学で経営の事を学ぶなど、努力の日々へ。大学卒業後はIT商社を経てインターネットコンサルタントとして独立し、延べ100億の売り上げを上げたそうです。

会場では、和久井さんの活動プロフィールを振り返るビデオの上映も。

とあるプロジェクトで仲間の夢を応援しているうち、人の夢を叶える楽しさに目覚めたという和久井さん。現在はブログを用いた情報発信のコンサルティングを精力的に行っているそうです。

「人生にはこんなにも楽しいことがあるんだ」と、和久井さん。

いまやTwitterなどの「ミニブログ」と呼ばれるサービスが主流のソーシャルメディアですが、あえてブログを選ぶ理由は「枯れた(安定していて不具合が解消されている)システムだから」。ブームこそ過ぎたものの、多くの人が使うブログというメディアの可能性を信じ、現在もブログ運用のためのノウハウを積極的に公開しているとのことでした。

真剣な面持ちで耳を傾ける

第二部は、星野さんの著書「ソーシャルメディアを仕事に活かす本 ーフェイスブック、ツイッターをもっと使いこなす85のノウハウー」を担当した実務教育出版の瀬崎さん、和久井さんの著書「Amebaブログで売上を10倍にする技術!」を担当した秀和システムの中野さんを交えてのパネルディスカッション。

担当編集者をまじえてのパネルディスカッション

人気沸騰の星野さんの著書ですが、「企画会議では2回ボツにされていた(瀬崎さん)」。渾身の説得が実を結び、見事ゴーサインを得ることができたそうです。

「星野さんを紹介したいという一心でここまで来ました」と瀬崎さん。

「ここまでこられたのも、著者の熱い思いがあってこそ。熱意の共鳴が出版に至ったんです。」

「出版には熱意の共鳴が欠かせない」と中野さん。

より共鳴の幅を広めるために大切なこと、それはずばり「配分」であると、星野さん・和久井さんは力説します。

「しっかり読んでほしいものはFBに、多くの人に読んでほしいものはTwitterに」と星野さん

「私の場合は、Faceookをメインプラットフォームにしています。ソーシャルメディアでのコミュニケーションには「631の法則」というものを決めて取り入れています。コミュニケーションのうち6割は、人に絡みに行く。3割がプライベートの公開と、自分を売ること。そして残りの1割でブログやホームページを紹介します。しっかり読んでほしいものはFBに、多くの人に読んでほしいものはTwitterに流しています。ブログはよそ見をさせないメディアだと思っているので、その特性を活かして情報発信をするように心がけています。(星野さん)」

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「ブログもFacebookもTwitterも、全部やったほうがよいと思っています。大切なのは特色に応じて戦略的に組み合わせること。ブログなら過去記事を検索しやすいし、写真が貼れて文字数制限もありません。一個だけではなく、複数使い分けて、呼んだ人が問い合わせしてくれる仕組みを作ることが大事ですね。(和久井さん)」

ワクワクが表情に現れている、来場者のみなさん。

大切なのは、メディアを使うということではなく、より人に共感してもらえるためにどう組み合わせるかということ。それぞれが持つ特性を上手に活かしながら複数のソーシャルメディアを使いこなしていくことがもっとも有効であるという意見をまとめて、2時間あまりに及ぶ「ソーシャルメディアお台場ナイト」は幕を閉じました。

(ライター・天谷窓大)